七つの習慣
- 作者: スティーブン・R.コヴィー,Stephen R. Covey,ジェームススキナー,川西茂
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 1996/12
- メディア: 単行本
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最初に一言「ホワイトー!!」。当然、著者は白人です。ちょっとInstagramでフォローしてる方が読んでいたので気になって。夜番の良いところは休憩時間に集中して本が読めるところです。誰もいないから。
結果からいうと肌にあわない本でした。物事に名前をつけるのと、意識を図式化することは、分かりやすいかもしれないがそこに尽きてしまう。結果、結果論になる。
若い女性と老婆に見える絵をご存知だろうか。結局あれだ。どちらも正しい見方であり、どちらかがどちらかを責めることはできない。
毎日仕事に行ってるわけですが、常々思うのは「結果、結果論になったら人は不要だよ」ということ。数値化、高精度、目的と最短コース。それは人間がするべき仕事ではなく機械にしてもらうべき仕事ではないかと。方法が大切というのは、より最短コースをチョイスするべきというわけではない。どうしてそこにたどり着きたいのか、その一歩一歩に自分は疑問を持っていないか、その方法で目的にたどり着いて、ひとつも後ろ暗い気持ちにならないか。そういうことを思っている。
これはこれで新しい視点をくれるものではあるだろう。事実わたしも「へぇ」と思うところはいくつかあった。しかし、最終的に解せない部分が多かった。言葉遊び、すり替え、それは浅はかでインチキに見える。
読んでいる最中、これを先住民たちが読んだら理解するだろうかと考えた。恐らく理解自体が不要だ。その理由のひとつに信仰があるんじゃないかと思った。唯一神教と多神教の相容れない場所は確実にある(だから悪いっていってんじゃないよ)。先に書いた「後ろ暗くはないか」は、多神教のわたしには常にあるもので、唯一神教では最終的に唯一の神に対してあるものだから、全然場所が違うよね、と思ったわけです。
そういう意味ではこれ読んでよかったと思う。昨日眠い眠いと思いながら考えた結果なので書き直すかも。