生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家二年目~

マルチ被覆を終えて、眠って、そして雨の朝だ

 おはようございます。9月だよ。いやいや、9月かよ。あと1か月もしたら収穫が始まる。一年の短さよ。

 昨日はマルチで畑を覆うお仕事。家族4人で半日かかる。畑をマルチシート(=商品名は「タイベックシート」)という防水シートで覆って、雨の侵入を防いで柑橘の糖度を挙げるという栽培方法。すごく物理的かつ原始的な方法に思えるけど、これがちゃんと効果がある。というのは、父と母がいろいろ試してみた結果だそう(果樹の雑誌にも掲載されている広く普及している方法)。

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 このマルチ、多くの畑では平地で行われている。段々畑は少数派だ。というのも、段々畑はもともと水がたまりにくい構造だから、水が切れすぎて木が枯れる可能性があるからだ。

 うちの場合、特定のマルチ被覆でメリットが大きい品種にのみ行う。畑の状態や品種、その年の降雨量とも相談しつつ、やるかやらないかの判断を行うのだ。

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 去年もやったこの仕事、昨日はヘトヘトになったのだけど、その理由は「張り替え」を行ったから。本当にかなりしんどかった。

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 下手くそな絵で申し訳ないが、こういう感じで張り替えるのよね。この時使うロールは大きなもので3m、小さなもので2m。単純に、重い。道具もこれだけではない。パッカーというビニールハウスのビニールを止める資材を使ってマルチを固定するので、これをいくつも持ってなきゃいけないし、鉄柱も使うからサンダーも持っておく必要があるし、まぁなんかいろいろ道具が必要でそれを持ち歩くのも大変なわけだ。

 といっても、今は両親について回っているので、こういう準備もしていただいている状態なのだけど。覚えておかねばなあ(忘れたら鳥に変える手間が増えるだけ)。

 ともかく、こういう仕事を午前中したので、午後からは疲れ果てて寝てしまった。17時にお目覚めしてあっという間の9/1だった。

 今日は暴言も少し吐きつつ、今思ってることを書こうと思う。暴言っていうか、ちょっと乱暴にまとめる取っていう感じなんだけどね。

 自己実現という言葉がメジャーになったのはいつのことだろう。マズローのあのピラミッドが広く知られるようになってからか。もうあんまり覚えていないのだけど、このツイートにある通り確かに「自己実現」という言葉がいろいろややこしくしていると私も感じる。

 具体的には、言葉に踊らされているということ。その言葉というのも、純粋に「自己実現」という言葉ではなく、それに付随するキラキラしたイメージに踊らされているような気がする。

 こういうことに思い当たるたび、人はどれだけバカになったんだろうかと思う。でも、そもそも人はその程度なのかもしれないとも思う。

 言葉とイメージがくっついてると、簡単にそれに惑わされる。広告や写真などの視覚からの情報には特に簡単にイメージを植え付けられる。そういえば、宗教画が多くあるのも布教活動のためだったか。そうか、ということはもともと人はその程度なのだ。

 まぁそれはいいよ。大事なのは、私も漏れなく「そんなキラキラした人になりたい!」と思って、乗ったってことだ。だからけっこうややこしいことになってしまったのだ。

 物理的なものではないモノのイメージほど簡単なものはないと思う。ただ、多くの人にジャストフィットするものを作るのは難しい。そういう意味で、宗教画は素晴らしく良い出来だと言える。そして今の時代、そういうものがあふれている。

 そしてそういうものに引っかかる人の多くが、金と時間が余っている人だ。そう、暇なのだ。暇でちょっと小銭が余っているのだ。大金が余ってる人にはまず響かない。どれぐらいが大金で小銭かは個人の裁量によって違うけど、例えば働かずに暮らせるぐらいの富豪ならひっかからないのだよ、必要がないから。

 そういうビジネスが随分と多いなと思う。それもそうだ、ネットワークビジネス的に広がったのだから。なるほどなと思う。

 すっかりそっちにハマってしまった私だけども、なんとなく流れる嫌悪感をずっと抱えてきていた。それが今、ちょっと解消されたような気がする。だからもし自分が何かをするとしても、少なからず自分の嫌悪感には敏感でいたいと思う。そして、嫌悪感を感じないものを作りたいと思う。そうしないと、きっとどこかで破綻するか、継続が困難になるから。

 人ができることなんてたいしたことかもしれないし、たいしたことないかもしれない。でもそれはやってみないと分からない。だから嫌悪感にまみれたり、怒りに乗っ取られたり、悲しくて仕方なかったり、そういう経験もしつつ、それでも今まで出会えたお客様とのやり取りはすべて素晴らしかった、ありがとう、本当にありがとうという本心も大事に、頑張って行きたいなと思う。

記録的な長雨とお盆休み

 おはようございます。いやはや、2021年夏は記録的な長雨になりましたね。まさか真夏に25度で過ごせるとは思いませんでした。

 長雨の前に台風が到来していたのですが、その前日に線状降水帯の赤ゾーンが通り、台風よりもすごい雨風の日がありました。それが11日。そして台風が到来し、長雨に突中、本日20日まで降り続きました。

 しかし長雨の最中はあまり風も吹かず、線状降水帯も通過せず、しとしとしとしと、昔の梅雨のように降りました。不思議な天気よ。

 みかんの仕事的には、夏の雨はそれほど大きな影響はありません。今はちょうど青いみかんの実が肥大するところだから、逆に雨がある方が嬉しい。だけどこんなにいらないんだけどね。ええ。

 幸いうちは4馬力で仕事に余裕があるので焦らないけれど、摘果が終わってない人たちは焦っているかも。いやそれ以上に全員が「防除した薬が流れて黒点が出る」と冷や冷やしていることと思う。黒点は味に影響ないけれど、見た目が悪いので商品価値は下がるからね。

