生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

すっかり秋ね

先日、実家に帰った時のお猫様です。朝日を浴びていて神々しいお姿。母である妹に「あいつはアレルゲンである」と言われていましたが。こんにちはー。

さて、仕事に行かなくなって3週間ほど。実際の退職日は先月末になります。だから昨日と今日は退職のあれこれで市役所とか行きました。健康保険の手続きも、年金の手続きも、早くなったよねえ。いや、この市だから? そもそも手続き自体は早かったっけ? などと、過去の退職後のあれこれを思い出そうとしましたが、思い出せず。さして問題がなかったんでしょうね。

でもこれで私も国民健康保険の仲間入りです。どうでしょう、このドキドキ。塩鯖がいるのでポーっと過ごしていましたが、そろそろ不安ベースででも動かねばならないんじゃないかと思ってきています。

なので選挙の出口調査のお仕事に立候補してみました。大丈夫かこのオフィスワーカーが。大丈夫かこの人見知りが。なんて思ったりもしますが、基本的に私は仕事であればニコニコすることができます。あくまで「私なりのニコニコ」なので、満面の笑みには程遠いかもしれないけど、すぐに忘れられるようなタイプの顔なので、何とかなるだろうと思っています。怪しくはないタイプ。

しかし、突然の選挙でびっくりしましたね。小池さん総理大臣狙ってるよね。狙うのはいいんだけど、都知事としての成果ってどう出すんだろう? と思いつつ、ニュースは毎日見ています。人のことだからどーでもいいっちゃどーでもいいんだけどね。私としては共産党がもっと共産党らしい政策を打ち出してくれる姿を見てみたいところです。共産主義も悪いもんじゃないんだぞ。共産主義独裁政権とは違うんだぞ。

さて、来週台湾に行ってきます。初めての海外旅行。ひゃっほーい!! でも準備がままならない感じです。副業のほうがアレでしてね。お金にならない書き物をずっとやってる感じです。本当に、心の底から「オレ、ちゃんと会社に勤めたほうがよくねえ?」と思っています。でもなかなかそうもいかないところもありまして。会社に勤めていると時間の制限が厳しくっていろいろままならんんんんん!! って思いますが、安心はあるんですよね。ホント、働くってことは時間を切り売りするようなもの(だけではなくて、一応技能もいるけどね)だなあと思います。ただ、会社だと切り売りした代金はちゃんともらえる。個人だとそうもいかない。

で、台湾旅行です。台湾旅行で今のところ決まっているのは、まず食い倒れ、そして占い、そして寺院巡り。この3つだけは絶対に達成してこようと思います。一週間も行ってるんだから、できるだろうと、旅行本を見飽きるほど見たので変に自信があります。必ず記事にするからねー。

あ、あと台湾の食器も欲しいんだよね。小さい茶碗とか皿とか茶器とか。以前持っていた日本製の中国茶器セットはとても使い勝手が良くて、ヨーグルトとか、アイスとか、ちょびっと珈琲とか、なんでも使えたんだよね。処分しちゃって後悔していたんだ。だから同じようなのじゃなくてもいい、同じぐらいのサイズの、壊れない食器がほしいんです。

で、目の前に迫っている旅友との犬島旅行。香川から行っても岡山から行っても遠いあの場所に、いよいよ行くことになっております。なぜあんなに不便な場所なんだ。でもだからこその何かがあると信じて。久しぶりの再会を楽しんでこようと思います。

では。

秋の宮島

秋の宮島に行ってきた。思い付きで、朝ドラ終わった直後に「今から行く?」って感じでさらっと。とはいえ、片道2.5時間程度の旅。私だけが運転するのであれば、間違いなくチョイスしないスケジュール。

だいたい道中でお腹痛い病になる。これは一人でも一人じゃなくても同じ。というわけで、止まったことのないサービスエリアにも止まる。サービスエリアはかなり好きだ。

宮島に到着。まずは焼き牡蠣。カープが優勝したということで、300円で2個。お得なのか、お得じゃないのかはよく分からない。だけど函館のいくらのように、宮島の焼き牡蠣は美味いと思う。いや、本当のところ、数個なら美味いと思っている。ただ、焼き牡蠣となると尋常じゃない量を食うやつらが周りに多すぎるのだ。

