ロックンロールが降ってきた日


 最初に言っときますが、わたしテクノ派ですから。隣の席の子が長期休暇だっていうので貸してくれたので読みました。律儀だな、オレ。

 バンドマンたちが語るそれぞれの「雷に打たれた日」のこと、です。はい。ロック野郎に興味ねぇよ!! だけどヒロトとマーシーのとこは絶賛だよ!! 偏見に満ち満ちています。

 多分誰しも「うわぁ、こりゃすげぇ」ってものに一度は出会っていると思う。その瞬間をどれぐらい鮮明に焼き付けておけるか、そこに手を伸ばそうとするか、がアーティストになるかならないかの違いだと思う。

 アーティスト名と曲名ばかりだからすぐに読めちゃうんだけど、だいたい出てくる音楽は聞いたことがある曲だったので、うん、期待通りというか期待通り過ぎると言うか。

 これを読んだってロックは分からないよ。だって他人のロックはあくまで他人のロックだもの。

 ロック野郎ばかりなのでテクノ・レゲエ方向はほぼナシね。モータウンやプログレが出てきたとこはちょっと「おぉ?」って思ったけど、ハマったらルーツ探りやるもんね。

 ひとつ気になったのは、この本を出版する経緯。ダウンロードして5回聞いて削除される音楽に疑問を持った人がこの本を作ったわけだけど、5回聞いて削除される程度の音楽が溢れてるってことだから。そこんところを忘れずに。

 ただ、やっぱ音楽って「うおー! これすげー!」ってギター買ってきて練習してやれたら「楽しい!」って思うんだなぁ。あたしは小説を丸ごと手書き写ししたけれど、全く同じことだよね。好きなら、好きで好きで仕方ないなら、多分自然とやることだよ。しかし小説丸写ししてると「キモヲタ」呼ばわれするので勧めませんが。ちっ、バンドはもてていいなぁ! 大好きな大槻ケンヂ氏は「モテたいから!」でバンド始めた人ですが。分かりやすいよね。そして歌上手にならないよね。この本には出てきてません。

 どうも最近、解析ばかりで実践しない子が多いなぁと思ったりするのです。はい。ギターツールじゃなくて、ギター買おうぜ。