生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

メイドインアビス

 

 

鬱アニメと聞いて見始めたけれど、結局鬱ポイントはあんまりわからなかった。

このアニメのすごいところは、とにかく世界観がしっかりしているところ。他のどこにもない、美しい世界、かわいいキャラクターたち、度を超えた変態。おそらくこの作者が最も度を超えた変態であろう。というか、彼は性癖を作品に昇華したから犯罪者にならずに済んでいるのではなかろうか。

それはさておき、このアニメが鬱と評される理由だけども、おそらく残酷さと、その残酷ささえも「必要なものだったんだな」と思わせる完璧なストーリーではないかと思う。それぐらいによく作り込まれている。

まぁ、ファンタジーだからある程度は作者都合の理屈もあるんだろうけどね。科学じゃないからね。でもそういうの、私は気にならないタイプなんですみません(知識が足りないともいう)。

さて。

この物語に登場するのは子どもばかりなのだが、要所要所に大人が出てくる。この大人というのがかなり癖が強くて人格者とは言い難い人ばかり。私は自他共に認める変態好きだから、出てくる大人たちがとてつもなくお気に入り。とにかく愛が深い。だけど愛の表現がとても独特。その愛の深さと独特さがとてもいい。

名作と名高い作品のようだが、全く見たことのない世界がどんどんと開けてゆく面白さと、どんな状況でも諦めないポジティブバカな主人公に興味が尽きず、結局最後までとても楽しく見ることができた。

 

二期が出る予定のようなので、出たらまず最初に見たいなと思う。それぐらい素晴らしい作品だった。