白い魔術師


 ペダンティズムと書いてあるとおりなんだけども、このダンディズムが性に合わないのはわたしが女だからですか。傑作短編集とあるように確かにまとまりがよく読みやすいのだけど、本当にただこのダンディズムが苦手すぎる。

 ダンディズムとはなんぞや、ということだ。正直わかりません。でもわたしが「うえー」って思うのは辻一成が筆頭で次に一部の村上龍の作品。エロじゃないんです、ダンディなんです。ダンディというとフランスが思い浮かびます。なぜか分からぬがフランス。確か龍はフランス文学好きなはずだ。そのあたりから香ってくる「男の美学」みたいなの。同時に「女はこうであれ」というのをむにむにと柔らかく押し付けられているような気がするんですよ。超個人的な意見です。

 とりあえず、この人も辻さんも龍もフランス文学なんだね、うん、セリーヌとか苦手って公言しているからそういうことなのかな。とりあえずもう一冊別のを読んでみよう(でも仏文科卒業って書いてある時点でやや萎えてしまった)。