お土産ロード(表参道)を人にもまれつつ歩く。平日だからかなり少ない方だとは思うけれど、やっぱ多いなあって思う。ここの外国人は欧米系の人が多い。アジア人は少ない。やはり宗教が関わるところだからだろうか。ここでもスキマスキーが発動する。
宮島は過去何度も来ている所だけど、禅か生きたときよりも確実に新しくおしゃれなお店が増えている。けれど、それは表側であって中身は古い建物のままなんだろう。隙間を覗くと古い建物が続いているもの。だけどこの新旧が混じっているのが今の宮島なんだろうね。

途中でお好み焼きを食べる。ごくごくオーソドックスな広島風お好み焼きである。ちょっと小さめなのは私が麺を半分にしたから。それでも十分お腹いっぱいになるお好み焼き。おたふくソースの甘い味も美味い。いや、やっぱお好み焼きは広島風のほうが絶対に美味い。と、改めて思った。

ようやく本殿。本殿、ドーン。けっこう「これだけ」っちゃ「これだけ」である。建造物の作りの話とかし始めるとすごく熱いんだろうけど、私のような素人は「よく計算して作ってるよねえ」ってろくに分かりもしないのに感心だけしてのんびり歩く。まるで海の上みたいな揺れというか、地面のおぼつかなさを感じる。そのころになると、若干乗り物酔いみたいになってる。


この後、宝物館に行っていろいろ見て、腰が痛いことに気づく。立ちっぱなし、歩きっぱなしがダメというデスクワーカーらしい症状。近くのカフェにて一服がてら珈琲をいただく。むしろ、一服のために珈琲をいただく感じだ。宮島のような観光地区ではまず室内禁煙だし、道端もダメだ。と、このときは思っていた。実際に本殿などの要所はそうだ。だけど後で行った寺では堂々と喫煙所があり、お茶まであったんだよね。
その寺がここ。大聖院という。中にはダライ・ラマが飾られていたり、ミャンマーの神様もいたり、なんかいろいろ盛りだくさんだった。基本的に開放しているらしく、入り放題、上がり放題である。ピリッと綺麗にしている感じではないが、人が少なければこっそり横にもなれるだろう。そんな緩いパワースポット。

そして五重塔と千畳閣。方向的には帰路になる。ノープランなので気ままに来たが、いかんせん私は腰が痛いんだ。ということで、千畳閣ではごろんごろんしていた。びっくりするほど気持ちがいい。緑が床に映って風が通る。ここにきている人はみな休憩しているように見えた。

そして締めはやまだ屋の手焼きのもみじ饅頭。先日マツコの知らない世界で「手焼きのたい焼きを天然という」と言っていたので、これは天然のもみじ饅頭ということになる。焼き立てはケーキのようです。あんこは死ぬほど熱いです。火傷注意(でも美味い)。

平日だったからか、養殖物のもみじ饅頭は焼かれていなかった。どうせなら熱々を食べたいと思うだろう。そういうときは、表参道入ってすぐのやまだ屋に行きなさい。自分で焼くもみじ饅頭ワークショップもやってましたよ。

広島に来たのならば、旅友に会えばよかったかなと思ったが、平日だしお仕事しているだろうし、なにせ私がよれよれだったので今回はスルー。すまん、友よ。10月に犬島に行くことになっているので、その時に大いに語り合おう。

石鎚山に行ってきました

おはようございます。Googleフォトに対応してたんだねえ。って、1年以上前のことみたいだ。知らなかったわ。毎回写真をダウンロードしてたわ。

さて、石鎚山に行ってきました。石鎚山は人生2度目。初めての石鎚山は少年式です。

塩鯖は私の少年式の話を何度も聞いているはずなのだけど、少年式って愛媛だけの儀式みたいでね、全然ピンとこないようです。っていうか、私が「きつかった」「しんどかった」「辛かった」ということだけが残っているようです。ここで少年式についてちょっと書いておこう。

少年式とは、14歳になった少年少女を祝う儀式です。全然お祝いムードじゃありません。卒業式並みに厳粛なムードの中、君たちはもう大人なのだよ、しっかりせえよ、とやるわけです。14歳=元服ってことですね。愛媛県では少年式だけど、他県では『立志式』『立春式』と呼ばれることもあるそうです。

