生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

函館の朝

おはようございます。ここは函館。無事に到着して初日を終えました。

ここはラビスタ函館ベイ。朝食に定評のあるホテルです。朝食は6時20分から。日本一のホテル朝食に期待してます。


f:id:cimacox:20170126034657j:image

函館山を望む10階の部屋。良い部屋に出会えて良かった。

さて、昨日を遡ってみよう。

早朝に自宅を出発し、函館に着いたのは11時40分。すべて時間通りという、いかにも日本らしいきっちり感。

到着後すぐにタクシーで五稜郭に。


f:id:cimacox:20170126034943j:image

先日ドラマ五稜郭も見て勉強していたので、歴史背景はばっちり。でもドラマは榎本武揚視線であって、五稜郭そのものは松前藩視点なので、侵略っちゃ侵略……。中学生時代に感じた、誰の視点が正しいのさって気持ちになる。誰の視点でも正解なんだけどね。私は主観が強すぎていけない。

 

五稜郭に来たならば奉行所にも行かねば。函館奉行所はいちど解体されたものを再現したもの。五稜郭タワーから歩いて900メートル。

道中はもちろん雪。四国から長靴で来てたオレ勝利。


f:id:cimacox:20170126035400j:image

この日、天気は良いものの気温はマイナス1度。四国が、瀬戸内がいかに暖かく、住みやすいところか痛感する。私は、寒いところの方が生きる知恵とか工夫とかするから人も賢いに違いないと思っていたが、四国生まれの四国育ちとなると、そうとうに私の頭もゆるかろうね。


f:id:cimacox:20170126035657j:image

そんなこんなで函館奉行所。立派!! かっこいい!!


f:id:cimacox:20170126035735j:image

中はこんなの。床暖で居心地がいい。昔は床暖なんてなかったろうから、広くて寒いところだったのもしれない。しかしそれを差し引いても美しく、立派で、素晴らしい。

もちろん最上座に座って眺めました。

五稜郭内を裏門に向けて歩きつつ、新雪を踏みまくる。ああ、雪が珍しい人っぽい。事実そうです。私の住む街は驚くほど雪も雨も少ない。丸亀市に至っては、向かいが雨でも、隣が雪でも、なんにも降らない。


f:id:cimacox:20170126040238j:image

裏門に向かったのはこの寿司屋に行くため。旅行を申込ンダツアーのおまけが、寿司2200円分だったのだ。

私は絶対に本州四国ではいくらを食べないが、北海道に来ると食べる。不味くはないけど特別美味くも……ま、そうだよね。愛媛だってどこでも白身魚の刺し身が美味いわけでもないし、香川だってどこのうどんも美味いわけじゃない。

でもイカと味噌系、にしんはびっくりな美味さだったわよ。にしんの生なんて初めての見たわ。

寿司を食べ終え、五稜郭タワーにもどり、徒歩で市内電車に。案外遠い。そして市内電車がぎゅうぎゅう。くじけてタクシー拾う。

旅の初日はタクシーばかりだった。明日はのんびりできるから市内電車の旅にしよ。


f:id:cimacox:20170126040823j:image

そしてラビスタ函館ベイに到着。これは夜の風景。雪があるから光が反射してとても綺麗。こんなに夜が綺麗だと、夜が特別に思えてくる。

さて、気を取り直して旅の続き。チェックインしたら早々に函館山に。ここはバスでゆく。240円。

ここまては人が少なかった。ここからが絶句するほど人がいた。

函館山にはロープウェイで登る。ロープウェイは100人くらい乗れるのかな? とにかくでかくて安定してる。不安なし。函館山では展望台からの景色が夜景に変わるタイミング。このとき17時くらい。

f:id:cimacox:20170126041328j:image

最上階からはこんな感じ。しかしな、これすごかったんだよ。


f:id:cimacox:20170126041411j:image

こんなのだったんだよ。ほとんどが中国の方。なんていうかね、思いやりも譲り合いもない。なので心を鬼にして分け入って撮ってきた。しかしずっとこれは続けられない。と言うことで一階降りる。すると人がまばらじゃない?! 写真撮り放題だわ!! と嬉々として撮った写真がこれ。


f:id:cimacox:20170126041634j:image

それでも、すぐ隣にいた中国人の方に「すみません」を連呼されてはじき出される。いや、負けずに4,5回はすみません返ししたけどね。すみませんのプロだぞ、こっちは。と思ったが、あちらは大陸からわざわざ来たわけで、いやこっちも孤島からわざわざ来たわよ!! 負けずに押し出せば良かった(そんなことしたら気分が悪いのでやめような)。

