生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家一年目~

モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きる

 ようやく読み終わり。昨日は午後からお休みだったのでね、雨は恵みの雨でもある。でも続いたら仕事が滞るから焦るんだろうな。今朝も畑が濡れているのでお休みモードです。といっても、家のことや、こんな風に記事を書いたりするんだけどさ。

 モバイルボヘミアンとか、旅するように生きるとか、人が憧れる言葉だよなあと思う。そういう系の本のタイトルはたくさん見てきて、どれも中身が薄い気がして読まなかった。でも今回はキンドル無料なので読んでみた。そう、無料に弱い。っていうかケチなのだ、私は。

 で読んだ感想としては、コロナを経験したから多くの人が分かるようになっただろうな、というところ。なに、超偉そうね私。いやでも一度はみんな考えたはずだ。会社に行って、座って仕事して、仕事が終わればおうちに帰って。会社に行ってる間はビジネスで、会社が終わったらプライベート。そういう暮らしは楽だけど、時間を切り売りしているだけじゃないんだろうかって。

 ぶっちゃけ仕事をせずに遊んでいても、時間通りに行って帰ればお給料がもらえるのだ。今まではそういう社会が日本の多くを占めていたように思う。

 だけども、新型ウイルスによって「なんとなくそれでオッケーだ」ったところが許されなくなった。

 緊急事態宣言の直後に親友と話した。その時の会話でとても心に残っているのが「雑用のパートさんのリモート勤務をどうするか」だ。人が集まってごねごねと仕事をしていれば、そこで生まれる雑用はたくさんある。だけど人が集まらなくなったら、雑用はなくなってしまう。ということは、雑用係のパートさんはいらないということか、ということだ。しかし彼女は「パートさんにはパートさんの生活があり、この給料を当てにした生活を組み立てている」ことも頭にある。

 彼女は悩んだがひとつの結論を出した。「これからは、仕事を見つけて構築し、一定時間に成果を上げることができる人しか、リモート勤務では雇えない」ということだった。

 これはパートさん以外の人にも言える。受け身の体制で、環境も仕事も与えられれば頑張りますの人たちは、時間を切り売りすることで収入を得ていたということ。あなたの仕事は何ですか? という問いに対して、与えられるものが仕事です、な人だということ。ということは、与える人がいなければ、仕事がないということだ。

 コロナ前の世界ではこれでも十分通用した。けれど、コロナ後の世界ではもうすでに苦しくなってきているだろう。不安が強くなってきていることだろう。

 では、どうするのか。

 この本の作者は二人いるけれど、どちらも自分が好きだと思える環境に暮らし、インターネットを介して仕事をしている。会社経営に携わったり、雑誌に寄稿したり、不動産を紹介したりしながら生きているそうだ。

 それだけ聞いたら「金のある奴の悠々自適な暮らしかよ」と思うかもしれない。本書を読み進めていくと、そうではないことが分かる。

 人が暮らすのにお金は絶対に必要だ。だからといって、貯め込めばいいというものでもないし、最初から持ってる人が成功者というわけでもない。そんなことはみんな知ってるはずなのに、今お金がないからといって諦めてしまう人はすごく多いんじゃないかと思う。そういう人こそ、真剣にこの本を読んだらいいんじゃないかな。

 金があるとかないとかじゃない、今の自分の暮らしに満足しているのかどうかを、ちゃんと真剣に自分に問え。それがこの本が伝える強いメッセージだと感じた。真剣に問う。この選択を誤ったら自分は後悔して死ぬんじゃないかってぐらいに真剣に問う。そして、与えられるのを待つ人生をやめて、自分からつかみにいく人生に変えて行く。

 まぁだいたい、生き方を解いているものの多くが、それを伝えているよね。分かる、分かるよー、やってるって思いたい気持ちも、実際に今までの人生でだって、何度も絶望したり落ち込んだり、にっちもさっちもいかなくなったりしたよね。

 でも、その時本当に真剣に、今の自分を、今までの人生を、再評価しただろうか。誰かのせいにせず、環境のせいにせず、もしそういう部分があったとしても、でもいったんは全てを引き受けて考えてみただろうか。

 私はとても人が羨ましく見えるあさましい人間なので、こういう成功者っぽい人の話はだいたい斜め読みしかしてこなかった。だから真剣さに欠けていたし、素直さに欠けていた。自分の人生がうまくいかない理由を、誰かのせいにしたかった。

 でも、それじゃなんにも変わらない、このうまくいかない人生のまま生きることになるんだと気づいたから、人を見下すのをやめた。もちろん、長年の羨ましい病がすぐに治るわけではないけど、でも意識していれば随分と違う。

 彼らは、いや、彼らだけではない、もう一定数の人たちは経済に左右されない強い根っこをそてて生きている。その人たちの多くが、ある部分から見ればとてもストイックに、そして自由に生きている。

 こうした本の多くは、みんなこうやって生きろと説いているわけではない。こういう生き方もあるよ、と伝えているのだ。

 きっと「こういう生き方」のパターンは、数えきれないぐらいのパターンがあるだろう。誰も足跡をつけていない道を、歩けばいい。そういう生き方を見せてくれているだけなのだ。

 コロナの前と後で、人の暮らしや意識は随分変わったと思う。あるいは、これからの時間で、随分変わってゆくと思う。その流れに早いも遅いもない。ただ、今だからこそ考えられることがあって、それは今後の人生を変えるきっかけになることなんじゃないか、平等に訪れたチャンスなんじゃないかと、私は思うんだよね。


これ、後で見直して追記とか修正すると思うわ。