生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家二年目~

みかん日誌二日分

寒波到来二日目。こんばんは。まずは昨日のことから。

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いただいたクリスマスピーチと、今年のぐんま名月(大事に保存している)で朝ごはん。もちろんこれだけじゃない。だけどもまずはフルーツだ。

クリスマスピーチは小さくて硬くて可愛い。味はとにかく甘い。初夏の桃には絶対にない味。

2021年はたくさん桃を食べたが、たくさん食べるからこそわかることがある。柔らかい桃、硬い桃、甘さが強い桃、酸味も感じる桃、いろんな味の桃を知ってこそ、本当の「桃のおいしさ」の入り口に立てたような気がする。2周目も味わいたいものだ。

で、この日の午前中、私は箱詰め、夫氏は肥料。午後からは二人で肥料。

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肥料の袋は20キロだけど、流石に重いので半分を桶に入れて畑中を練り歩く。練り歩くというか、座って撒いて、立って移動しての繰り返し。

私は毎朝スクワットをしているのだけど、そのせいか肥料まきはそれほど辛くなかった。継続は力なりだなあ、以前は本当に死ぬかと思うほどしんどかったのだけど。

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この日、雪がちらつくような天気でとても寒かった。空も寒々しているように見える、かな。

夜、出来心で紅まどんなを絞ってオレンジジュースを作った。

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このダニにやられてマッドな風合いになってしまった果実だ。外皮がやられているだけなので中身は問題なし。

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手絞り。で、わかった。紅まどんなはクセがない。だからジュースにすると「とても美味しいオレンジジュース」にはなるけれど、これが紅まどんなジュースだとは気付けないのではないかと。昔出来心で、サービスエリアに売っていた紅まどんなジュースを買って飲んだけど、本当にこれ紅まどんなかなって思ったのだが、間違いではなかったのだな。2年越しで納得よ。

で、本日(19日)のお仕事。

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ひたすらに、西の香の収穫。

昨日より+4度ぐらいあったはずだが、昨日より動く量が少なかったからか、やたらと冷えて寒かった。まぁでも冬は寒いものだ。寒いからこそこの赤々とした果実が映える。

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これは5ミリほど亀裂が入っていた果実。どうですか、わかりますか、このほとばしる感。すっごくジューシーで、フレッシュを通り越したフレッシュさ。何言ってんだお前って感じだね。でもこの感覚は食べてみないとわからない。

2020年、地球上の人間は新型コロナという感染症に脅かされた。しかしやられっぱなしではない。あれから地球上の人間たちはインターネットを介して様々なことができることも証明し続けている。でも、でもだ、これはインターネット越しでは分からない。分かりようがない。それが「経験」だ。今後はリアルな経験に価値が置かれるだろうなと思う。

で、明日も引き続き西の香の収穫。きっと寒いだろうけど頑張ります。

私は人間を一言で表すことはできないと思っている。

例えば、私はけっこう面倒臭い人間だけども、だからといって全部が面倒臭い訳ではない。むしろやりやすいところも多い。過去と現在で変わってしまったところもある。

このように、人には多様な顔があるもので、そうであるからこそ面白いし、飽きることなく自分を生きていけるんだと思う。

その、一言ではとても表すことのできない複雑で多様で定まっていない「人間」というものを、完璧に残していけるシステムがある。それが繁殖だ。

今日は中学時代からの親友が島に帰ってきたので会ってきた。

私が金なし家なし仕事なしだった頃に、身一つで転がり込んで一緒に住んでいたことがある。というと、女二人暮らしを想像するだろうが、彼女は結婚し2児の母だった。今思えばけっこう無茶苦茶なことをしたなと思う。

私が住んでいた頃は7歳だった息子が今はもう二十歳である。月日が流れるのは本当に早い。

びっくりするのだが、この一家は顔が全部一緒だ。まぁ、父と母が似た顔だから、出てくる顔も同じで疑問もないが。

にしてもだ、到着早々、息子と親友を見間違えてしまうぐらい似ているのだから相当だよ(娘もよく似ている)。

で、そんな親友一家に会って思ったこと。

遺伝子はすごい。一言では言い表せない「私の親友」という生き物を、息子も娘も完璧に引き継いで、さらに彼ら独特の個性も乗っかって、別の人間として生き、おそらく私たちより長生きし、さらにあの遺伝子をつなげてゆくのだ。

なんてすごいことだ。これが多くの動物が命懸けで繋ごうとしていることなのか。

なんだかすごく感動した。

ちなみに、息子は今時の男子なのでメイクもするしダイエットもする(今すでにガリガリだというのに)。私らも二十歳ごろはあんなだったね、黒歴史だね。今のうちに写真クソほど撮っといてやんなよ、と言っといた。いや、ちゃんとイケメンっすよ。