生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

サボったサボった

 生きてますけど通常業務に生気を吸われていました。明日からは新しく人が入るので少しは楽になるかなあ。ここでいう「楽」っていうのは、荷物を半分持ってくれるから「楽」ではなくて、一緒に持つことができる「楽」です。最初からかっ飛ばすようになにもかもできないもんです。

 ピンチをチャンスに感じる感受性が成功者の必要項目であれば、私は成功者にはなれません。だってピンチっていうか、ショックを一度しっかり身に取り込んで、反芻して、自分なりの納得点まで落とさないと「よし次行こう」とは言えないからです。

 しばらく「次行こう」とは言えないだろうけど、そのあいだは海外ドラマに癒してもらおうと思います。現実逃避にはもってこいだ。今は刑事マーチェラを見ています。まぁまぁいつも通り悲惨なBBCドラマ。なんでこう、主人公が痛々しいのが多いのかな。確かに、傷つかずに、傷を持たずに生きていくことはとても難しいことだけどね。リバーなんて死んだ人たちだけが味方っていうね、さすがにこれは私も落ち込むから見るのはやめとく。NCISを勧められたのでどうにかして見よう。

 自分のことは自分が一番よくわかっていると思ってるけれど、窮地に立つと自分の中の価値観が明確になるので、そういう意味では良い機会だったのかもしれないと思います。私はお金と時間と約束にルーズな人を許さないんだけど、これは相手が誰であれ、どんな相手であれ、変わることがない価値観だったんだと思い知りました。田中角栄さんは100万貸してって言われたら300万持って行けと言った、という逸話をテレビで見たんだけど、それは寛容さとか度量とかでもあるのかもしれないが、自分のルーズさの表れでもあるんじゃないかと思ったもんです。

 田中角栄さんはすげーなと思うんですよ。政治家ってすっごく人間らしい職業だとも思います。職業としての政治家、という生き方をしていては、ああいうことはできなかったんでしょうね、と。

 ともかく、受けたダメージはなかなか大きくて、本当にもう真面目に生きてきたことがバカみたいだと思ったりもしたけれど、これからもこういう姿勢で生きていくことに変わりはないんです。五感や感情に正直に、それだけ貫けたらいいかなと思います。

 ヤンキーが真面目になったら評価されるって分かってても、ずーっと真面目にやってくって感じです。それでも、目の前でそういう発言を見たらちょっとぐらいはムカつくし、「相容れない人なんだな」と感じちゃいますけどね。

 ホントに、頑張れる方向に頑張るだけだね、人生は。