おはようございます。忙しいので手短に。
物事や人って平面じゃないのに、文字って平面的に届くよなあと思う。それは視覚的に、平面に書かれた文字を読むからストレートに受け取ればそうなんだけど、文字を受け取ったのちに内面で立体感を得たり、感情が単独で踊っているような感覚を持ったりすることはある。それは単に自分の内面とリンクしてリアリティをもって感じられたってことなんだろうけど、実際はそうじゃないよなあと思う。
もっと具体的に、物理的に、立体なんだよな。だから百聞は一見に如かずっていうことなんだけど、これってどうやったら伝わるのかな。

注文の多い料理店-宮沢賢治童話集1-(新装版) (講談社青い鳥文庫)
- 作者:宮沢 賢治
- 発売日: 2008/10/16
- メディア: 新書
私が会社員で移動が多かったころ、スプートニクの恋人を何冊も持っていた。出先でも買うからだ。塩鯖は注文の多い料理店だったよう。リンクのこの本ではない。奇跡的なラインナップで爆笑してしまった。
蜘蛛となめくじと狸、「ツェ」ねずみ、ひのきとひなげし、革トランク、注文の多い料理店、フランドン農学校の豚、オツベルと像、寓話 猫の事務所、カイロ団長、毒蛾、二人の役人、谷、さいかち淵、毒もみのすきな署長さん、である。なかなか気持ちが浮上しない並びだけど、最後だけオチつけてるんだな。