生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

神戸旅行③

 さて、神戸旅行3日目。この日は予定では姫路城に向かうつもりだったけれど、六甲山の施設にリベンジしたくて予定を変更。朝の大浴場に1回、貸切風呂に1回入浴して宿を後にした。

 有馬温泉の旅館で食事なしだったけれど、朝ごはんはパンと飲み物を用意してくれていた。十分でございます。

  そして向かった六甲山オルゴールミュージアム。見よ、このアホほど晴れた空と、美しい緑を。

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 目的はこの銀河鉄道の夜。コンサート展示室で行われると聞いて、早々にスタンバる。そしたら1回目は常設コンサートっていうの? たぶん毎回やってくれるやつだったみたい。

 まぁそんなこと関係ないわね。だってこんなオルゴールや自動演奏オルガンなんて見たことがないもの。

 常設コンサートはお姉さんが丁寧に説明してくれながら、オルゴールの音色を聞かせてくれるものだった。また、自動演奏オルガンについてはハンドルを回させてくれたりもする。「誰かお手伝いくださる方はいませんかー??」という声に、普段は絶対手を上げない私だが、朝イチから座ってる客で挙手しそうな人はいない。ならばやるしか! と勇気を出して演奏してきた。といってもハンドル回すだけなんだけどね。

 それでも聞いたことがない重厚で複雑な音が一斉に鳴るものだから、かなり感動したよ。

 一回目のコンサートが終わって10分後にお目当てのコンサート。ここでも同じようにお姉さんの説明、朗読、オルゴール演奏なのだけど、音色も素晴らしければ選曲も素晴らしい。それに加えて賢治の世界は演出も素晴らしかった。そう、何もかもが素晴らしかった。

 お姉さんは声がとてもきれいでよく通るし、照明もオルゴール演奏も一人なのに素晴らしいタイミングだし、いやまったく本当にこれは素晴らしい。

 実はうっかり2回目の賢治のコンサートに入っちゃったんだけど、音読個所も選曲も使うオルゴールも全部違ってたので十分に楽しめてしまった。ちなみに2回目は3枚上の写真にあるDECAPという最大の全自動オルガンも音を出してくれた。すごい音圧と光で、これが娯楽だったころを想像すると泣けてきそうになった。

 物理的に「音がぶつかってくる」感触、生の大きな音の感覚、今はそういうのが少なくなったような気がする。

 そりゃあ、デジタルの音もクリアできれいだけど、やっぱり雑味があるほうが肉厚を感じられる。そうか、音響マニアがアナログにこだわるのはこれなんだなって思った。

 あさましい話だが、「なるほど、これが資本の違いというやつか」と思わざるを得ない。四国でこのクラスの博物館なり美術館はあるだろうか。ないと思うなあ。唯一ここはと思えるのが、高知の牧野植物園ぐらいだ(とべ動物園も大した施設なのかもしれないが、何十年も行ってないので分からない)。

 

 で、お昼ごろにオルゴールミュージアムを出て、明石で明石焼きを食べようということになった。明石市までは1時間弱。まず向かったのはこちらのお店。

 老舗かどうかなんてよくわからないけれど、明石で明石焼きを食べることに意味があるのだ。そして、私も塩鯖も本場で食べるのは初めて。目の前で焼いてくれる明石焼きを思い切り堪能させてもらった。うまいわー。出汁がやっぱり瀬戸内とは違うけれど、でも美味しいわー。

 

 そして2件目に向かう。どちらのお店も西明石駅のそばにあるので駐車場が埋まっていて(平日なのに!)車を動かすのが面倒だったので徒歩で行けるところ。

 こちらは居酒屋風で昼間っから飲んでるおっちゃんと、おばちゃん2人組がいた。もちろん塩鯖は一軒目からビールを飲んでいたのでここでもビール。

 明石と言えばタコだろうということで、タコのニンニク炒めもいただく。なんだろうな、瀬戸内のタコ料理と違う気がする。この日はとても暑かったので、このしょっぱさもまたうまい。

