生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家二年目~

6月終わりから7月上旬までの仕事

 よし、こっちは仕事だ。農作業のほとんどは摘果。クラウドは代わり映えのない写真がいっぱいさ。

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 摘果とは、不要な実を落とす作業。柑橘に限らずだと思うけど、作物は適正な量の実だけを、適正な部分だけにつけることなんてない。

 木が吸いあげる水分や、木が生成する栄養分が100だとすると、木の内側や下側など、美味しくならないところについた実にも水分や栄養分が行き届いてしまい、美味しい実に栄養が集中しない。だから落としてやるというわけだ。

 摘果という作業は収穫まで行う。だから今は第一段階。とにかく美味しくないやつを落とせ! という感じだ。

 しかし柑橘という植物は隔年結果する。隔年ということは、豊作とそうでないのが交互に来るということ。今年は豊作気味なのですごく多い。半分ぐらい落としたんじゃないかという気になる木もある。でも、果実が大きくなり始めると「落とし足りてなかったな」と思うんだろうな。

 7月の上旬、今年の味噌を仕込んだ。

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 まず麦を洗う。そして大釜で蒸しながら炊く。炊き上がった麦を発酵させる倉庫に移動し、麹をまぶす。ここまでが初日の仕事。

 今年から自宅でやることにしたので、早朝出勤がないのはありがたかった。しかしずっと火の番をする人が必要なので、すごく暑かったことだろう(塩鯖が火の役)。

 発酵させる倉庫に運んだり麹をまぶしたりもまぁまぁ暑い。暑いけれど発光には温度と湿度が必要だから、暑い盛りにやる仕事なのだ。

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 麦が発酵したら次の仕事。発酵は気温と湿度によって進むので、定期的に見に行くらしい。今回は母が見に行ってくれました(ありがとう! 私は寝てた)。

 綺麗に発酵したところで、桶に入れて塩を揉み込む。これが力仕事で暑い。この白いもふもふも揉み込まれて消えてしまう。けれど発酵は進むので大丈夫なのだ。

 とにかく揉む。この日は父も参戦(力を込めて!もっともっと!と合いの手を入れられたが、私の力では十分に揉めなかった)。

 揉んで柔らかくなった麦を、丸めて桶に叩きつけながら入れてゆく。全部入れ終わったら塩で蓋をして袋の口を閉じて終わり。これでしばらく発酵を待つ。大体一ヶ月ぐらいで新味噌の完成。

 味噌を仕込むときには一緒に醤も仕込む。

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 醤は小麦と米で作る。洗って水に浸しておいて、蒸して麹をまぶし発酵させる。発酵したものを醤油と味醂を合わせたものに漬け込むように浸し、2週間ほど発酵させる。

 醤油と味醂でできているので、甘辛い味。きゅうりにつけるのが定番だけど、ご飯と食べても美味しいよ。

 納豆やヨールグルトが苦手な私にとって、最強の発酵食品です。

 今日まではこんなところ!

 毎年、梅雨になると雨が甚大な被害をもたらす。水は怖い。すぐに増えるし、重いし、冷たいし、信じられないぐらいの量の土砂を流す。だけど降らないと作物は育たない。

 この極端さは何かに似ているような気がする。それが何かを、ずっと思い出せないんだけど。

 やばいと思ったら逃げてね、本当に、命あっての人生だよ。