- 作者: よしもとばなな
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/07/23
- メディア: 単行本
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母性視線の初恋のお話し。だと思う。いや、再読なんだけどもう忘れていました。すみません。いくら好きな作家といえど、全部の作品が好みってわけじゃないんだな。うん。
インタビューズで「初恋はいつですか?」という質問がきたので再読したんですね。はい。そんだけです。なじんだ文章だからすぐに読めてしまう。
母と娘がどんどん近づいていくあたり、恐ろしいと思う。親子三代の話は川上弘美さんの「真鶴」が超ホラーだと思うけど、これはこれで怖いんだな。子供の成長って残酷だと思う。そしてどこまでも清らかだ。かといって、主人公のママンはすごく素敵でかわいい女性なんですが。こんな人ばかりだったらいいのにな。