 そして、雨が降ると当然畑に行かなくなる。だから猪たちは「人間さま来ねえじゃねえか」と活発になる。なので雨上がりの今は猪対策をしている。

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 みかんの木が乾いて、雨の予報が消えたら即防除になるのだけどね。

 さて、お盆休みだ。幸いというか、不幸というか、お盆中はすべて雨だった。そして甥っ子3人が帰ってきていた。だからお盆はすべて甥っ子で埋め尽くされた。可愛い甥っ子なので嬉しいのだが、いかんせん元気が良すぎる(元気がないよりは断然いい)。

 一時はお盆明けから雨がやみそうで、このままいけば我々のお盆休みはいずこにと心配したが、雨が続いたのでしっかりと休めた。むしろ休み過ぎたぐらいだ。ありがたいやら、なんなんだか。塩鯖氏、大人気過ぎて休めないまま仕事に突入かと心配したがセーフだった。

 甥っ子たちは真面目なので宿題をしてから大騒ぎで、残念ながら海には行けなかったけれど、最後の最後まで大好きなおじさんと一緒に妹宅に帰りましたとさ。

 塩鯖氏、電気工事士試験合格しました。1日120ページ勉強して覚えた彼はすごい。

 教材はユーキャンを使用したのだけど、教材もまた素晴らしかった。しかし素晴らしい教材があろうと、勉強しなければ意味がない。モチベーションの維持、継続のために人はたくさんお金を払っているのだと痛感した。そうやって多少なりとも自分を追い込まねば目的を達成できない人の方が多いと思うからだ。

 しかし塩鯖氏は頑張りました。頑張らないと合格できないような、専門的な内容だし、何より国家資格だ。更新も追加費用もいらない。一生ものの資格って本当に価値があると思う。

 こうした教材は、買って満足する人が多いのだろうと思う。私のデジタルイラストがそうなりそうなので、こつこつやらないとな。特に資格試験がないから気が緩んでしまっていけません。 

塩鯖、害獣駆除ができるようになるまでの道のり

 こんにちは。ついつい更新が鈍ってしまいますね。へへへ。

 私たちが住んでいる島には、猪がたくさんいる。実にたくさん。その数なんと年間1000頭捕獲できるほどである。猪は柑橘を食う。柑橘以外も食う。おかげでうちの島は鉄柵や電柵だらけになっている。

 そういう状況だから、地域の方々によって猪を捕獲するべく罠や銃を持っている人がいる。罠の資格のみの方は結構多いけど、銃の免許まで持っている人は少ない。なので塩鯖は銃の免許も取ることにした。

 猪が罠にかかりました→銃を持っている人を呼んで撃ってもらう→処理場に持っていく、という流れで処理されるのだけど、銃の所持者が少ないということになれば、当然呼び出し回数も増えるわけで、その度に自分の仕事を中断して行かねばならない。できればみんなやりたくない(であろうと思う)。

 というわけで、地域のためにも銃の所持者が増えるのはありがたいわけなのだ。

 でね、今日は「害獣駆除の資格取るぞー!」となったら、どうするのかってことを書こうと思う。

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 まぁ、そういうことだ(塩鯖の説明してくれたメモそのまんま)。

 それだけじゃちょっとアレよね、私の存在意義って何よって話よね。

 まず、狩猟免許からいこう。狩猟免許、多くの人が「バカでも受かる」と言う。だけども見る限りでは、バカでは受かるまいと思う。それぐらいはテキストが分厚い。本来ならば猟友会の講習に出れば、出題されるところを教えてもらえるそうだが、今は感染対策の一環として講習時間が半分になっている。はい、結構辛いフラグ。

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 試験には、狩猟していい鳥獣と、狩猟してはいけない鳥獣が出る。もちろん馴染みのないものばかり。あなた、鴨の種類ってわかります? 私は鴨の違いなんて個性だと思ってましたわよ。海で暮らすのと淡水で暮らすのとがいるんだってね。ほほう。カラスにも種類があるんですってね。ほほう。

 こんな調子なので、写真のようなカードを作って塩鯖とクイズ形式で全部覚えたさ(私はもう忘れてるものもある)。

 そんなこんなで、塩鯖は頑張って勉強して試験は罠も銃も合格した。そう、罠と銃は別の筆記試験なんです。恐ろしいわね。加えて、罠と銃の二つの免許を取得する場合は、同じ時間内に2つの筆記試験をするのです。さらに恐ろしいわね。何考えてるのかしら(二つ同時に受ける人が少ないらしい)。

 で、次に銃。銃は所持するのにも許可証がいる。銃刀法がある以上当たり前なのだけど、これが結構ややこしいし、かなりしっかりした調査がある。まぁね、当然だよね。精神病の疑いがある人に銃を持たせるわけにはいかないし、誰もが反対するような人に持たすわけにもいかないし。

 塩鯖曰く、狩猟免許関連と、銃の所持関連ではまるで毛色が違うそうだ。ノリというか、うん、全然違うだろうなとは思う。提出書類関係もわんさとあるし、色んな意味で面倒臭くて大変だったと思う。それでも頑張って(しかも電気工事士の試験もあったから、連続して試験三昧)免許を取ってくれた塩鯖に感謝だ。全ては地域のため、みんなのためだから。

 ひとまず、連続試験月間が終わったので、少しでもゆっくりできればなと思う。あいにく週末は台風来るみたいだし、感染も爆発しているし、あまり出歩くことはできないだろうけど、せめて塩鯖方のお墓参りに行った時ぐらいはのんびりしたいなと思っている。