生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

鞆の浦と仙酔島に行ったよ

 来年のカレンダーを作り続ける3日間、まだ終わりません、いろいろやってるから。

 そんな最中、親友と鞆の浦仙酔島に一泊二日の小旅行に行ったよ。


 鞆の浦とは、広島県の東の端、岡山県の西の端、広島在住の友と香川在住の私のほぼ中間地点となる場所。聞いたことはあったけど行ったことはなかったこの場所に、卒論で鞆の浦をテーマにした人と来るなんてねぇ。なにせ近場の一泊二日だから二人とも適当感満載でした。

 福山市内でランチして車で鞆の浦まで向かう予定だったので、福山市内の予約したランチに車でGO。だいたい1.5時間ぐらい。でも福山市内に慣れてなさ過ぎて、一通逆走してしまい、すれ違う人(逆走中なので命がけ)たちに「ここは一通ですよ!!」とバンバン叩かれた。叩かれても怒る気すら起こらないよね、悪いの私だからね。小柄なラパンちゃんは歩道を爆走して事なきを得ました(警察さんに見つからずに済んで良かった。けどホントすみませんでした)。

 ランチ食って鞆の浦に向かって、時間あるから車でぶらつくかと鞆の浦内に車で乗り付けると激烈道が狭い。何度も冷や冷やしながら10分ほどかけて元の場所に戻り、大人しく荷物を持って港に向かう。仙酔島鞆の浦の港から船で5分の場所。その船に、その怖い竜馬がおり、船を降りてしばらく歩いたらそんなビーチがあった、ということです。

 ここの目玉は江戸風呂という名のフィンランド式サウナ。まぁ、概ね温かいし、悪くはない。けれどすすだらけの筵(むしろ)だし、やたら暗くて見えないし、リラックスとはやや違う感じ。体内の塩分濃度と同じらしい塩風呂も楽しいのだけど、地味に紙で切った傷とか死ぬほど痛い。極めつけは「超エネルギーに溢れているお風呂!」という名の瀬戸内海である。まぁ、まだ入れる水温ではありましたよ。面白い経験ではあったがもう一度は行かないな。

 この島は基本的に無人島だそうで、夜は静かそのものだったに違いない。9時には寝た、二人して「近場だけど意外と疲れたな」とか言いつつ。

 朝起きて、散歩に行った。






 遊歩道があるので歩きやすい。小一時間ほど自然が作り出す岩肌を眺めながら歩く、そして朝飯を食う。ちょっとくつろぐ、旅立ちのとき。このように書くと非常に忙しそうだが、基本的にのんびりしている。意外と人が多かったがうるさくもなかったしね。






 本土に渡って鞆の浦ブラを楽しむ。尾道と似ているようで全然違う。尾道のそれは「本気出して家建てた」風だが、鞆の浦はそれほどではない。けれど細々と坂道があり、細道があり、楽しい。ここは昔、流通の拠点にもなっていたところなのだ。

 その後、昼飯を食い損ねて福山市内に戻り、遅めの昼飯を食って解散した。このとき15時ぐらい、ぶらぶら帰って16時半過ぎ。二人とも、非常に疲れていた。それもそのはずだ、午前中の時点で1万歩歩いてるんだから。けれど、久しぶりの友との旅行はとてもとても良いものだった。二人ともいい具合に大人になったなあということを感じた。

 毎度遊びに行くたびに快く送り出してくれる塩鯖に感謝。なかなかできんよね、渋い顔する人もいるだろうね。でも「遊びなんだから楽しまなきゃね!」という塩鯖の精神は私にしっかり引き継がれた。

 次回の旅は来年の瀬戸内国際芸術祭になるだろう。西側の島なんかもあれば行ってみたいもんだ。


***

 私はLINEを使っている。ことさら取り立てて言うほどのことではないが、年齢的にも大人ばっかりが登録されている。当たり前だ、私が大人なんだから(友達の息子@高校生もいるが!)。

 基本的に友人、ポスティング部メンバーなどの連絡が目的だ。妹だけは別で、しょうもないことを送ったりしている(失敗した料理や菓子の写真なんかね)。でもそれぐらいしか使っていない。

 そんな状態の私のLINEに、ひとりだけスタンプひとつで「元気ですかー?」を送る人がいる。正直すごく困る。この人は魔法のお仕事の方のサイトも見ているから、まず更新見てたら元気かどうかわかるだろうにと思う。ということは見てないのか? 全部印刷してるとか言ってたけどそろそろ飽きたのか? じゃあなんで「元気ですか?」だ? 生存確認が必要なタイプもいるので、そうであればこのサイト見ればあっちより近況は分かるよと、ずいぶん前にこのサイトのアドレスも教えたが「忙しいから見ない」と言われたのだ。ということは、生存確認でもないのだ。じゃあなんの「元気ですか?」だ?

