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友達と親友の境界線についての勝手な分析

ザ・インタビューズ

 なんでも線引きすりゃーいいってもんじゃねえよ。

 区分けにあまり意味はありません。友達も親友も等しく親しい仲ですから。

 あえて区切りを付けるとすれば、親友はなんでも話します。相手が興味がないことでも話します。でも、ごめん興味ない話だったね、というのはありません。あたしがあんたに話したいから話してるのであって、盛り上がりたいわけじゃないんです。意外と盛り上がったりして面白いんですが。興味の対象が違っても、感じる地点は同じだからかなと思います。

 わたし現代アート全然わからんのですよ。でも友達はすごく好きでね。で、なにが面白いんだいって聞くと歴史とか背景とかとくとくと語るんですよ。真似できない静かさと知性があってね、ああ、あたしこれを見るのが好きだわと思うんです。別の友達だと小説についてね。彼女の友達がデビューしたそうなんだが、すっごいシビアに「歴史小説なんだけど徹底できてないんだよね。編集も甘いと思うわ。ほらここ、この感覚は現代よ」って言うのね。「でもすげーじゃん。デビューだよ。長編は体力使うよ」って言ったら「じゃあ自分が出すとしてどう? しんどいからここでいいって思う?」ってね。そうだよね。絶対妥協しない。

 はい、親友との会話はこんな感じ。

 友達は傍目から見たらバカかアホかぐらいしょうもないことで盛り上がります。お互い分かっててネタを振るんです。

「特撮展やっぱ行ってきた! ジオラマのムダに細かいところがすごいよ!」
「ムダを見るために金を払うのはごめんだね」
「ムダに金と労力を使ってこそ美術だよ! 過剰な期待なんてしてないさ」
「ですよね。分かってて行ったか。オレは行かん」

 先日交わしたメールはこんなのです。ガチャ3回やって2個同じのが出たんだって。詐欺じゃねwww 写真見せてもらったら食玩のほうがマシじゃないかと思って素直に言ったら「まぁ、出来のいい食玩ぐらい? いらないやつは秋葉で売って来ます!」だそうだ。

 ね、友達ってこんなの。

 境界線。あってないようなものです。友達だから親友より後回し、なんてことはない。人には得意と不得意があるから、そもそも友達になれる人も少ないから、あたし。身近に置く人は、選ぶよ。当然。