- 作者: いしいしんじ
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2006/12/21
- メディア: 単行本
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面白すぎて腹筋がやばいです。いしいしんじさんの頭の中はどうなってるんだアミーゴ。この人には絶対になにもかもがかなわない、日本語すら通じないんじゃないかと思ってしまう。
とりあえず、キューバではキャベツ地獄を覚悟しておかねばならないことはよくわかった。そしてフラメンコはメシ時に確かに合わない。坂本教授がどこぞで言ってた。「中華料理屋で……ボサノバがかかってたら……イラッとするよね」って感じだろうな。気が気じゃないし!
キューバに行きたいです。龍の語るキューバもいいけど、いしいさんの語るキューバもいい。ということは、キューバがいいということです。海外行ったことないからな。旅ズレみたいなのがあるのかな。あるよねー絶対あるよねー。だってキューバですよ。わたしは東京に行ってもズレます。標準語と歩く速度だけでめまいがします。あわわ。
キューバの少年の一人が「普通の日本が見たい」と言っていたところが印象的だった。そうです、普通の日本もあります。ちょんまげ、サムライ、マツイ、ゲイシャだけじゃない日本。その彼が主張したこと、それは本書を読んでいただきたいのだけど、感動した。ありがとう。立派な大人になるよきっと。
チェ、立派だったそうです。良かった。
そして日本食で〆られたこのエッセイもすごく良かった。おしまい。