生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

「喉のばい菌が下に降りてきたかな?」

 こんにちは。タイトルは昨日病院でお医者さんに言われたことです。まるで子供相手のようだけど、なんか納得しちゃった。もともとは4月3日くらいに「喉が痛い」から始まった風邪。調子がいいとは言い難い、けれど不調とも言い切れない日々を過ごしていて、昨日は一時間単位で発熱や撲殺睡眠や覚醒を繰り返し、悪化しているのか治っているのか理解しがたい状態になったので病院に行ったのであります。

 私が行く病院は塩鯖と同じ病院。塩鯖は必ず血液検査があって45分は待つのだけど、私のような病院ライトユーザーは待ち時間も少なく、なんと15分で診療から投薬まで完了。運が良かっただけかもしれないけど。本当は薬局でベンザブロックでも買おうかと思っていたんだよね。でも1600円ぐらいするんだ。病院なら今月はまだ再診だしきっと安いと思って病院を選んだんだけど、まっこと正解だったね。治療費は全部で1100円でした。

 若いころは症状が消えたら薬を飲むのをやめてしまったけれど、今はゴールまで飲み切ります。年齢を重ねるごとに医者の言うことを聞くようになるおりこうさんです。

 で、昨日家の中でもダウンを着て帰宅した塩鯖を迎えたら、塩鯖も喉が痛いと言い出している。これはいかんとイソジンのど飴をあげました。冬からずっとかばんに入ってたこの飴、効くとか効かないは正直分かりづらいけれど、潤うので良し。

 よくよく考えたら二人とも喉が喉がと言ってるのに燻製とか作ってバカじゃなかろうかとちょっと思いました。いいんだよ、楽しかったからいいんだよ。

 もう寒いか暑いかわかんないから、ずっと塩鯖のダウンジャケットを着ています。悲しいほどにジャストフィットです。

お天気も良く、部屋は燻製臭く

 おはようございます。今日は良いお天気。今はまだ晴れているので窓を開けてお掃除&喚起。ええ、しっかり部屋が燻製臭いです。嫌な臭いじゃないのでいいけどね。

 さて、昨日の今日であまり書くこともないんだよな……。あ、そうだ! ブロン液! もう二週間ぐらい風邪が、具体的には咳が止まらないんだよーと思っていたので、薬局でブロン液を買ってきた。昔ながらのブロン液エース。驚くほどピタッと咳が止まった。といっても、次の飲用タイムぐらいにはこほこほするけれど、げぇっほぉぉぉ、という咳は出なくなった。そして投薬から三日目、ほとんど咳き込まない。もう飲まなくていいぐらい。

 すぐ効く薬、良く効く薬は怖いと思う。けれど、なぜかわからんが効くものはありがたい。体に有害なものなら販売されてないだろうから、用法容量を守れば大丈夫だろう。

 薬と言えば、ワクチン問題。ツイッターでワクチン接種しないママさんに宛てた、幼稚園からのお手紙を見た。非常に心がこもった、気持ちを察することができ、丁寧で失礼がなく、しかし伝えたいことだけはしっかりと入っているよくできたお手紙だった。行間から「ぶっちゃけ言いたくもないが、あなた方の思想や意思を貫くことで、他の園児にも危険が及ぶ可能性があるんだから罹患したら連れてくるなよ」という本心が見て取れた。

 私はこのお手紙はとても正しいと思う。正直、業務連絡に気持ちなんてどうでもいいが、はっきり言ってワクチン接種を拒否する連中は理論を振りかざしているようで非常に感情的だ。だから論理的に伝えたとしても「冷たい」だの「人間味がない」だの「気持ちがこもってない」だの「幼稚園は子供を預かるところだろう(金払ってるんだから預かれ!)」と言う。ならばこちらも感情をこめて伝えたらいいということだ。

 塩鯖は長らく販売に携わっている。クレーム対応なんて慣れっこだろうと思って質問した。

Q.大声でワーワー言うクレーマーが来たらどうするの?
A.他のお客様にご迷惑になるので、って比較的やりやすい(オールドタイプ)

Q.やりにくいお客様はどんなの?
A.小声でぼそぼそ理屈っぽいクレームつける人(ニュータイプ@未覚醒)

 時代は変わっているようだ。もちろん、こういうタイプのクレーマーも対応できるそう。私だったら黙って全部聞いちゃって泥沼コースなのが見えている。

 コミュニケーションスキルに自信がない人は多い。でも、誰もが最初からコミュニケーションの達人ではないし、クレーマー対応が得意なわけではない。何度やっても不得意な人もいるし、いくつかの数をこなしたら要領をつかむ人もいる。こういう対応が上手な人は多少面の皮が厚いか、鋼メンタルか、自信家だと思っていたが、それは私の思い違いだった。コミュニケーションが上手に見える人の多くは、人と自分の線引きがしっかりできる人だ。相手が怒ってるからといって、相手に合わせなければならないわけではない。理解することは同化することではない。感情や発言の裏にある本当の欲求を聞ける人のことを「コミュニケーションスキルが高い」というのだ。

