生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家二年目~

選挙があって、農業デマが広まってますね。

選挙がありましたね。選挙の前に安倍元総理大臣が倒れるというショッキングな事件があり、投票率が爆上がりかと思ったんですが、思ったほど上がりませんでしたね。それに少々落胆した私です。おはようございます。私は期日前に行ってました。

安倍元総理大臣については、さまざまな見解があって当然だと思うけれど、あれだけ日本のために頑張ってくださった方があんな理由で倒れるなんてな、と思います。頑張りどころや頑張る方向が、全ての国民と完全に一致することなんて無理な話です。いろんな疑惑やグレーゾーンもありました。でも、それが彼のやってきたことを全て否定する理由にはならないと思います。超個人的な考えだから、あなたもそう思というわけじゃないので悪しからず。

 

さて、農業デマですよ。最近見たものは「農薬は危険、農薬を使った農作物は安全ではない」という主張。どうやらこういう主張の政党が生まれたようで、選挙に乗じて広がったみたいですね。

個人的に、私の収入が脅かされているわけではないから放置してもいいじゃないって言われてもおかしくないのだけど、でも私はどうにも放置しておけないんですよね。だって、今の日本の農業を否定することは、今までもこれからも日本の食を支えてきた農家を誹謗中傷しているようなものだから。

最近この本を夫氏が読んでいるんです(私はオーディブルで聴いてる)。

分厚い本だけど、中身はとても面白いんですよ。特に序盤の生物としての人間の位置付けを改めて記しているところなんてすごくスッキリする。

人間も動物の一種に過ぎない

これって忘れちゃいけないことだなって思う。特にSDGsなんて掲げる時にこそ思い出さないと。

先日、山カフェというラジオ番組で学者さんが言ってたことがある。それは「近年は鹿が増え過ぎて山の環境が破壊されつつある」というもの。もちろんここでいう鹿は野生の鹿で、誰かが繁殖させている鹿ではない。

自然派の人たちの中には「人間が自然を破壊している」という人もいるけど、正確には人間も自然を破壊しているけれど、増え過ぎた鹿や猪だって自然を破壊するわけだ。

私は常々「農業とは自然破壊だなあ」と思う。だけど正確には「私たちが柑橘畑を作ることによって、そこで循環する生態系も生まれている」とも思っている。地球規模の自然から考えれば、ごくごく微々たるものだけど、それでもね、現実そうなの。

本当に人間も動物も植物も大切にして地球を長持ちさせようとするのならば、サピエンス全史の視点を持たねばならないのだろうなと思う。

人間も動物の一種に過ぎない

あくまでこの事実からブレることなく。

 

ちょっと話が跳躍してしまったな。でも私としてはこういう考え。

で、農業デマを広げている人たちの主張を見ていると、人間であることや、情報弱者(実際には弱者ではない人が多いのだけど)に対して「教えてあげなければならない」という驕りがあるじゃないかと思うんだ。一見すると「農薬に侵された作物を食べさせられている可哀想な国民」風でもあるし、それでも立ち上がっている我らというヒーロー的な演出もあるので非常に面倒なんだけど、そもそも人間ってそんなに偉いのかなって思うしね。

ああ、すごく雑に今思ったことなんだけど、本当に人間が生き残ろうとするのならば、きっとわざわざ徒党を組まなくても生物としての本能で、多くの人間が生き残ることができる道を選ぶと思うんだよね。だからこう、わざわざ不安を掻き立てて人を集めないと人が集まらないということは、そういうことなんじゃないかなって思う。

 

うちは農薬を使っている。用法や要量を守っているし、作った作物は自分たちも食べている。今のところそれで健康被害は出ていない。農薬は高いし散布作業は死にそうなほど大変だけど、美味しいものを作り続けたいから、私は国の安全基準を信用して使っている。