マジョモリ

マジョモリ

マジョモリ


 細い線と清々しい緑が美しい絵本です。水彩画かと思います。本当に割ったばかりの竹のような清々しさです。

 御祭神木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と書かれていました。わたしはよく知らないのだけど、美しい名前ですね。

 ある女の子が「御陵」と呼ばれる森へ招待されるお話しです。子どもたちの間では「マジョモリ」と呼ばれている神聖な森です。4種類のお茶と甘露が振舞われます。甘露は想像するにそれは先取りの春のような味なのだろうと思います。先取りのものってすぐに消えてしまいそうなさわやかさがあるでしょう。ああいった感じを想像しました。

 ここに出てくるお母さんがかわいいです。

 ハナさんの登場する場面の絵は、神様というよりは神様の子どものような初々しく瑞々しい美しい絵でした。