生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

コンプレッサーってなにっさー

 おはようございます。昨日は、愛媛~うどんの150kmほどの道のりを、ノーエアコンで帰ってきました。

 こと発端は、妹ちゃんちに泊まった日のこと。車から異音がする。パタパタパタパタ……聞いたことがない音にビビる私。そもそも150kmの道のりを走って、妹ちゃんちについたころは何も気にならなかった。到着して苦手な縦列に四苦八苦し始めて気づいたのだ。怖いなにこれと思いつつも、私は車の構造なんて、エンジンの仕組みなんて、これっぽっちも分からない。めちゃくちゃ焦りつつ、とにかく車を停めねばと縦列は一発OK。焦りパワーすげえ。

 ボンネットを開けてエンジンをかけて、などとやってみたが、分からない。そのうち帰宅した妹ちゃんとも見てみたが、分からないもの同士が集まったって分からない。このとき、中学校時代に数学が分からないもの同士が集まってあーだこーだやってるとき、分かる同級生がやってきて「分かる人がいないと分かんないでしょう」みたいなことを言ったことを思い出した。あの一言は衝撃的だった。

 いや、車の話しだ。とりあえずエンジンをかけても異音がしないからということで、そのままにした。塩鯖に電話もしてみたが、行ってることが薄眼で見た体重計の数字ぐらいの柔らかい感じにしか理解できない。要するに匙を投げたわけだ。

 その後、実家でも車を使うので船に載せたり島を運転したりしたが、異音せず。そして帰る段階になって、高速に乗る直前で、またパタパタパタパタ……である。

 いろいろ端折って報告すると、車のエアコンのコンプレッサーが経年劣化しつつあるのか、多少不調とのこと。ほう。ここでタイトルだ。「コンプレッサーってなにっさー」さすがに言わなかったが、聞き覚えはあるものの、それが何を指すのかは分からない。そして私が「パタパタパタパタ……」と表現した音は、一般的には「カタカタ音」なんだそうだ。

 塩鯖はカー用品店に勤めている。この人はエンジンが好きでバイクも車も整備してきた人であるから、この人が見てくれれば一番安心である。その安心がいる場所に帰り着かねば、私としては意味がない。けれどど素人は聞き覚えのない音を聞くと「もしやこれはエンジンが緩んでいるんじゃ。ということは高速道路でいきなりエンジンがずどんと落ちて、炎上して事故とか、あるいは漫画みたいにぼふんと煙を吐いたりするんじゃないか」と、起こり得ないハリウッド並みの最悪を想定して恐々とするのだ。そして勝手に怯え切ってパニックになるのだ。なんてはた迷惑な。

 とりあえずエアコンが調子悪いならエアコンなしで帰ればいいんじゃね? という素人らしい浅はかな考えで、エアコンなしの帰省と相成った。結果的に言えば、車は走った。私がとてつもなく汗臭くなっただけだ。

 で、帰宅した塩鯖に「ねーねーこんなことがあったんよ」と報告したら、後日見てくれるそうだ。ありがたし、家に整備士がいるってありがたし。パソコンやスマホに不慣れな人が、なんで毎度同じこと聞くのんそれ前にも言うたやろみたいなことを何度も聞く理由が、今はとてつもなくよく分かる。

 そういうわけで、長年乗ってきたラパンがそろそろヤバそうです。愛着はとってもあるが、愛着しかないといっても過言ではない新車から乗りつぶした黒ラパン。でもまだ乗れるしなあ、走るしなあ、なんて思いつつ、新しく出た車を眺めたりしている。

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 4ナンバー軽自動車の顔つきは、どこまでも小回りの利く働く車である。もうちょいと、違う感じになればいいのにと思うが、そもそも私は何を載せるのだ。ほぼ、私が乗るだけなんだけど。