 今までのお仕事で「この人はコミュニケーション能力高いよなあ(雑談が多いタイプではなく、本当に相手の望むものを的確に見抜いて広がる提案ができる人)」と思う人が何人かいた。私は自分のスキルに不安があるので聞いてみた。普段から高いコミュニケーションスキルを発揮してるんですか? って。お返事は塩鯖とも同じだった。

「基本、人に興味ないから一人で過ごすことが多い」

 量の問題ではなく質の問題なのだな、そしてその「質」というのも、自分で向上させている(多くを学び取って糧としている)のだなと思った。私なんてまだまだ人間ができていないので、感情を消費して終わっちゃうことが多いので、とても勉強になる。

 そうそう、塩鯖がパソコンを忘れたというので届けに行っている道中で、ふと気が付いたことがある。私は男女雇用機会均等法なんてくそくらえだと最近書いたが、私自身「女ばっかり家事と育児と仕事なんて忙しすぎる、不公平だ」と思っていた。だから男女が平等になると聞いて「そりゃあいい」と思ったこともある。もちろん、これは日々休む間もなく働いている母を見て思ったことだろう。でも、自分が働く側になって男女平等の風にさらされたとき「平等って不公平だ」と思ったのだ。うん、今考えても「もやしメンタル」だと思う。お前文句しか言ってねえ、とも思う。けれど私はそう思った。だから女性の権利活動関係に対して嫌悪感を持っているのだ。

 私はきっと、頑なに平等は公平だと信じていたかったのだ。でも、世界の法則はそうではない。理不尽で無常で時々奇跡が起こる。自分がコントロールできることも少なければ、誰かに割を食わされているなんてこともごくわずかだ。私は自分が感じた不平等に理由をつけたかった。不平等さを認めたくなかったから。でも最近そんなの無駄だなと思うようになった。そしたらかなり生きるのが楽になった。

 因果は自分の外にあるのではない、自分の中にある。そういうことだ。今は突発の事態もそこそこ楽しんでいる。

我が家で燻製できるようになったよ

 いろいろごそごそしています。こんにちは。今日は塩鯖が突然「片づけるぞ!」と言い出して、ダイニングテーブルが発掘されました。いやそれは大げさよ。物は多かったけど埋もれてはいなかったよ。

 さて、先日塩鯖が仕事帰りに(超珍しく)電話してきました。内容は「ご飯はできているかい?」です。このメッセージは「居酒屋に行きたい」という意味です。幸い、ちらし寿司とししゃもと小鉢ぐらいしかなかったので、ししゃもだけ食べて居酒屋に行きました。そこでメニューに卓上でできる燻製を見つけて、嬉し気に頼んでみたわけです。そしたらこれがべらぼうに美味いの。あまりに美味しさに同じものを買っちゃいました。

 これ、空焚き調理もできるので優れものです。やっぱりさ、電気よりガスの方が時間が短いの。ちょっと上手に使えばカンパーニュぐらい焼けるんじゃないかしらこれ。で、さっき届いたので早速燻製を作ってみました。

 内容は、讃岐でんぶくナシフグ)と鳥のチューリップとウインナーです。一番おいしかったのはでんぶく、めちゃくちゃ濃厚でぷりぷりに仕上がりました。ウインナーは3ランクぐらいアップした感じ。こちらも非常に美味しく仕上がりました。鳥のチューリップはねー、追加加熱したんだけど火が通りにくかったです。なので今度からは茹でて燻製にします。干すのが本来の使い方なんだろうけど、それはちょっとめんどくさい。

 かかる時間は10~15分程度だと思います。チーズなんかは溶けちゃうと滴っちゃうので気を付けて、とのことです。

 知らなかったのだけど、燻製には3種類あるそうです。熱燻法、温燻法、冷燻法。もともとが保存食のための調理方法だとしたら、熱はほとんど保存できないだろうね(香りづけ)。でも、お手軽で燻製気分が味わえるからいいと思います! っていうか、あんまり調理らしい調理せずとも、加熱していぶせば美味しくなるなんて最高じゃね?

 というわけで、今夜は燻製です。ちなみにこの鍋は水分を使わない蒸し(水を張らないで食材の水分だけで蒸すやり方)にも向いているそうです。根菜蒸してバーニャカウダーとかいいかもね。

 本格的な燻製をするのであれば、この器具は適さないと思います。だけど、気分だけでも~表面だけでも~ならばお手軽です。換気扇全開+窓を開けて使えば、窒息することもないでしょう。気になる方はカセットコンロ+ベランダで。お勧め。