 明石焼きはタコとアナゴとミックス(たことアナゴの両方)があったので、ここはタコにしておいた。帰りにお持ち帰りでタコとミックスの冷凍を購入した。

 美味しい昼ご飯を終えたのが2時ごろ。ここから帰路に就く。うちのナビさんに自宅を入力したところ、瀬戸大橋経由で帰れと出てきたので、二人で「おかしいだろ、明石大橋目の前やぞ」と突っ込んで明石大橋を経由して帰る。明石大橋までは都市高速なので激烈緊張した。だってさ、車が多いんだもん。ええ、私は田舎限定ドライバーですから。

 明石大橋を渡ってすぐの淡路SAは平日ということを忘れるぐらいの人だった。あんまり買いたいものもないので飲み物だけ買う。

 淡路島以降は休憩しなければ1.5時間程度。私の運転なのでのんびりめ+休憩ありだったので結局3時間ほどかかって帰宅。

 旅行中は20時には眠っていたけれど、さすがに家に帰ってまでそんなに早くは眠らない。塩鯖と旅の思い出を語りつつ、帰路で聞いた懐メロ(1990年代~2000年の音楽)を聴いて一日を終えた。

 

 私たちの旅は基本食道楽。だから胃袋が張り裂けそうになるほど食う。よく考えれば、ふつうこんなに食べることなんてない。普段の食生活で維持されているものが、いとも簡単に突破されてしまうのは、旅のせいもあるんだろうな。もうね、全然痩せる気がしないからほんとに。

神戸旅行②

 連投。神戸2日目。まずはホテルの朝ごはんから。これが日本一の朝ごはんだ!!!




 塩鯖、牛しぐれで牛丼にする贅沢。この写真じゃあまり分からないかもしれないけど、おおむね「おフランスの家庭料理系」です。見たことがない食い物が多い。けれど、けれど、どれもこれも美味しい。とにかく美味しい。特にスイーツはホテルのバイキングレベルではない。お隣に座ったお姉さんは、スタートからスイーツ三昧で、途中卵料理を挟んでまたスイーツだった。それぐらいスイーツが美味しい。

 ホテルの受付時に6:30だけは席を確保できる旨聞いていたので、もちろん予約しておいた。実際6:30にはホテル宿泊客が列をなしている(といっても入れるくらいだけど)。これが繁盛期だったら入れない可能性は高いだろうなと思う。1時間ほどで食事を終えて出たら外は並んでいる人がいた。食べ終わっていたからわかる、なるほど、並ぶ価値あるね。

 ラビスタ函館ベイや函館の全日空よりは席数が少ないので必然的に並ぶことになるだろうけど、それでも味のクオリティが高いので日本一になるのは納得できる。なるほど、神戸グルメは桁が違うのか。

 感心しつつ、早寝したせいで早起きしてしまっていたので二度寝。起きて六甲山に向かう。狙うはオルゴールミュージアム

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 塩鯖に出会って宮沢賢治の奥深さを知ってからは、賢治と聞けば行きたくなるほど好きになっている。

 でね、ここからですよ。ここから。六甲山の規模があんまり分からないまま、ナビのさすままに六甲山を上る。見事な山道! 山道であるよ!!! 私は今でこそあまり乗り物酔いしなくなったけれど、それは酔い止めを飲んでいるからであって、体調が思わしくなかったら確実にゲロゲロになる。もちろんこの日も朝起きてすぐに酔い止めを飲んでいるので大丈夫だったけれど、しかしすっごい山道。体は酔っていないのに、乗り物酔いしていたころの記憶がよみがえって混乱してくるほどの山道。

(アネロンはよく効きます。神。)

 六甲山、でっかい山だったんだなあ……讃岐富士とは桁が違うや。でもだからこその夜景なんだろうね(夜景タイムには寝てるだろうけどね)。

 そんな過酷な道を上り、六甲山の施設があるところに行ってからの~全館休業!! マジすか! この時初めて「神戸の閑散期」であることを認識する。するけれど、けっこう人いるんだけどね……本州ってすごいね……。

 しょうがないので有馬温泉に下る。下りは有料道路(520円)を通ったので比較的楽ちん。かつ、下ったらもう有馬温泉だ。なるほど、地理的にもいいから有馬価格なんだね。ちなみに、有馬温泉の旅館はどこも高いです。食事つきならお一人様2万5千円ぐらいはざらです。マジで高い。日本一の朝ごはんのホテルが一人5000円ぐらいを考えると、ここは治外法権なのか? 自治区が違うのか? と思うほど。一時は有馬温泉ではない温泉を探したくらいの価格だった。でも、一度ぐらい有馬温泉に泊まってみたいじゃないの。西日本屈指の温泉なんだもの!!

