成り行きで室戸岬
モネの庭に義理の母を連れて行ったら休館日だったという火曜日。まさかの室戸岬に行ってきた。
室戸、なにがあるんだ室戸。そんな気持ちしかなかった。そして到着して思った。岬にモノなし。
しかしここは世界ジオパークでもある。ジオパークとはなんぞやとも知らず、ジオパークを目指す一行。なかなかアホである。ここがジオパークや!! それに気づいたのはしばらくうろついてからであった。理解できてから一番に行ってみたいと思った場所へ。アコウの木。天然記念物らしい。思わず感嘆の声が上がるほどでっかい、そして入り組んでいて、なんだか素晴らしい。こんなものが海の近くに根を張っているとは。恐るべし室戸。
モネの庭はいけなかったけど小道でほっと和む。アコウの木のすぐそばです。アコウの木も国道のすぐそばです。
室戸に行ったのに海の写真なしかい、ってわけにもいかないので、展望台からの360度大パノラマ。写真では伝わらないね。そりゃまぁもう、遠くまで見えるけどなんにもないっていう、瀬戸内育ちからすると恐怖でしかない海原。ただただ海が広がっていた。
室戸岬の地形は山→海のインターバルがほぼない。いきなり海。でも断崖絶壁ではない。自然が作ったんだと感じて感動、日本の先っぽのひとつなんだと思って感動。ただただ感動のひと時だった。
しかし香川から室戸岬は遠かった。きっともう狙って足を運ぶことはないと思う。
たまにしか遠出しないので、周りの人に自慢してやろうと「行ってきた!」宣言をしたら、もっとすごい車移動をした人がいた。
なんと日帰りで。アホだ。「んもーえらかったぁ(しんどかったの意)」って、そんな距離じゃないですよ。この強者は以前隣の席だった天然お姉さんです。絶景で有名な角島大橋だが、絶景の感想はひとつもなかった。いろんな意味で強者だと思う。