生むより案ずるが易し。あかーん! ツイッタか。
吉本ばななのSLYも読んだんだけど、冒頭のとめどなく涙を流すシーンが美しすぎて、あれは幻想的というのかなあと思いつつ読み進めて、やっぱり何度読んでもこの本は同じ思いで本を閉じることになるよなあと思った。特にそれが悪いこととかないんだけど、まぁ、なんだかピラミッドを見たかったんです。でもこれは、あくまで彼女の目を通したピラミッドで、わたしが見るピラミッドじゃないんだよな。
1996年なのでHIVが云々の時代だったっけ? HIVより梅毒のほうが恐いなと思うのはなんかの刷り込みかな。偏見は人間が生きてる限りなくならないものだけど、ピラミッドはきっと残ってるんじゃないかと思う。なんかあれは、人間の英知を超えたところにある「物体」で、さほど興味はないけど一度ぐらい見て「でっでうー」と言いたい。壮大な「でっでうー」。
人間どこかしら酷使しているはずで、それが目だからってなにさふんっ、てざくざく読み始めた。さきちゃんたちの夜、そろそろ着手。眠くなったら寝よう。闇を超えて灯る5つの物語、どこまで読めるかな。
夜の物語は好きだよ。夜の繁華街が苦手なだけだよ。