世界一あたたかい人生相談

世界一あたたかい人生相談―幸せの人生レシピ

世界一あたたかい人生相談―幸せの人生レシピ

 ホームレスが答えてくれる人生相談。そのうえレシピつき。

 他愛もない相談から重い相談まで、同じぐらいの文字数で同じぐらいの温かさで、なんでも答えてくれる。

 ホームレスというと良いイメージはまったくない。かといって、悪いイメージもない。それは一番よろしくない「無関心」っていうこと。でも、今の仕事(国保のお仕事でござる)をし始めて、いろんな制度とか日本の現状とかを意識的に学ぶにつれて見方は変わってきた。でも、あたしはホームレスの知り合いがいない。触れ合う機会も、積極的に持たないからない。

 ホームレスというと、放棄した人みたいに思ってしまうところがある。働くことを、家族と生活することを、生きることを、放棄した人。でも本当は、そんなことない。だって生きてるから。路上の臨場感の中で眠ったり、知らない人に声をかけられたり、ときには虐められたり、助けてもらったり。きっと想像もできない大波の人生を送っている。

 苦労した人ほど人にやさしくできる、といわれることもあったけれど、今はどうなのかわからない。けれどこの本を読むと、なにを苦労として受け止めるのかによるんだなと思う。苦痛を苦労と呼ぶのか、壁を乗り越えるときの踏ん張りを苦労と呼ぶのか。

 こんなに温かい答えをもらえたら、相談した人は救われるだろうな。そしてレシピも最高です。公園でカップラーメンとか買ってきたコロッケで即席サンドとか、レシピじゃないじゃんって思うけど、絶対美味しいんだもん。