で、私の通っていた中学校では、少年式の一環として、石鎚山に上るわけです。上るんだよ。西日本最大の山に。

石鎚山の山頂はこんなところです。

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3か所の鎖を上ります(う回路あり。だが、心臓病とか身体的な理由以外は許されなかった少年式)。

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登山道とか詳しくはこちらにあります。
石鎚山 - 西条市ホームページ


で、二度目の石鎚山は塩鯖と。塩鯖はまだ筋肉が十分ではないので、ロープウェイ+リフト(スキー用のだけど夏でも動かしてくれるんだぜ)で成就社まで行き、帰ってきました。所要時間約3時間の旅です。

石鎚山は登山口が成就社にあります。成就社は石鎚山の神社。山頂にはまた山頂の祠がありますが、登る自信がないので今回の目的はここ。

緑が綺麗だねー。ロープウェイが思いのほか高くって、私ははしゃいでおりました。上れば上るほど涼しい。

ロープウェイから5分ほど歩くとリフトがあります。もちろん徒歩で上るコースもあります。ええ、ヘタレですからリフトです。何度も振り返る塩鯖。その様子が怖くてそわそわする私。

リフトを降りると展望台です。このとき気温19度。めちゃくちゃ涼しい。気持ちいい。この日、午前中は雨が降っていたので雲が多いですが、リフトで6分上る間に雲を何度か追い越しました。その景色がとても綺麗だったんだけど、リフトが苦手な私は数枚の写真を撮る以外リフトにしがみついていました。

さて、展望台から成就社を目指します。これは展望台から成就社へ向かう道。森林浴しまくりです。

しばらく行くと鳥居があります。ここから3つに分かれます。なだらかなう回路と、ハイキングコースと、直行の上り坂があります。私たちは直行コースを選択。

途中の木漏れ日が綺麗で写真撮ったね。で、今気づいた。成就社の写真がなかったわ。すまんすまん。ちゃんとした神社が突如現れるんですよ。

成就社の写真がないので、登山道の入り口にたたずむ塩鯖を。ここから山頂が見えましたが、この時点で、ロープウェイとリフトを使ってもはぁはぁぜぇぜぇの私たちには正気じゃねえなって思いながら見てました。

成就社にある民宿(という名の、登山の人用の宿泊施設)で食べたぜんざい。疲れてたので美味しかった。塩鯖はかけそばを食べました。半分ぐらいは私が食べました。

そして下りのロープウェイまでの帰り道、あちこちで苔を伝って水が滴ってました。これが美しい風景で。iPhoneのカメラにも慣れるべく、二人で激写。どーだ、綺麗だろう。

この帰路は、リフトで上らなかったときのう回路です。下りで約20分。けっこう急な下り坂もあり。これを上ることを考えたら、フィルとで正解だったね、と言いつつすでに膝が笑っていた私です。

そしてロープウェイにて下山。車に戻って帰り道、と思ったら、塩鯖が「こっちに行きたい」と砂利道を指すわけです。

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わが愛車、ラパンちゃんは狭い道もへっちゃらなので突き進む。

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そしたら突き当りが川でやんの!! びっくりよ!! すごく浅い所だったので、川を渡って向こう岸の工事現場(石切り?)に行くルートなんだと思う。

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さすがでっかい山のそば、川が綺麗だねえ。水も綺麗だねえ。ちなみに、石鎚山のある西条市は打ち抜き水で有名なところです。遠くは関西からわざわざ水を汲みに来る人もいるそうだ。

というわけで、私たちも日本一に輝いた打ち抜きを水をいただきに。

石鎚山のロープウェイ乗り場から下山すること30分で着きました。

溢れる水を空の水筒に入れて飲んでみる。美味い。でも時間をおいて飲んだほうがもっと美味かった。

しかし思いのほか疲れまして、私は帰ってからやろうと思っていたことがほぼできず、そのまま風呂入って寝ましてね。体力不足を感じずにはいられませんでした。体力つけよう。ああ、40歳。肉はつくけど体力はつかない。