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 というわけで、こちらに宿泊。お一人様1万円オーバー。それでもご飯がないので安いほう。く、、高いぜ、、、。

 チェックインの時間よりも5時間近く早くついてしまったので、車を停めさせてもらえないかと交渉に行ってみる。もうかなりダメもと。だってお値段が高いところってやっぱ格式とかも高いと思うじゃない。それがどーした、快諾!!! 康貴さん最高っす!!! 加えて「チェックインはちょっと早い時間でも大丈夫ですから、貸し切り風呂の予約もされますか?」ってもう最高すぎませんか!! 遠慮なく車を停めさせていただき、15時からのふろの予約もし、有馬温泉を歩きつくす旅に出ました。

 有馬温泉のことはあまり知らない。知らないからこそ歩くべし。

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 有馬温泉は炭酸の温泉が出ているそうで、この公園は炭酸温泉水の蛇口があるところ。この日も例外なく暑かったんだけど、水が湧いているところなのかな? 屋根のある場所の水はとても冷たくて、ちょっとだけ炭酸の泡がついて、めっちゃ気持ちよかった。顔面がぁぁぁぁぁ!!っと洗いたいぐらい。

 蛇口から出る炭酸水は、微炭酸ぐらいのしゅわっとする感じ。最初は「!!!」と驚くあまり「美味しい!?」と思うのだが、二口目からは温泉水らしさが鼻について飲めない(笑)でも、天然で炭酸ってすごいなあ。不思議だよなあ。

 私が生まれた愛媛県松山市(旧:温泉郡)、今住んでいる香川県、どちらも水無し県。本当に水がない。生活の中で常に節水を強いられることはないが、あちこちに「節水」が貼ってあるし、天気予報では早明浦ダム貯水率も放送される。でもそれが普通できたので普段は「水無し県だしなあ」とは思わないが、温泉地や雪が降る地域に行くと水の豊かさに感動する。じゃぶじゃぶ水が流れている川が少ないからねえ、水が垂れ流されていることに、脳が付いていけない感じだ。すげぇ、水が捨てられている、すげぇ、こんな綺麗な水が無駄に流れている!! 変なところですごく感動します(だから石鎚山に行ったときも感動したよ。西条市さん、いいなあ)。

 で、炭酸源泉公園を出て街中をぶらつく。途中団子を食べてみたり、



 駅のほうに行ってみて昼ご飯を食べたり。
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 言うても有馬温泉なので、どこもかしこも「高いなー」って感じだったけれど、このお店はかなり良心的なお値段で、味も満足だった。うどんと蕎麦があったけどやっぱここは蕎麦です。私は温かい昆布蕎麦を食べました。お出汁が四国と違うんだけど、これはこれで美味しいんだよなあ。


 有馬温泉には金の湯と銀の湯がある。金の湯は赤褐色に濁った湯で、銀の湯は炭酸水らしい。ということで銀の湯に入る。熱い(笑)いやいや、マジで熱い。ここだけなんだろうか? と思ったら、金の湯はさらに熱かった。関西人はせっかちさんなのか? と思うほどだった。でもお湯はさらりとして気持ちがよかった(真夏でなければ……!)。

 などなど、とにかくうろうろして、炭酸せんべいも買い、サイダーも飲み、宿に戻る。そして早々に貸切風呂に行く。あいにく写真はないので宿の写真をどうぞ。

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 1,2は男女に分かれた大浴場、3~6は貸切風呂。最初に予約したのは3の湯で半分露天風呂になっている。これがまた、広くて湯加減もちょうどよくて気持ちがいい。最高です。そして私はこの段階で、この宿には源泉があり、だから金の湯と銀の湯どちらも楽しめると知る。なるほど!! これはお得だわ、本当にいいわ。

 湯を堪能した後は晩御飯に行く。対して腹も減っていないけれど、温泉地の夜に腹が減ったとなっては悲惨だからね。宿に紹介してもらった釜めし屋さん。

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 ミシュランにも載ったそうだよ。美味しい釜めしでござった。

