カムサハムニダ

アマニタ・パンセリナ (集英社文庫)

アマニタ・パンセリナ (集英社文庫)


 タイトルは時代への配慮です。

 鴎外先生読んでたんだけど退屈で、ええ、ぶっちゃけ退屈でつい魔が差したんですよ。らもさんは天才だなあ。常に何かの中毒だった人である。頭がまともだったことあるのかなあ。でもどの本をとっても好きなんですけどね。特にガダラと今夜すべてのバーでは小説としてもすっげーと思うし、愛をひっかける釘なんて泣けちゃう。でもダメ人間には違いない。いくら灘だとしてもだ。

 最初に読んだのがたぶん発売されてすぐぐらい。なぜか三姉妹とも別々に読んでいる「らも」「ばなな」。うちの血族にだけなんかフェロモン出しているんだろうか。ともかく三姉妹ともこの本を読んでまず出てきたのが「うさぎ」でした。トラウマになっちゃうよ。

 アルコールが受け付けない体質で本当に良かったなあと思う。らもさんはもう死んじゃったけど、たぶんプール2杯分ぐらいのアルコール(本書ではプール1杯分と書いていたけどその後もあるから)の中で泳いでいたのだ。おおう、想像するだけでノーサンキューや。

 全体的に「良本」とは言いがたいんだろうがギャグは冴えている。笑えない状況を笑える状況として提出してしまうのは関西人だからじゃない、らもさんだからだ。笑えないよらもさん、なんで死んじゃったんだバカ。

 まあ、この本は専門書でもなければ体験談集でもない。中毒ってのは怖いねえっていう話しだ。アルコールは受け付けないがニコチン中毒のわたくしからすれば、なんも言えないのであります。おうちで吸うだけだから許してん。