生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

いろいろあった2週間

アイコンを作ってもらった

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id:t_kato さんによるfeel-ismのアイコンである。昼バージョンと夜バージョンがある。占星学のリーディングも掲載するので夜バージョンはとても嬉しい。さっそくFacebookページのアイコンを変えたところ、とても好評である。このアイコンに込められた意味などもちゃんと伝えていかねばね。

っていうか、いいでしょ。みかんと暮らす感じすごくあっていいでしょ。

全国で緊急事態宣言解除

私にはあまり関係がないが、やはり緊急事態宣言中は県外への外出はもってのほかのムードが強かったため、6月に香川県の病院に行く必要があったため、解除はちょっとありがたい。

この緊急事態宣言で、日本は、世界はどう変わったのか。それがこれからみられるのだと思う。

ひとつ言いたい。私は20年近く会社員をしていたわけだけど、20年間ずっと「在宅勤務がしたい」と思っていた。でも機密情報を扱うものだし、仕方ないかと思っていた。それがどうだ、叶っているではないか。なんかズルいと思ってしまった(今の自分自身を考えると、ズルいもくそもないんだけども。だってここでは、暮らしに仕事が組み込まれているわけで、畑もうちだと考えたら壮大な在宅ワーク、壮大な園芸なのだ)。

SNSでの誹謗中傷

韓国のアイドルが自殺した折にも話題になったが、今度は日本の若い女の子が自殺した。悲しくって仕方ない。私はおばさんになったので「22歳なんて多少誰に何と言われようと知るかボケぐらいの強気で、若さと勢いで生きててほしい。そうしなければ経験できない様々なことがあるんだから」と、亡くなってしまった女の子の写真を見ながら思った。

たまたま今、東京ラブストーリー2020を見ている。塩鯖はよく内容を覚えていて、幼馴染の女がとても気に入らなかったと言う。見てみたら実際「こりゃ気に入らねーわ」という感じではあるけれど、まぁ、いるんですよね、いろんな意味で「分かってやってる人」って。

むしろ赤名リカのような、自分に正直でストレートな人の方が少なくて、多くの人がそう生きたいと願いながら、関口のような依存と投影の塊で、それこそが助け合いだと勘違いして生きているんだと思うんだよね。

でね、この関口役。初代の東京ラブストーリーで関口役をやった女優さんは、当時プロダクションに脅迫が来るほど嫌われてたんだって。今回のも、それに近しいんじゃないかと思うわけだ。

自分にとって不愉快な相手が、誰もにとって不愉快な相手なわけがないだろうバカ野郎。カンチ見てみろ、あんな嫌われ女のもとに、リカほっといてわざわざ行くんだぞ。たとえ世界が敵に回ったって、ボク(私)だけは味方だよ、っていうのが愛だと思う人もいるんだ。

この例えはちょっと違うけど、それが自分にとって正解に見えようと不正解に見えようと、わざわざ他人が「お前のこと嫌いです」って言いに行かなくていいじゃん、ということ。

それと連動して、わざわざ「あなたあそこでこんなこと言われてるわよ」なんて言ってくる奴は、誹謗中傷する奴と同じだからね。良い意見も悪い意見も聞いてこそ大人だけれども、他人を介してやってくる情報なんて意味がないんだ。伝言ゲームは成功しないし、まったくもって余計なお世話。

バイクでこけた

昨日のこと、塩鯖と二人乗りで(バイクは小型なので二人乗りできます)ちょっと辺鄙な畑に行ったときのこと。路面は古い舗装で路面が常に砂利と水があるような足元の悪い場所で(もちろん草も生え放題)、二人乗りしていたバイクのケツが滑って私が落とされてしまった。といっても、私は不安定さに耐えきれず飛び降りた感じだったのだけど、後ろが突然軽くなったことに驚いた塩鯖が振り返ってバイクもろとも転んでしまった。体の左側に打ち身、左手の指を複数擦り傷。

転んだところを目の当たりにしたものだから、私はパニックになりすぎて意味不明なことを言っていたと思うのだが、左手血まみれの塩鯖が「大丈夫!? ケガはないか!?」と真っ先に言ったことに感動した。お前の方が傷だらけだよぉぉぉぉ!!地がしたたり落ちてるぅぅぅぅくぁwせdrftgyふじこlp

塩鯖は始終「(私に)ケガがなくて本当に良かった」と言っていた。自分は事故の経験が多いから、これぐらいのケガは全然大丈夫だよ、と。そういう問題じゃないのだ。ケガなんてない方がいいのだ。

