続:木星と土星のワークショップ(謎)
こんにちは。今日は午後からお休みなので、うとうとしたいところだけども書きたいことだけは書いていおく。かなりとりとめがないと思うので、スルーしてOKす。
一週間前に、今年を過ごす上でのヒント・成長のポイントと、自分にとって大切なことを探すワークショップを行った。ワークショップといってもオンラインで行うもので、基本的に会話しながら書き出しワークをしてゆくものである。
私自身が参加したときの感想はこちらに書いた。
以前の記事では、このワークショップの概要を「自分の人生の中で繰り返されている、だけど本人が気づいていなかったことを発掘するの」と書いている。
私はいわゆるワークショップというのが大の苦手だ。苦手だけども、このワークショップ自体はやってみてとても素晴らしいと思ったので、開催することにした。合計2名の方が参加してくださった。ありがたいことである。
お二人ともすごく真剣に今の自分のテーマとなるものについて考え、一定の周期で向き合ってきた人生の出来事から大切なキーワードを発見し、満足してくださったと感じている。私自身、塩鯖にも協力してもらったおかげで、一人で黙々と考えるよりずっといいものができたんじゃないかと思っている。
このワークショップ、先に「成長のポイントと、自分にとって大切なことを探すワークショップ」と書いた。正式には「トランジットの木星と土星の学び」という。さすがに分かりにくいと思って自分なりに名付けたのだけど、さらに分かりにくいタイトルになってしまった。だからもう一度名前を変えて、定期的な開催をしたいと考えている。
私自身、占星術を学び続けてきている。今は行きつくところまで来たのか、心理学とか脳科学の内容も盛り込んだ、心理占星学ミックスを学んでいる。
いわゆる占星術と心理占星学は似ているようで違うものだ。占星術はどちらかというと統計学の要素が強いのに対して、心理占星学はセルフカウンセリングの要素が強い。
例えば私が蟹座だからといって、すべての蟹座が同じ経験をするわけではない。統計学とは、経験的に得られたバラツキのあるデータから、応用数学の手法を用いて数値上の性質や規則性あるいは不規則性を見いだすものだ。データの数が多ければ多いほど、有益な規則性が見つかってゆくだろう。
統計学は絶対ではない。例外ももちろんある。100%ではないが、概ねの傾向としては有効だと思う。けれども、占星術を楽しんだり嗜んだりしている多くは女性で、個人だ。統計学的にいえば「データのひとつ」に過ぎないわけで、そのデータのひとつにしか過ぎない誰かに向けて「一般的には」とか言っちゃうと、一般論を聞きたくて来たんじゃないんですけど、になってしまう。
ここがいつもモヤモヤしていた。うそはつきたくない、適当なことは言いたくない、だけども事実、私はあなたと初対面で、誕生日しか知らずに一体何が言えようか、って。
- 作者:石井 ゆかり
- 発売日: 2013/11/28
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そこでまず思ったのが、表現方法の問題なんじゃないかということ。石井ゆかり先生はいわゆる12星座占いを書いているのだけど、とても抽象度が高くて、だけどやけに具体的で、多くの読者の心をつかんでいる。なるほど、こういうのがいいのか。安直な私はそう思って頑張ってみたが、当然石井ゆかり先生ではないから、劣化版にすらなれなかった。
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そこでたどり着いたのが心理占星学だ。先に「セルフカウンセリングの要素が強い」と書いたが、心理占星学は占星術と目的が異なる。占星術はあくまで星と現実の出来事の一致点を見出し、データを収集して未来を予測したりするのに使う。一方で、心理占星学は自分を知るために用いる。
例えば幼少期のトラウマについて。誰もが幼少期に大きな喪失を経験している。私の場合、妹の誕生時に「みんなのアイドル」の座を奪われるという喪失を経験した。もちろんろくに記憶はない。けれど、両親や周りの大人が「お姉ちゃんとは良いものだ」的なことを頻繁に言ってたのは覚えている。子どもは単純なので「そうか、お姉ちゃんは良いものか」といい気になって、下の子の面倒を見ようとしたりして、結果的に大人にとってとても都合がいいことになる。もちろん、「お姉ちゃんは返上いたしますから、父母の愛情を以前のように一身に浴びたいです」という子供もいるだろう。そういう子は赤ちゃん返りなどという行動をとるらしい。
しかし私は元来「真面目でいい子に見られたい」タイプである。だからこの手はとても有効だった。そのおかげで、自分でも「真面目でいい子」の性質を持っていることすら忘れていたぐらいだ。
この「元来」の部分の特性が「個性」だ。この個性の表れが、ホロスコープに描かれている天体の配置から読み解けるものの一つだ。このほかに、行動パターン、思考のパターンなども星から読み解ける。
で、ここからだ。私は真面目でいい子に見られたいタイプだから、父母の愛情を一身に浴びたいと思いつつも、いい子にしてないと可愛がられないと思い、自分がして欲しいことを我慢していい子に徹した。でも、所詮子供です。怒られる日もある(だいたい怒られることをしている)。そんな時こう思うのだ。
「我慢していい子にしてたって怒られるじゃん! 赤ちゃんが来たからもう私なんていらないんだ!!」
誰かに何かを物理的に奪われたわけでもないのに、かなりの衝撃を受ける。これが喪失である。
私たちはこうした喪失の経験を経て、その喪失を二度と経験しないようにするために、やりたくもないことをやり続けたり、優しいウソをつき続けたり(優しいかどうかは相手が判断するものだと思うんだけどね)、断れなかったり、興味がないふりをして「そもそも欲しくないし」とか言うのである。
じゃ、これが何に影響するのかって話よね。これは、対人に限らず、あらゆる全て、全部に影響する。
日々積み重なる人生という時間の中で、大いに入り組んだ矛盾を創り上げ続け、自分のルールや、言いたくても言えないことなどを作り続ける。さらに情報化社会でストレスが増えた代わりに、なんでも検索すれば情報を手に入れることができるようになった。
そして「こんなときは~すればいい」みたいな話もたくさん知れるようになったと同時に、そうできない自分に失望することも増えたんじゃないかと思うし、また、いわゆる「成功例(自分が思う成功例、理想例)」の姿や声もたくさん見つけられるようになった。それゆえ「こうして成功している人もいるのに、自分はなんてできない人間なんだ」とセルフ落ち込みする人も増えたんじゃないかと思う。
で、根拠やら実績やらがある自己啓発に手を出すも、頑張り切れずにさらに落ち込み、根拠があるんだかないんだか分からない占いなんかに手を出したりするわけだ(いらっしゃいませー)。
というのは私の経験で、心理占星学を学んで分かってきた「人生ルート」だ。
で! 驚くことにここからが本題だ。
こうした勉強を経て、様々な「自分を理解する」知識を身に着けたので、この講座を開催する側になろうと思う。といっても知識を私が教えるものではなく、ファシリテーター(促進者)として講座を開催するのだ。
で! この講座を開催するにあたって、6つの項目を提出しなければならない。いわゆる経営理念のようなやつ。これをずっと悩んでいるんです、ってところに落ちます。2月末が提出期限。たぶん2月末までに一度は提出しないとダメ。ヤバい、すげーヤバい。だから書きながら考えているということです、はい。