 私はこんな風に考えてとても悩む。スタンプひとつに悶々とさせられる。だいたいが返事を送ると「(笑)」とか返ってきてそれっきりである。まったくもって謎である。

 正直、こんなに悶々としてイライラして腹が立つLINEもない。手を止めてみてるんだから冷やかしやめてくんないか? である。

 一度「なんで送るのだ?」と聞いたら「最近話してないなーと思ってLINEしてみたっ!! そういうお友達いるでしょ?」だそうだ。その割には返事に「(笑)」ってどういうことなの? バカにされてるの? と、被害妄想甚だしい私はカチンと来てしまう。

 いや、だいたいわかっているんだ、そういうタイプだってこと。心の内を察してほしいとか、聞いてほしいことあるけどわざわざ時間もらうのもあれだと考えたってことだけを伝えてもいいよね? みたいなムードだってことも分かっているのだ。でもそれは、だからなんだって話だ。直接伝えられない限り相手だけの問題なのだから。

 なので昨日ハッキリお伝えした。「意味が分からないのでとても困る」と。そしたら「(笑)」だったので「本当に困る、なんと返せばいい?」と返したら「最近話してないなーと思ってLINEしてみたっ!! そういうお友達いるでしょ?」(定型文であるのか?)だ。「だから何度もいないと言ってる」→「(笑)」→「本当に困ります」で、ようやく話し始めた。

「わざわざ時間取らせるのも悪いと思って、スタンプひとつなら時間もかからないかなって思ったっ!!」って。

ほほー、ここまで来てまだ言いたいことのひとつも言わないのか、そうかそうか、そうかそうか!! もうややキレ気味である。

「忙しいかな」と気を使っているのも分かる。それでも「ちょっと聞いてよー!!」があるから私は「電話していい?」とかLINEする。そこで「忙しい」と言われたら後日に回すだけだ。忙しいと言われたから私が嫌われてるとか考えない(続くと控えるが、さすがに)。

 この人は私の魔法のお仕事関係で知り合って、お友達になった。だからシマコはいらなかったのかもしれない、と少しだけ思った。だとしたら、それは分かりやすくて良いのだけど。

 私の友人関係の在り方が特異なのかもしれないが、だとしても(いや、スタンダードだとは思うよ、普通の大人の友達関係としては)変える気はさらさらない。私は友達に関して、というか付き合う人に対して(異性同性含め)厳しいのかもしれない。でもそれぐらい私は大まじめに誠実にやってるわけで、それが面倒くさいならいらないよ、という話だ。非常に分かりやすいと思うのだけどな。

 頻繁にやり取りをしていたのに突然ぱったり切れるパターンが私には多々ある。だいたい私が「今月は~~~理由で忙しい」と言うのにお構いなく「かまってかまって」をして、「無理だって言ってるでしょ」からの音信不通か、話聞いてないなと思って「聞く気がないならいいよ」と言ったら音信不通というパターンだ。一度だけ大いに勘違いした一人が、半年後ぐらいに「反省した?」みたいなことを送ってきて即削除したが、あれは猛者だったなあと思う。

 私はたぶん「話すべきことを話さない」姿勢と、「察して汲んで聞いてほしい」オーラにすごくイライラするのだと思う。私の場合、そこまで甘えていいのは伴侶か恋人だ。けどこんなことでこじれるのもバカらしいのでフルオープンだ。けれど、そうしなくても塩鯖はほんの少しのことを気づいて、一言フォローしてくれるので、私はほぼ組み立て前みたいな状態だ。

 自分の内側を知りたがらない人も多い。絶対に知らなきゃならないものでもないだろう。親友や塩鯖はことさら「自分探し」みたいなことはしない。けれど、この二人は私の身近で社会的に成功していくパターンを知ってる人たちだ。その二人に共通しているのが、無用な隠し事はしない、本気で全力を出す(泣き言やできない理由探しに時間を割かない)、常に未来のためにあらゆるすべてを(たとえ雑用からでも)吸収している、という点である。これを私欲なしに、無心でできるということが、とても大切なのだと思う。

 元気スタンプの彼女は、いつなんときも「不安」や「恐怖」がベースで行動しているように思う。そりゃ、不安や恐怖は誰にでもあるよ。けれどそこに捕らわれて(好んで囚われて、の方が正しいかも)「だから私にはできないの!」と言い切ってる以上は、なにに対しても本気になれないだろうなって思った。本気出す時って「どうしよう((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」を超えるからね、必ず。本気じゃない頑張りの成果は、やっぱりそれなりで、幸せとは遠いんじゃないかなって、思ったんです。

 ああ、長い愚痴だったね(笑)