悔しい悔しいと嘆きながらさらに一階降りるとまるで人がいない。ヒャッホーしながらひたすら写真を撮る。


f:id:cimacox:20170126042003j:image

いやはや最高。肉眼で見たらもっと最高だった。最高なれど、人混みがないととてつもなく寒い。室内で暖を取りつつ何度も見た。世界に誇る夜景ってこれか。これはすごいわ。見る価値あるわ。

2時間ほど居座って満喫した。というのも、中国の団体様がいらしてね、とても帰りのロープウェイに乗れない感じだったのよ。

五稜郭ではほぼ人に会わなかったので、観光名所名物となった中国人団体ツアー様をここで堪能する。

で、下山して晩ごはん。タクシーの運ちゃんが教えてくれたご当地名物こラッキーピエロ


f:id:cimacox:20170126042409j:image

おいしー、これおいしー。ハンバーガーとは言い難いかもだけどおいしー。

店内はさほど混んでなく、だけど列を無視って突撃する中国人にダメよ並んでって対応する姉さんを見る。慣れてますね、さすがです。ニコニコなのにその時だけは怖い顔。イエス、正しい。

晩ごはんを終えてホテルへ。明日は朝イチから朝食に行くというので早く寝る。そして起きた3時半。

 なんでこんな変な時間に起きたかって? 眠れないほど暑いんですよ、室内が。暖房切っててこれかよ、すごいな防寒対策。

汗だくで3回起きたので観念してこれ書いてる。書いてる今も汗ばんでいる。

きっと外は痛いほど寒い。でも今はその寒さが恋しくて仕方ない。

 

もう一度寝ることを試みよう。旅の記録は元気だったら明日も書きます。

おしまい。

明けましておめでとうございます。

 ずいぶんサボっていました。もう年賀でもなんでもないねえ。もちろん寝正月でした。それはさておき、今年の初詣は京都、昨日行ってきました。

 昨日の京都は、いつもの京都よりは温かったそうですが、まあ普通にざーざー降りの雨でした。そして私にとっては寒い。一緒に行ったのは東京在住山形出身の色白美人だったので、全然これぐらい寒くないさー的でした。マジか。聞けばカイロを貼ったりヒートテックを着たり。私はどっちも装着していない。そりゃ違うよね。

 それよりなにより、一番「これ大失敗」と思ったのが足元。私は履きなれたパンプスで行ってたんだけど、おかげで靴擦れとか足のトラブルはなかったものの、ずぶ濡れのぐちゃぐちゃに。足元の防寒防水なんてほぼ考えたことがなかったなあと気付いた。雪国美人の足元はブーツ、たぶん防水タイプのやつ。さすが雪国育ちだぜ、と感心した。

 実は今月の終わり、函館に遊びに行く。目的は五稜郭だけど、たぶん食い倒れの旅にもなるだろう。

 今回の京都の旅で学んだ「足元の防水防寒は必須」という教訓を生かし、初の長靴を買おうと思います。とはいえ、長靴初心者。帰りの電車の中で必死の検索をしたが、もうどれを買っていいのか分からない。今のところ候補はこれ。

