仕事のことと、見終わったドラマのこと
前回は肋骨にヒビが~でしたね。こんばんは。
今日は夜から格段に冷えるらしいっすね。体調には十分気を付けて過ごしたいところです。
さあ、肋骨だよ。肋骨のヒビが分かってから、塩鯖とちょっと控えめな仕事量で、ぼちぼちゆるゆるペースで仕事をすることになった。といっても、実質3日ぐらい? 昨日は高級柑橘の代名詞「せとか」の収穫をして、塩鯖もばんばんもいでカゴを運んでいた。
カゴってこんなの。約10キロ。せとかは大玉でパンパンに果肉が詰まってる品種なので、単純にすごく重い。これを二つ持ってごいごい運んでた。すごいよなあ。
3日ぐらいの安静ながら、かなり良くなっていたのかもしれない。いや、3日ぐらいではよくならないのかもしれないから、よくわからない。でも、痛みは快方に向かっているそうだから良かった。
今収穫しているせとかのほかに、姫小春という品種も収穫した。
みかんぐらいの硬さでクセがなく、酸味もほとんど感じない。これがすごく好きな人もいるそうだが、私はこれよりひめのつきの方が好きだなあ。ま、このあたりはかなり好みによると思う。
今日聞いていた南海放送ラジオで、愛媛県の人が選ぶ好きな柑橘TOP3というやつをやっていた。聞いている限り、人気があるのは甘平、紅まどんなだった。まぁわかる。高いからな。高いものは「これは高いから美味しいんだ」と自分で自分にプラシーボをかけるから、美味いものがさらに美味くなる効果がある。まぁ、そうじゃなくても甘平は美味いがね(美味いものはね!)。
その中に、柑橘農家の意見もあった。でも「柑橘農家だから、柑橘は食べるものではなくて作るもの」とも言っていたから、私は生意気にも(そして傲慢にも)「柑橘農家だから、美味しさを知ってないと真の美味しいに近づけないだろうに」と思った。だってそうじゃん、「僕は自分が作ったりんごは食べません」っていうりんご、買いたいと思う? 私は多少頭が緩く思われてもいいから「うちのめっちゃ美味しいからめっちゃ食べちゃうんですわ」っていうやつ食べたい。
ちなみにその柑橘農家さんのTOP3は、作りやすいTOP3っぽかった。それは分かるよ。そりゃね、作っててムラがないものや個体差が少ないものの方が、好きだよね。分かる。
最近見終わったドラマ(アマプラで配信されてるドラマを、昼ご飯か夜ご飯のときに見ながら食べるのが日課)。
ツイッターで話題になった「レンタルなんもしない人」。多少の脚色があろうかと思うが、それでもいいドラマだった。都会って、他人がすぐそばにいるんだなって思った。だって田舎だと他人でもほとんど知ってる人だし、それでも会わないときはとことん会わないし。だから「ああ、都会ってこんな感じだったなあ」と思いながら見た。
不思議だったのは、今まで都会を見ると近未来的に見えていたのに、今見るとちょっと前っぽい感じがすごくする。これはコロナ効果なのかもしれない。風景が、様変わりしたね。ほんとすごかったね。
このドラマでは、レンタルなんもしない人のアンチも出てくる。真正面にきて、二人が向き合うシーンがある。そこがすごくいい。
生きてるのって、頑張るのが当たり前で、それを誰も見てくれなくて、評価してくれなくて、それでも這いつくばって歯を食いしばって、耐え抜いているようなものでもある。一生懸命やったって、それがどこにも実を結ばないことだってある。そんな生き方をしていたら、なんもしない人がムカつくのも分かる。
少し前の私なら、いや、少し前のアホな私なら、意気揚々とこの人をカウンセリングするような目で見ていたと思う。でも今回は、ただただ彼に共感して、そうだよなあ、認められないと辛いよなあ、能力も高いのにしんどいよなあ、と思いながら見ていた。
うん、なんかね、解決するのって意味ないなって思ったんだよね。少なくとも求められていないシーンではね。ええと、なんのときだったかな、忘れたんだけど最近のこと。
大抵のことは、大抵の人が、解決方法を知ってるんだと思うんだよね。だってそんな超裏技的な簡単な方法なんて、大抵存在しないんだよ。大抵の「一番簡単な解決方法」は「一番選びたくない方法」だってこと、誰もが知ってるんだと思うんだよね。でもそれは選びたくないからってわざわざ遠回りしたり、袋小路で絶望したり、路頭に迷ったりする。
それが私だよ! だよ!!
そういう人は、もしかしたら多いのかもしれないね。情報過多の時代だから。簡単に情報は手に入るけれど、そこにある肉厚な情報に気づけずに表面だけサラッと流してして「自分には合わなかった」で迷子になるのかもね。
でも、真面目に目の前のことを頑張ってきた人ほど、知ってるんだよね。そんなときの人の心理状況とか、相手の気持ちとか、解決策の役立て方とか。ってね、ここまで書いたら情けなくなってきたね。私本当に自分のことしか考えずに生きてきたんだなあって。まぁ仕方ない、なんとか生きてこられたラッキーと、周りの人に感謝しまくって、自分のことは自分でやれるようになろう。
それでね、レンタルなんもしない人って、どんな人にも一定の距離を取っていて、感情に流されたり、売り言葉に買い言葉みたいなことにもならないんだよね。なんもしない人だから。だけど、ちゃんと言葉とか、思いを受け止めて、答えるんだよね。それがすごく良かった。
でも、このドラマを見る限り、レンタルなんもしない人はなんらかの発達障害がある人なのかなと思う。こういう子、いるよなあって思うから。今までいくつか見たことがある発達障害の子供を持つ親の番組とか思い出すと、いかにしてこの社会という枠組みに入れ込むかって感じが多かったけど、これ見てたら「それって意味ねぇーーー」って思った。だって、できないことは、できないんだよ。サボってるのでも、手を抜いているのでもなくて、たぶん本当にできないんだよ。もしそうしようと努力したら、多分大事なところが死んじゃうんだと思うんだよね。それだけ聞いたら「そんな弱さでこれから生きていけるのか」って心配になるけど、多分特定の環境では、特にルールとか決まりとか世間体が通用しないところで、びっくりするぐらい図太く生き残る、そういうタイプの人間が続々と出てきてるってことだと思うんだよね。
そんなことを考えていたら、ああ本当に社会のルールに縛られない生き方に転換できてよかったと思う。
って、どの口が言う?
って今思ったね。一応社会人経験は20年ほどありますが、人生の休憩を何度も何度もしておりますので、私はかなりそっちよりの人間だと思う、、今自覚した。
まぁ、そんな、いいドラマです。本当に良いよ。
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で、こちら。クセが強い人たちばかり。兄も弟もどっちも好きだ。それぞれに、苦難を抱えながら、余計なことをしながら、でもとっても優しい善人の兄弟。タイトルが仏教の八苦からとられている。それもまたすごくいい。あまりにも優しくてどうしようもないので、もう一周見るかもしれない。
これを思い出すドラマだった。このドラマ、多分人生で一番好きだ。
では、いきなり眠くなったので寝ます。おやすみなさい。