生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

今年は台風が多いね

 おはようございます。風もない、雨もしとしと。本当に台風が来ているのだろうか。まぁ、午後からすごいって聞いてるから……とはいえ、こんなに微々たる雨ならばポスティングに行けばよかった。

 さて、塩鯖が実家から三国志を持ってきたので読みふけっている。ようやく20巻で劉備曹操孫権がそろったところ。三国志三国志演義に挑戦しようとしたけれど、曹操はこんな人ですの時点でくじけた。

 長編小説でも短編小説でもくじけるものはくじける。概ね時代設定や文化になじみがないから、意味も分からないのに読み続けることが苦痛になるのだ。だから、どうしても読みたい時代小説はいちいち調べて納得してからスタートするわけで、こんな塩梅だから楽しく読めるのは江戸時代ものぐらいである(それも限られた作家)。

 中国の歴史に関しては、史記でも軽く勉強しているので楽しく読めている。横山先生に感謝しかない、ありがたい。

 三国志の時代は、殷の時代から考えても一時代に一人か二人ぐらいの逸材がじゃんじゃん出てきた時代なのかなと思う。いや、人材自体はいたけれど移動手段や文化的に出てこられるようになったのが三国志の時代なのかもしれない。いずれにせよ、逸材ばかりが集まっている時代だ。

 個人的には曹操さんが好きだが、三国志を読むと曹操とて最初から敏腕ではなかったことがうかがえる。有名無精の誰しもが辛酸を舐め、敗走したとがある。そんな中で、その雪辱を糧にできた人が国を作り上げていったわけだ。何て壮大なロマンなんだろうか。

 この歴史の中で、何度も何度も「古いやり方は淘汰される」と出てくる。根底には儒教の教えが流れていて、ことあるごとに天文学士たちは夜空を見上げている。血塗られた時代ともいえるだろうが、人が「当たり前の善きこと」を目指していた時代なのだなと感じる。

 じゃあこの時代に生まれますかと問われると非常に悩ましいところだけど。だって農民や商人にあんまり自由はないみたいだしね。私は学びたいときに学べる今の時代の日本の方が好きです。

 さて、これからの時間は警報ラッシュになるだろう。大人しく大量の焼きナスでも作ろう(冷凍用です)。