生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家二年目~

2021/11/16と17のみかん日記

3品種の収穫を順次行っているので、毎日が駆け足ですぎてゆく。こんばんは。

まず16日。夫氏は出荷日のリフトの担当だったので午前中は集荷場でお仕事。父は歯医者。なので母と二人でせとかのサンテをかけていた。

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母と二人での仕事はしゃべっていることが多い。この日の母は、議員さんが1日しか在籍していないのに100万円もらっていたことに憤慨していた。分かるけども、多分他の議員さん達は貰ったことすら分かってなかったと思うよ。まぁ、政治のことは言い出したらキリがないような気がする。でも言わずにいるとずっとこのままだしな。だから言ってくれた議員さんありがとう。

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午後から父がトップギア。走り出したら止まらない状態で久能温州の畑にGOです。へとへとやっちゅうねん、私も夫氏も。

この畑、今年が初収穫の場所。といってもご覧の通り、木はとても大きい。そう、去年までは持ち主が作っていた場所なのだ。栽培している品種の都合上、ここの畑まで手が回らないということでうちが作ることにした場所なのだ(ちなみにこの場所は15日から収穫している)。

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久能温州は30年前の台風19号の塩害により、島中のみかんの木が枯れてしまった頃に増やした品種だと聞いている。樹勢が強く、苗から始めても早く実が収穫できたのだそうだ。みかん農家は、みかんの木がなければ収入が得られない。苗を植えても収穫まで時間がかかっては、生活のための借金が増えてお金にならない。だから久能温州が推奨されたそうだ。

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しかしこの品種、ご覧のように極小から特大までできる。多くの人が「手のひらにちょこんと乗る程度のサイズのみかん」ばかりを見ているだろうが、実際はサイズがそろったみかんを作るには技術が必要だ。もちろんこの畑のみかんもそれ相応の対応をしたのだが、今年の収穫が終われば半分は切り捨ててしまう予定なので、あまり手間と時間をかけていないから、今年はよりどりみどりのサイズ感となってしまった。

ちなみに、この極小サイズと特大サイズ、味については個体差がある。小さいから美味しいということはない。というか、私は「小さいから美味しい」は全く信じていない。小さくてもまずいものはあるし、大きくても美味しいものもある。どんな土壌の、どんな場所にある、どんな木の、どんな状態で実っているみかんなのかが大事だ。

でもスーパーや産直で購入する場合、そんな情報はわからない。だから私なら「色づきが良く、手頃で小ぶりなサイズで、ヘタが枯れていないもの(新鮮なもの)」を選ぶ。産直ならば、できるだけ綺麗なみかんを出荷している人のみかんを買う。理由は、綺麗な作物を出す農家の畑は、きちんと手入れが行き届いているということだから。農家が教えるプチ情報でした(めちゃくちゃわかりにくいところに書くなんて性格悪い私)。

ちなみに、先日行ったカラマンダリンの枝つり。地面にみかんが当たってしまうとこうなる。

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商品価値なし。それが、枝を吊り上げるだけで商品価値が保てるんだからいいよね。手間をかける人員と、その時間があるからできることだけど。

さ、今日(17日)。早朝からみかんの収穫からスタート。もちろん猪罠の見回りにもいっている。安定の坊主。でも畑には入られていないから勝負は価値だ。

今日の収穫も久能温州の畑から。今日はここを午前中で終わらせるつもりで行って、ちゃんと終わった。万々歳であるが、間髪入れずに今度は別の畑。

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圧巻の豊作である。これは南柑20号という品種。こちらも久能温州と同じく少し貯蔵してから食べる中生みかんになる。

去年の20号は雨量が例年通りで秋の気温が高かったせいか浮皮続出だったが、今年は真夏に長雨で、秋は気温が高かったものの乾燥したから浮皮なし。ピッチピチの最高の出来となっている。糖度も今の時点で12度。品質としては「特選品」クラスに仕上がっている。

しかしこの量だ。圧巻も圧巻。誰が収穫するんだこれ。我々だよもちろん。

というわけで、午後からはひたすらに20号の収穫。大小さまざまだった久能と違って、サイズも最も市場価値の高いMS〜S程度のものが多いから、とってもとっても終わらない。嬉しい悲鳴だ。そして明日もここを収穫する。

収穫は農家にとって一年分の頑張りの結果を目にするところ。だから嬉しいものだけども、父は特に嬉しいらしく、とにかく早朝から暗くなるまでぶっ通しで仕事をする。週末には雨も降るから急いでいるのはわかる。でも、でもだな、娘の体はヨレヨレだよ。ということで夜はしっかりみっちりストレッチをしておいた。これで少しはぐっすり眠れるはずだ。明日のためにもゆっくり寝よう。

政治の話はあまりしたくないのだけど、1つだけ言いたいことがある。

政治家の皆さん、できれば今あるお金でなんとかしようとしてくれませんかね? お金を刷ったらいいじゃないっていうのは、ツケを子供たちに回せばいいじゃないってことだから、全然賛成できないです。

SDGsの話題をよく見る。未来の私たちが住む世界を、もっと優しく、もっと住みやすく、今の問題を先送りせずにみんなで取り組もうという目標を指している。政治もぜひこの観点で行ってほしい。