帰宅してすぐに消毒して、稚拙な応急セット(消毒薬と絆創膏)で手当てはしたものの、かなり心もとないので今日松山市内でちゃんと応急セット買ってくる。

この経験から得たこと。機械は待ったなし、だから大げさに見えても装備品はきちんと装着しておこう。バイクの場合は綿のパンツ、皮のグローブ、ヘルメット。昨日はパンツ・ヘルメットは装着していたものの、近場だからとグローブをしていなかったため擦り傷まみれになってしまったのだ。ぶっちゃけグローブなんてめんどい。だけど必要だからバイク乗りたちは装着しているのだ。軽んじてはならなかった。

農業の現場では、機械ものをよく使う。それもガソリンを入れて回す系のパワフルな奴だ。

そして改めて思った。私はビビりなのだけど、たぶん誰よりもビビりだからこそ、ケガをしたことがない人生なのだろう。今までの人生で大けがと言えるものは、小学生のころ派手に自転車で転んだぐらいのものだ(傷跡はまだある。それぐらい派手に転んだ)。動かないからケガしないと言われていたが、実はそうじゃないんだ。「ああ、これは私の手に負えるものではない」と判断した瞬間に、バイクを捨てて飛び降りるぐらいのビビりということ(だからへんてこなケガをすることはある)。

踏ん張ろうとか粘ろうとか、機械相手には思わない。機械は「待って!」が利かないのだ。だから本当に注意した方がいい。

ちなみに私は車の運転もけっこうのろのろ。100キロ以上のスピードが出ている場合、自分がコントロールできるとは思えなくなってくるからだ。それと、鉄の塊を動かしているという意識が常にあるからだ。自分を傷つけるならばまだしも、他人を傷つけていけない。人生が変わるかもしれないのだから。

じゃ、これから松山に行ってくる。少しぐらい遊んでもいいだろうと思うのだが、行ったらすぐさま帰りたくなってしまう病なので、今日はどれぐらい遊べるかな。

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きる

 ようやく読み終わり。昨日は午後からお休みだったのでね、雨は恵みの雨でもある。でも続いたら仕事が滞るから焦るんだろうな。今朝も畑が濡れているのでお休みモードです。といっても、家のことや、こんな風に記事を書いたりするんだけどさ。

 モバイルボヘミアンとか、旅するように生きるとか、人が憧れる言葉だよなあと思う。そういう系の本のタイトルはたくさん見てきて、どれも中身が薄い気がして読まなかった。でも今回はキンドル無料なので読んでみた。そう、無料に弱い。っていうかケチなのだ、私は。

 で読んだ感想としては、コロナを経験したから多くの人が分かるようになっただろうな、というところ。なに、超偉そうね私。いやでも一度はみんな考えたはずだ。会社に行って、座って仕事して、仕事が終わればおうちに帰って。会社に行ってる間はビジネスで、会社が終わったらプライベート。そういう暮らしは楽だけど、時間を切り売りしているだけじゃないんだろうかって。

 ぶっちゃけ仕事をせずに遊んでいても、時間通りに行って帰ればお給料がもらえるのだ。今まではそういう社会が日本の多くを占めていたように思う。

 だけども、新型ウイルスによって「なんとなくそれでオッケーだ」ったところが許されなくなった。

 緊急事態宣言の直後に親友と話した。その時の会話でとても心に残っているのが「雑用のパートさんのリモート勤務をどうするか」だ。人が集まってごねごねと仕事をしていれば、そこで生まれる雑用はたくさんある。だけど人が集まらなくなったら、雑用はなくなってしまう。ということは、雑用係のパートさんはいらないということか、ということだ。しかし彼女は「パートさんにはパートさんの生活があり、この給料を当てにした生活を組み立てている」ことも頭にある。

 彼女は悩んだがひとつの結論を出した。「これからは、仕事を見つけて構築し、一定時間に成果を上げることができる人しか、リモート勤務では雇えない」ということだった。

 これはパートさん以外の人にも言える。受け身の体制で、環境も仕事も与えられれば頑張りますの人たちは、時間を切り売りすることで収入を得ていたということ。あなたの仕事は何ですか? という問いに対して、与えられるものが仕事です、な人だということ。ということは、与える人がいなければ、仕事がないということだ。

