壬生義士伝
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2002/07/25
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新撰組、赤穂浪士、226事件あたりはドラマでいくつも見ているのに、どれも「悲しい」と思うのは、時代に淘汰された人たちの話だからでしょうか。だったらアボリジニもアイヌもアイリッシュも全部悲しいんだけど、全部悲しいんだよねえ。
きっとね、やろうと思えば歴史からもみ消すことだってできたと思うんだ。しかし消えずに語り継がれているということは、簡単なロマンではなくて本能的に「そうである」人たちがいるってことでしょう。それは人類が消えるまで消えないものなんだろう。
少数派が必ずしも弱者ではないけれど、数で負けるのは一番悔しい、無念だと思う。そこで発せられる「数さえ確保できれば」という響きがどれだけ希望的観測で未来は変わらないとしても。
でも結局いつの時代もお国のためか家族のためか仁か儀か徳か誉か、正義とは名前を変えてなんとも都合がいい。ゆるぎない一点で陣を率いることができたのは土方だけでした、と誰が言えるのかな。
とりあえず、この龍馬のテンションの高さはびっくりした。
小説もあるのかー。寒くなるころ読めたらいいなあ。