生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~世界に狂った色彩を~

最近のブームはYoutube

 おはようございます。最近のブームはYoutubeです。なんだかんだいってよく見てる、それもかなり、内容をよく見てる。

 Youtubeは危ないメディアだと思う。あっという間に時間が過ぎる。私は変なところが神経質だから、少しでもイラっとするものは見たくない。そのために、たくさんのイラっとするものを見る羽目になる。大いに愚かだと自分でも気づいている。しかし良質な配信者に出会うためには、いくつものクズを見なければならない。

 車をN-BOXに買い替えるにあたって、キャンパーたちの動画をいくつも見ている。車紹介動画ももちろん見たけれど、車紹介はぶっちゃけウザいのが多い。マニアが多い分野だから仕方がないが、私はとにかく品がないものは大嫌いなんもんで。品がないものが多いってことです。

 で、キャンプなんてやる予定もないのに絵面にひかれて見始めたこのチャンネルがとても面白かった。

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 嫁が可愛いと評判だが、旦那の頭の回転の速さも気が利いてると思う。この二人は、バン(マツダボンゴ)で日本を旅しながら暮らしている。収入源はYoutubeとブログなのだそう。みんなの憧れ「成功しているノマドワーカー」というわけだ。

ノマド
ノマドワーカーは、ノートパソコン、スマートフォンタブレット端末などを使い、Wi-Fi環境のある喫茶店など、通常のオフィス以外のさまざまな場所で仕事をする人を指す日本語の表現。 また、そのような働き方を、「ノマドワーク」という。

 私が持っていた「ノマド」の印象は、某有名な炎上商法の人のおかげであまり良いイメージはなかった。炎上商法を意図的に使う人って、世の中を、読者を視聴者を、バカにしているのかな? と思えてしまうのだ。人を利用するということが既に下品だと思う。

 ノマドに対してネガティブな印象を持っていたわけだけれども、このご夫婦の考えを知ると、いろんな意味で考え方が変わってきた。決して楽をしているわけではない、努力も勉強もきちんとしている。そして自分たちが就職していた時期の経験を評価して、しっかりと使うことができている。

 まだ30歳にもならないこの二人を見ていると、若くしてこう考えることができるなんてすごいな、と思う。私なんて40歳前まで「自分にとって都合の悪いこと、面白くないこと、予期せぬ不幸は全部他人と世界のせいだ」ぐらいに生きていたので、ホントに本気で反省したよ。

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 で、次にいいなと思ったチャンネルがこちら。じじい、超かっこいいじじい。率先して顔を出さないスタイルの動画で、全然かっこつけていないところがかっこいい。仕事が丁寧で合理的で器用。だから参考にしている人も多いだろうなと思う。たくさん動画があるのでのんびり楽しませてもらいつつ、羨ましいスタイルは真似したい。

 じじいだから金と時間があるのかもしれない。だとしても、こんなに楽しそうに遊んでるじじいがいたら、一緒に遊んでほしくなる。

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 塩鯖と二人で、車中泊やキャンプの動画をいくつか見ていたときに塩鯖が「ナルシスト多いな」と言った。だから、一人でこの動画を撮るためにしなくてはならないことを考えてみた。

 一人だから映像としては固定されたカメラからの撮影(誰か撮影者がいれば、動きながらの映像だってあるはずだ)。靴紐を結ぶにも角度を変えて何度も撮って、小道を向こうから来る絵のために、一度通ってカメラをセットして改めて歩いて、小さな薪をわざわざ置いて拾い歩く絵を撮って。この動画の目的は『俺プロモーションビデオ』ということだ。うん、よほどその人のことが好きじゃないと1,2回見たらお腹いっぱいになるよね。

 こういう「俺プロモ」や「俺の持ち物プロモ」みたいな動画も多く、再生数もかなりいってるのも事実だ。世の中にはいろんなニーズがあるってことに少し驚いて、まぁまぁ気持ち悪いなと思った(正直ですみません。ついでに、私は知ったげにググればわかることを書いている情報系ブログも同じぐらい嫌悪しています)。

 大なり小なり、視聴者の期待に応えよう(それが視聴者が勝手に持ったイメージであっても、キャッチして誠実に楽しませようという気持ち)という気持ちがなければ、かなり気持ち悪いことになるんだなと思う。

 この点は、本当に気づけて良かった。私自身も反省すべきところがたくさんあるから。

 あと必要なのは、コンセプトやターゲットなどきちんと決めていることも大切だろうなと思った。ま、このブログはメモ帳だと思っているのでコンセプトもくそもないし、占星術の方もターゲットを絞り切りれなかったところがいろんな意味で失敗だったと思っている。次に新しいブログを作るなら、狙いを定めて知名度を上げ、自分をブランド化できるぐらいの支持を集めてみたいな。

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 そうそう、これを書いていてふと思った。ハルキストって俺プロモを崇拝する人たちと同等と思われているのかもしれない。だとしたら相当キモいのはすごく分かる。

 私としては春樹の小説の面白さは、小説のなかに直接的に描かれていない世界にこそあると思っている。だからスパゲティをゆでなくても、サンドイッチを切らなくても、なぜかセックスには困らない状態にならなくても、春樹の作り出す小説の世界は十分に楽しめるのだ。そして、同じ小説を読んだ人同士が集まってあーだこーだ言う必要性もほとんど感じない。なぜなら、その物語に直接的に描かれない物語とは、その人個人だけが持つ(逆に言うとどれだけ親しくても共有できない)物語のことだからだ。

 そもそも、小説が情報を得るためのものであれば、小説である必要はないのだ。小説は小説でなければ得られないものがあるからこそ、小説なのだ。トレンドだろうとベストセラーであろうと、私の心に深く一歩踏み込んでくるものこそが小説だと思っている。そしてそれは、一回読んだだけでは出会えないかもしれない。何度目かの再読で初めて、心に踏み込んでくるかもしれない。小説ってそういうもんだと思っている。