生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

香川良いとこ悪いとこ

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 写真は観音寺市に住んでた頃の夕焼けです。おはようございます。日本のウユニ湖として仁尾の父母ヶ浜の名が有名になっているけれど、観音寺の有明浜も風がないとウユニります。夏から秋ぐらいの夕焼け干潮が最高っすよ。ちなみにここはグアム以上に遠浅なので泳いでも良し。

 塩鯖の血圧がびっくりする数値で、かつ夜中に頭痛が酷いと悶えたので寝不足です。一応病院に行ったんだけど、主治医曰く「200越えなければまぁ大丈夫、でも緑内障の心配があるから眼科に行ってきてね」とのことだったので、大人しく眼科にも行ってきたと。目の方は異常なし、ならばなぜ高血圧と頭痛で苦しんでいるんだろう彼は。

 何にでも原因があると信じ込むのは体に悪い気がする。なんでか分からないけどびっくり数値なのだと思えば楽になれるのかも。といっても、私は血液検査でもそれほど悪い結果が出たことがないので、実際のところ彼の気持ちは分からんのだけどもね。ちなみに血圧は180-120とかです。

 さて、某さんが香川に住むということで、なんと不思議な縁だろうかと思っている。どこかで何かが合えば、そうね瀬戸芸のマイナーな時期のマイナーな開催(例えば沙弥島とか、広島とか)でご一緒できたら楽しいなと思っている。

 私は香川に住んでまだ3年だか4年ぐらいのものだけど、香川県民よりうどんにうるさく、香川県民よりうどんについては「らしい」振舞いをしている自負がある(いや、香川県民よりはるかに暑苦しく鬱陶しく語る時点でまだまだ私も”にわか”です)。香川県民全部がそうだとは言わないが、香川県のうどん好きたちはみな「ま、うどんも好みだから」といって自分の一押しのお店はほとんど誰にも紹介せず、自分だけが行くものだ。その気持ちが痛いほどわかるようになってきたのが2年ほど前からだろうか。

 太くて硬いのが好きな人もいれば、細麺のもちもちが好きな人もいる。かつお優勢の出汁がお好みの人もいれば、いりこが香ってこそという人もいる。私の親友なんかはいりこは生臭くてという。やつも瀬戸内生まれの瀬戸内育ち(広島)なんだが、やっぱりここは文化の違いだろう。

 と、知った顔で語るけれどたかが2年や3年の讃岐人スキルだ。そもそもは伊予っ子、若干広島っ子、ほんの少し出雲っ子である。

 観音寺市に住み始めたころ、イングレスというゲームがスマホに有無を言わさず入ってきて(ネクサスだからだかなあ?)やってみようかと思ったのだけど、観音寺市はあまりにもスポットがなさ過ぎて、しかもゲームの趣旨がさっぱり分かんなくて断念したことがある。今思えばあっちもこっちもってできたのかもしれないが(白栄堂は絶対入れる。喫茶も最高なんだ、子連れママがいなければ)、分からなかったものは仕方ない。

setouchifinder.com

 いろんなところにちょこっとずつ住んできたが、概ね文句ばかり行ってきた。初めて住んだ広島は、今ほどクリーンではなかったし、出雲はなにもないと聞いていたが本当に何もなかったし、松山はなんか品がないところだし、イヤだイヤだと思っていた。けれどどこも離れてみるといいところがたくさんあったと思う。広島はやっぱりお好み焼きが美味いし綺麗な公園が多くて桜が綺麗だし、出雲は静かでお上品で茶の文化にほっこりするし、松山は、、、松山はなあ、手ごろな狭さが良かったんだが、道ができるたびに渋滞がひどくなるというおかしな状況なので微妙だが、まぁ住み慣れたまっちゃま(松山市)やけん言葉の壁(ニュアンスの壁)がないのがいいんやないの? 時々びっくりするほどおいしい老舗カフェがあって、あんまり流行ってないのが松山市

 では香川はどうかっていうと、麺好きの私にとってうどん天国の時点で文句がない。いや、それだといつも通りじゃんね。

 松山時代は高松出身の人たちと長く仕事をしていたので、県民性みたいな話はよくしていた。そこで出たのは「松山人は優柔不断でやり方が古い」である。確かに、お役所で働いていたのでお役所らしい「会議の場では決定しないけれど、喫煙所や休憩所では『もう~だと思ってるんだよね(でもさっさと決めたら悩んでないみたいだからもう数日寝かせててよ)』」ということが、頻繁に、実に頻繁に、実に実に頻繁に起こっていた。もちろん、喫煙所や休憩所で言うことなのでひっくり返ることもざらである。私のような平民は「良くも悪くも長いものに巻かれる体質(無駄な残業を有意義にできるタイプばっかり)だな」と思っていたけれど、高松人たちはこれを見ると「了解しました(さー、どうせ今日決まらないなら帰っちゃうぞー)」とさっさと定時退社していた。おお、都会っぽい合理性、素晴らしい、と思ったものだ。

 この見解は概ね間違っていない。高松人ほどドライである。けれど、西の方に行くともう少しウェットになってゆく。香川の最西といえば観音寺市だが、あそこでも四国の中央だ。四国の最西、八幡浜とか伊方まで行くとウェットを通り越して水浸し(おせっかいさと同情心溢れるのだが、決断力がまるでない)だが、適度に文化人の松山は一番面倒くさいのかもしれない、と思う(※ちなみに土佐方面に行くとおおらかを通り越して大雑把で、徳島方面に行くと妙にせこさと上から目線が目立つ)。

 私が住んでいる骨付鶏市は中讃地域と呼ばれており、適度な距離感、適度なドライさ、適度なおせっかいさんが売り(そして昔からうどん激戦区)なので、私は住むのにちょうどいいのだ。すっぴんでどこでも行けるしな。あ、スーパーに売ってる「スパイシーチキン(親鳥・かしわ等の表記)」は焼いたら骨付き鶏味になります。

 洗練されたものが一番多いのも香川県かなと思う。地域情報誌のクオリティがやたら高い。

ikunas.com
setouchistyle.jp
yousakana.jp

 頻繁に見かけるアンパンマン列車トロッコ号だが、グリーン扱いだそうだが窓がなく、けっこう普通のスピードで走ってるので怖い。
www.jr-eki.com

 瀬戸大橋はできるならば鈍行列車(瀬戸大橋線)で一度はわたってみるといい。料金も安く(430円)、のんびりと瀬戸大橋からの風景を眺められる。

 あえていえば、この近辺はタトゥーや入れ墨をした人が多いなあと思うかもしれない。コンビニの店員さんの指にタトゥーとかよくある話だ。おそらく夜の飲食店に行くともっといるのではなかろうか。なぜかは分からない、けれど率先して関わらなければ特に害もないし、生まれてずっとこの地域っていう友人が数人いれば、たいて誰かにたどり着くぐらいの狭さです。