 コロナ前の世界ではこれでも十分通用した。けれど、コロナ後の世界ではもうすでに苦しくなってきているだろう。不安が強くなってきていることだろう。

 では、どうするのか。

 この本の作者は二人いるけれど、どちらも自分が好きだと思える環境に暮らし、インターネットを介して仕事をしている。会社経営に携わったり、雑誌に寄稿したり、不動産を紹介したりしながら生きているそうだ。

 それだけ聞いたら「金のある奴の悠々自適な暮らしかよ」と思うかもしれない。本書を読み進めていくと、そうではないことが分かる。

 人が暮らすのにお金は絶対に必要だ。だからといって、貯め込めばいいというものでもないし、最初から持ってる人が成功者というわけでもない。そんなことはみんな知ってるはずなのに、今お金がないからといって諦めてしまう人はすごく多いんじゃないかと思う。そういう人こそ、真剣にこの本を読んだらいいんじゃないかな。

 金があるとかないとかじゃない、今の自分の暮らしに満足しているのかどうかを、ちゃんと真剣に自分に問え。それがこの本が伝える強いメッセージだと感じた。真剣に問う。この選択を誤ったら自分は後悔して死ぬんじゃないかってぐらいに真剣に問う。そして、与えられるのを待つ人生をやめて、自分からつかみにいく人生に変えて行く。

 まぁだいたい、生き方を解いているものの多くが、それを伝えているよね。分かる、分かるよー、やってるって思いたい気持ちも、実際に今までの人生でだって、何度も絶望したり落ち込んだり、にっちもさっちもいかなくなったりしたよね。

 でも、その時本当に真剣に、今の自分を、今までの人生を、再評価しただろうか。誰かのせいにせず、環境のせいにせず、もしそういう部分があったとしても、でもいったんは全てを引き受けて考えてみただろうか。

 私はとても人が羨ましく見えるあさましい人間なので、こういう成功者っぽい人の話はだいたい斜め読みしかしてこなかった。だから真剣さに欠けていたし、素直さに欠けていた。自分の人生がうまくいかない理由を、誰かのせいにしたかった。

 でも、それじゃなんにも変わらない、このうまくいかない人生のまま生きることになるんだと気づいたから、人を見下すのをやめた。もちろん、長年の羨ましい病がすぐに治るわけではないけど、でも意識していれば随分と違う。

 彼らは、いや、彼らだけではない、もう一定数の人たちは経済に左右されない強い根っこをそてて生きている。その人たちの多くが、ある部分から見ればとてもストイックに、そして自由に生きている。

 こうした本の多くは、みんなこうやって生きろと説いているわけではない。こういう生き方もあるよ、と伝えているのだ。

 きっと「こういう生き方」のパターンは、数えきれないぐらいのパターンがあるだろう。誰も足跡をつけていない道を、歩けばいい。そういう生き方を見せてくれているだけなのだ。

 コロナの前と後で、人の暮らしや意識は随分変わったと思う。あるいは、これからの時間で、随分変わってゆくと思う。その流れに早いも遅いもない。ただ、今だからこそ考えられることがあって、それは今後の人生を変えるきっかけになることなんじゃないか、平等に訪れたチャンスなんじゃないかと、私は思うんだよね。


これ、後で見直して追記とか修正すると思うわ。

昨晩は満月で、とても綺麗だった

 おはようございます。その話は特に広がらないんで良くて。波音を聞きながらの瞑想をしましたが、肌寒くて長時間は無理でした。

www.aozora.gr.jp

 読めたら読みたい。そういう本が溜まりまくっていて、どこかで丸一日読書でもしたい。寝る前にちょい読みができない(苦手、寝ちゃうし)ヘタレの戯言。

 私は自分に甘いので、視野がとても狭くて自分のことしか考えられない。普段はそうならないように気を付けているけれど、ちょっと調子が悪いとか、ちょっとしんどい時なんかは全然ダメで魚眼レンズで見た世界みたいになってしまう(見えてるけどよく分からないって感じ)。

 甘えたい、サボりたい、手を抜きたい。今までは綺麗に従ってけっこうサボってきたなと思う。なんなら一日有給とって全力逃げみたいな感じで。でも、それやってるとプロにはなれないんだよなあと思ったら、ここは何とかうまく乗りこなして「やれる体・やれる精神」を手に入れねばなと思った。

 いきなりできるようになるわけじゃないし、いきなり人が変わるわけではないけど、日々サボりたい根性を乗り越えていれば、知らず知らずのうちに筋肉が付くかな。

 焚火。焚火が気軽にできるのが本当にありがたい。街中だと、そこらへんで勝手に火燃やせないもんね。