生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

秋の宮島

秋の宮島に行ってきた。思い付きで、朝ドラ終わった直後に「今から行く?」って感じでさらっと。とはいえ、片道2.5時間程度の旅。私だけが運転するのであれば、間違いなくチョイスしないスケジュール。

だいたい道中でお腹痛い病になる。これは一人でも一人じゃなくても同じ。というわけで、止まったことのないサービスエリアにも止まる。サービスエリアはかなり好きだ。

宮島に到着。まずは焼き牡蠣。カープが優勝したということで、300円で2個。お得なのか、お得じゃないのかはよく分からない。だけど函館のいくらのように、宮島の焼き牡蠣は美味いと思う。いや、本当のところ、数個なら美味いと思っている。ただ、焼き牡蠣となると尋常じゃない量を食うやつらが周りに多すぎるのだ。

お土産ロード(表参道)を人にもまれつつ歩く。平日だからかなり少ない方だとは思うけれど、やっぱ多いなあって思う。ここの外国人は欧米系の人が多い。アジア人は少ない。やはり宗教が関わるところだからだろうか。ここでもスキマスキーが発動する。
宮島は過去何度も来ている所だけど、禅か生きたときよりも確実に新しくおしゃれなお店が増えている。けれど、それは表側であって中身は古い建物のままなんだろう。隙間を覗くと古い建物が続いているもの。だけどこの新旧が混じっているのが今の宮島なんだろうね。

途中でお好み焼きを食べる。ごくごくオーソドックスな広島風お好み焼きである。ちょっと小さめなのは私が麺を半分にしたから。それでも十分お腹いっぱいになるお好み焼き。おたふくソースの甘い味も美味い。いや、やっぱお好み焼きは広島風のほうが絶対に美味い。と、改めて思った。

ようやく本殿。本殿、ドーン。けっこう「これだけ」っちゃ「これだけ」である。建造物の作りの話とかし始めるとすごく熱いんだろうけど、私のような素人は「よく計算して作ってるよねえ」ってろくに分かりもしないのに感心だけしてのんびり歩く。まるで海の上みたいな揺れというか、地面のおぼつかなさを感じる。そのころになると、若干乗り物酔いみたいになってる。


この後、宝物館に行っていろいろ見て、腰が痛いことに気づく。立ちっぱなし、歩きっぱなしがダメというデスクワーカーらしい症状。近くのカフェにて一服がてら珈琲をいただく。むしろ、一服のために珈琲をいただく感じだ。宮島のような観光地区ではまず室内禁煙だし、道端もダメだ。と、このときは思っていた。実際に本殿などの要所はそうだ。だけど後で行った寺では堂々と喫煙所があり、お茶まであったんだよね。
その寺がここ。大聖院という。中にはダライ・ラマが飾られていたり、ミャンマーの神様もいたり、なんかいろいろ盛りだくさんだった。基本的に開放しているらしく、入り放題、上がり放題である。ピリッと綺麗にしている感じではないが、人が少なければこっそり横にもなれるだろう。そんな緩いパワースポット。

そして五重塔と千畳閣。方向的には帰路になる。ノープランなので気ままに来たが、いかんせん私は腰が痛いんだ。ということで、千畳閣ではごろんごろんしていた。びっくりするほど気持ちがいい。緑が床に映って風が通る。ここにきている人はみな休憩しているように見えた。

そして締めはやまだ屋の手焼きのもみじ饅頭。先日マツコの知らない世界で「手焼きのたい焼きを天然という」と言っていたので、これは天然のもみじ饅頭ということになる。焼き立てはケーキのようです。あんこは死ぬほど熱いです。火傷注意(でも美味い)。

平日だったからか、養殖物のもみじ饅頭は焼かれていなかった。どうせなら熱々を食べたいと思うだろう。そういうときは、表参道入ってすぐのやまだ屋に行きなさい。自分で焼くもみじ饅頭ワークショップもやってましたよ。

広島に来たのならば、旅友に会えばよかったかなと思ったが、平日だしお仕事しているだろうし、なにせ私がよれよれだったので今回はスルー。すまん、友よ。10月に犬島に行くことになっているので、その時に大いに語り合おう。