 っていうかね、このお店17時にオープンなのね。10分ぐらい前に行ったらすでに先客ありで、後ろにも並んだのね。それはいいよ、みんな食べたいだろうからね。でも後ろに並んだ大学生4人組が典型的な「イキった少年」で「俺の友達の兄ちゃんはボクシングしてて、神戸で3番目に強いんだぜ」みたいな話を延々している。もう気になってしょうがない。「で、だからなんだ、だからなんなんだ!」「っていうか、友達の兄ちゃんって遠いやーん!!」とか言いたくて仕方なかった。えらいイキってたので店の中でも傍若無人かと思いきや、とてもお行儀よく「ちょん」と座って、中国人の観光客の写真を撮ってあげたりととても好青年。余計に「さっきの変な自慢なんだったん!?」と気になって仕方なかった。

 いや、おおむね料理を楽しんでいましたけどね。なんかもう、有馬温泉中を歩き回って疲れてたんだわね。その後、宿に戻って6の湯に入り(3階にある露天風呂)、がつんと寝ました。ええ、寝ます。やっぱりお腹一杯はすぐに眠くなります。

 この時点で、有馬温泉の価格の理由はよくわかりました。湯がいい、とにかく湯がいい。豊臣秀吉も愛した温泉ということで、あちこちに「太閤」の名がついている。戦国時代の日本で傷を負った人たちや、雪も積もったであろうこの地域の人たちの、冬を想像したらこの温泉が極楽のようだっただろうなと思う。冷えた体を思う存分温められるんだからね。すごいよね。水も豊かで、きっと土地も豊かだったんだろうなあって。そして実際にこの温泉に入って不調が改善された人たちも多かったんだろうなあって。

 だから私たちがチョイスした宿は最高だった、ということです。決して安くないけれど、大衆浴場的な金の湯、銀の湯に入るぐらいならば宿でどっちものんびり楽しみたいよね。

 六甲山では閑散期(=施設のメンテナンスのとき)で愕然としたが、おかげで有馬温泉も人が少なめで宿もほぼほぼ貸切気分を味わえて、最高の温泉を堪能させていただきました。

神戸に旅行してきたよ①

 つい昨日、神戸から帰ってきました。今回は2泊3日のいきなり旅。目的は、塩鯖がニュースで見てメロメロになった「ヤブイヌ」を見に行くこと、そして日本一の朝ごはんを食べること、そして有馬温泉に泊まること。

 丸亀市から神戸までは、淡路島経由で2時間24分、瀬戸大橋経由で2時間52分。迷わず淡路島コースで行きます。淡路島から脱出するまでは田舎道なので運転も楽だったはず。始終運転は塩鯖でした(私は鳴門西SAまで寝てた)。塩鯖の運転はいいね、安定しているし、道に迷っても運転迷わないし。ということで、無事に神戸に到着し、ポートアイランド神戸どうぶつ王国に。

 お昼ご飯を食べていなかったので、まずは昼飯。館内のバイキングへ行きます。

 昔はこういうバイキング嫌いだったなー(笑)やたらと「廉価なバイキングはダメだ、おいしくない」と信じていたので、実は初めてぐらいじゃないかな。1500円ぐらいで食べ放題。といっても夜は南京町に行く予定だから食べ過ぎないように注意しながら食べたいものを選ぶ。味はちゃんとそこそこ美味しい。ドリンクはつけなかったけど館内に自販機もあるから水があればいいのだ。

 神戸どうぶつ王国は初めて来たのだけど、中はちゃんと冷房が利いていて涼しくて、匂いもほとんど感じられないほどに清潔。そしてグリーンの手入れが行き届いていて素晴らしい。動物園は真夏勘弁と思うんだけど、ここはいいねえ。



 どうぶつ王国とはいうものの、動物園ではないため限られた動物しかいないのだろうけど、それでも普段接することのできない動物だらけで、みな人慣れしていて(少なくとも触られても怒らないぐらいには人慣れしている)、どれもこれも可愛く面白く興味深く、近寄らせてくれるだけで万々歳だった。でも当日はとても良い天気で、夏の再来ぐらい気温も上がっていたので水がぬるんでいるんじゃないかと心配になるほどのお天気だった。

