
- 作者: 宮沢賢治
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 1978/07
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画像がないようです。久しぶりすぎる宮沢賢治。
*よくきく薬とえらい薬
*車
*タネリはたしかにいちいち噛んでいたようだった
*注文の多い料理店
*土神ときつね
*チュウリップの幻術
*茨海小学校
*ガドルフの百合
宮沢賢治は、どうも苦手だと思っていました。そしてやはり今回も、どうも苦手だと思いました。なんというか、気持ち怖悪い(そんな言葉はないぞ)。
なんだか孤独でやりきれない思いになるんです。なんでだろう。わからないけれど、やれどもやれども報われない、読んでいてそんな思いになるんです。
一番よく覚えていたのは「注文の多い料理店」です。子供ながらにホラーだぁー!! と思った。確か絵本で読んだはず。読んでいるのにあちこちから声が聞こえてきているようで、幻想を破ってくれた犬さえも、別の世界の生き物のように思えて恐ろしかった。そして今回読んでもそう思った。
いや、むしろ今回読んだときの方が怖かったかも。
宮沢賢治を否定しているわけでも、批判しているわけでもないんですよ。「やまなし」なんかは大好きなんだし。でもあれも、薄気味悪いファンタジーのような感じだもんな。
ありきたりだけど、好きー! って思うものを読もう、と思った。すみません、拙すぎる……。