たぶん定番。でも普通にお高い。

さっき見つけた野鳥の会の長靴。機能的には間違いないんだろうなあ。雪国で使えるものか、そして帰ってからの日常に使えるものか(出勤向きではないかもしれない)。

 塩鯖は現地調達の使い捨てにするそうです。それも一つの案だなあと思うんだけど、出勤でも使いたいんだよねえ。


 いやホントに瀬戸内の冬なんて雨が降らないもんなのよ。傘も小さい日傘兼用のしか持ってないしね。いかに人間に優しい気候の中で生活しているかを思い知ったね。

っていうか、家のマイシューズたちがそろそろ全部限界だ。あああ、物入りだ。財布が寂しいぜ。

あり得ない場所の広告

 なんですかはてなさん、ちょっと書かなかったらそんなところに広告出すとかなしですよ。ブラウザの両側にでっかい広告が表示されました。衝撃的です。こんばんは。

 特に何かしていたわけではないんですが、どうも調子が出なかったんですよね。本業が忙しいっていうのがあるかな。なんかもう、いいいいいいいいいいいいい!!! ってなるような仕事が回ってきてて、もうホント、いいいい!! なんですよ。

 そういえば、故インタビューズが本当に故になっていて驚きました。サービス変わっても飛んじゃうことはなかろうよと思っていたんですが、飛んじゃったんだって。データがなくなったってことだよね。いや実際はたぶんシステムエラーでデータは無事だろうけど、復旧させる義理もねえしってことかもしれない。どちらにせよ、サルベージしていてよかったなあって2年後に思ったわけです。あの頃の私は元気だったのか、それともなにかに怒っていたのか。どちらにせよ、今よりもずっと狭い視野で言いたい放題でありました。

 いや、そもそも視野なんてずっと変わらないのかもしれないって思います。人は生まれて成長して成人して(年齢的にじゃなくて、精神的肉体的に)、ある程度の視野を持つことになると思うけど、それはそれ以上変わらないのじゃないかなって思います。集中力と同じです。最大限の熱量は個人にそれほど差がないが、コントロール出来たり、分散させられたりというのは個性の問題であって、集中力そのものはみな平たく平等な才能である、とかね。違うと思うけどそう考えたほうが幸せじゃない。なんか。

 でもそうすると「個体差」ってなにから生まれるんだって思うよね。そのコントロールできないところや、厚みが違うところが「個体差」であって「個性」なんじゃないかなって思うんです。あくまでどこまでも「人」という単位の重さは同じ。だから自分ぐらい他人に、他人ぐらい自分に優しくできたらもっと平和な世の中になるよね。たぶんね。

 最近映画を見る元気もなくて、本を読む元気もなくて、でもうっかり本は買っていたりして、まぁまぁ忙しいです。そのうえ、12月は24日まで予定びっしり。週末は全部埋まっています。すげぇ、歴代のオレで一番すげぇ。でも塩鯖と一緒にご飯を食べられない日が多いのです。ああ悲しい。カップラーメンが進むったらありゃしない。

 アンドロイドは電気羊の夢を見るのかを買いまして、塩鯖が読みました。だからブレードランナーをもう一度見ました。私は本のイーランが最後に取る行動によってすべて救われたと思えるから好きです。映画のほうはそれがなくて、レイチェルとプリスの違いもそんなに描かれていなくて(あの二人は同じだとしたら、人間の好意を得られた方が勝ちっていう悲しい感じになっちゃうよねえ)、だけど世界観が歴史に残るほどかっこいい。そんな風に思っていたんだけど、塩鯖が「人間の悲しさは人間にしかわからない、アンドロイドは感情を感情として汲み取れないからアンドロイドなんだね」って言って、ぐうの音も出ませんでした。

 占星術的に塩鯖は「感情=水」の要素が一つもない人です。感情もデータや「感情というもの」として扱う傾向が強い。でも感情がないわけではなくて、物事の判断に感情を組み込まない人と言うだけです。私は感情の塊の部分があるので、ある意味では「冷たいなあ」って思うんだけど、感情に流されないからこそできたイーランの優しさを思うと、感情ってそもそも飲まれるものじゃないんだなって思えて、同時に塩鯖の優しさの形はこうなんだなって感じ取れて、なんかこう、一粒で3度美味しかったです。

 知らないことが多いというのは、とてもとても幸せなことです。アホになっていってる私。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))