 定刻スタートのドッグショーを見て(ドッグショーも飼育員さんたちの素晴らしいステージ&よく訓練されたシープドックと、もしかするとそれ以上に訓練されていた羊たちで、素晴らしいものだった)、ヤブイヌに向かう。塩鯖は犬好きなのでドッグショーを全部録画しちゃってましたよ。



 ヤブイヌはちょうどご飯時で、骨に食らいつく様子ばかりを見ることになった。なんとも野性味あふれた姿である。だけど塩鯖はもうなにしてたって可愛いと言うだろうというほどに、ヤブイヌにメロメロだったのでかじりつきだった。

 ヤブイヌとは言うものの、ほぼタヌキに見えるそれは、とても人になつきそうになかった。でもその素朴な容姿がなんとも言えないものがある。一時はとべ動物園にもいたそうだが、残念ながら死んでしまったそうだ。タフそうだけどやっぱり彼らの居住地域ではない場所での暮らしはいろんな弊害があるんだろうな。極論を言えば人間のエゴでこんなところに連れてこられたのだから、食う寝る暮らすに不自由のない環境を与えてあげてほしい。神戸どうぶつ王国はそれがかなっているようだったからすごく嬉しかった。


 私は動物も好きだが植物のほうがほんの少しだけ上回って好きなので、圧巻のウォーターリリーに癒された。とてもとても綺麗。なんたって空調が完備されているところがすごい(人間が快適である)。こんな巨大なビオトープを管理整備するのって大変だろうなあ、美しいなあとひと時休憩する。

 そして狼とかビーバーとか回って(写真ではなく動画だったので割愛)、ホテルに向かおうとする。が、まだ時間があるのでUCC博物館に向かう。近くにあったんだよね。




 特に予約もなく行ったけれど、入館料300円を払うだけで中を閲覧でき、コーヒーの飲み比べもできた。これはたまたま時間がよかったみたい。UCCだからコーヒーのいろいろがあるのだけど、しっかり展示もあり、UCCの歴史もあり、かなり見ごたえのあるところだった。駐車場が無料なのもうれしい。

 そして、ホテルに向かう。ホテルは朝食ランキング日本一のホテルピエナ神戸。ちなみに2位はラビスタ函館ベイ。ラビスタよりは全日空のほうがおいしかったので、ここはどうなのかなーなんて思っていたが、それはまた次の日記で。


 朝食日本一だけどホテル自体はとてもお手頃で、大人一人5000円と少しぐらいで宿泊できた。ホテルの部屋も広々とは言わないが十分な広さがある。バスルームが広いこととアメニティが充実しているうえ上質なところが特に素晴らしかった。この時まだ気づいていなかったが、神戸の観光シーズンとしては閑散期に入ってたらしく、人もあんまり多くなかった。本当にいろんな意味で「お得」だったような気がする。

 さて、ホテルに着いたら次は南京町。西日本で唯一の(?)中華街。


 こんな感じで似たようなお店が(失礼)並ぶ。台湾のそれと似ているようで似ていないようで。しかし事前にリサーチしていた肉まん、小籠包(ついでに汁なしタンタンメン)は先にいただいた。


 リサーチしたものを食べただけで結構おなか一杯になっていたけれど、塩鯖的にはふかひれラーメンも外せなかったらしく、中華店に入っていただく。これは半分こしたけれど、まぁなかなかお腹一杯になったよ。帰りに胃薬を買うために行脚するほどにね。味付けは濃すぎることもなく、薄すぎることもなく、絶妙でちょうどよかった。本当においしい中華にあたって超ラッキーだったと思う。また、お店のお姉さんもいろいろと融通を聞かせてくれて嬉しかった。ほんといい人、めっちゃ可愛い人、ありがとうありがとう。

 そしてホテルに帰り、例によって20時には寝ていた。お腹がいっぱい過ぎるとすぐに寝てしまう。これは次の宿泊でも変わらなかった。

 なかなかの暴飲暴食っぷりだったと思い起こしていたが、改めて食べたものを書くと、少ない量ではないが、食べ続けていたわけでもない。単なる加齢による「無理ができない状態」になっただけだったんだなあ。