生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

「ハルキスト」について語っていただけますか?

 酔狂な答えかもしれない。

 インタビューありがとうございます! ハルキストについてですね。ハルキスト。春樹ファンのことを指すらしいですよ。恐らくコアな春樹ファンは生活まで春樹なんだろうなと思います。ジャズ、ウィスキー、水泳、パスタ、カキフライ。わたしは生活まで春樹色ではないのです。だからハルキストじゃないのかもしれません。パスタはたいてい早く上げてしまうし、カキフライはほとんど食べない。

 俗に言うハルキストという人たちにわたしは会ったことがありません。人から聞いた話では、ハルキストとは春樹しか読んでいないことが多い、そうです。本当かなー。でも龍好きは龍が好きで、春樹も読んだんだけどやっぱオレは龍がいいよって人が多かったです。何の比較にもならない。いや、違うんですよ。春樹が好きだという人は春樹を病的に好いている場合が多いようです。春樹についての考察本、関連本も持っているぐらいですから、相当なのだと思います。春樹になろうとしているのか、あるいは自分の中に春樹がいるのか。そのへんは分からないです。ただ、どの作家さんも一度ぐらいは「どうしてオレの(わたしの)人生を知っているんだ!」というファンレターはもらうようです。怖いですね。スティーブン・キングの「秘密の窓、秘密の庭」ですね。あれは映画で見ていて序盤にネタバレされたんです。ネタバレした人を呪いました。

 google先生は優秀なので「ハルキスト」と入力すると続きも表示してくれます。「きもい」ひどいですね。でも何かひとつに執着する様は「きもい」そのものかもしれません。わたしも相当「きもい」人です。春樹に限らずです。わたしは好きなものにはかなり贔屓目です。仕方がないことです。好きなんですから。

 実はハルキストさんたちに聞きたいことがあるんです。サリンジャーをどう思っていますか? わたしは何度読んでもしっくりこないのです。あんまりしっくりこないから、日常的にもそういうとき「バナナフィッシュ!」と言います。

 ノルウェーの森のラストを覚えている人ってどれぐらいいるんでしょうか。これもひそやかで単純な疑問です。