生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

TL(タイムライン)はとても興味深い

 おはようございます。早起き。最近早起きなの。理由は早く寝てるから。

 塩鯖と共に「ジパング」を見始めました。日本の軍艦とか戦争のプロが書いてるお話なので、私のような素人には想像もできない展開です。お話はね、現代の軍艦が第二次大戦中に軍艦ごとタイムスリップしたら、っていうやつよ。

 アニメの最初の方で飛行機が墜落するシーンがあったんだけど、素人の私は零戦に見えたよね。全然違ったよね。このアニメを見ている間は余計なことは言うまいと誓ったね。でもこのアニメは面白いよ、温さが全然なくてね。

 さて、TL(タイムライン)の話。

 私のツイッターアカウントのタイムラインは、動物愛護のためにつくったアカウントでもあったのでいつも争いごとが流れてきていた。野良猫が、餌やりが、猫は外来種か否か、みたいな話ばかり。正直かなりどうでもよくなったので(言い方w)ばすばすーっとミューとしたらTLが平和になった。あんまり意識してないだけで、動物愛護以外のアカウントもフォローしてたみたいでね、まぁまぁ楽しいTLになってきたのよ。今は厳選された自分の好みだけがTLを埋めてくれるから楽しいよ。

 で、たぶん id:t_kato さんだったかなあ、TLとワイドショーの話をしていたのを思い出した。

 ワイドショーって選んでないようで、選んでるんだよね。チャンネルと、電源を入れること。だから自分好みの情報を(好き好んで)見ているわけだ。だけどほとんど意識してないから、テレビは怒る人ばっかりとか、文句言う人ばっかりって思うかもしれないけど、そもそも自分が選んでるんだよ。私は3月の頭でもうコロナの話ばっかりで、その情報の質の悪さから朝のニュースをつけないことにした。電源を入れないってことも、私たちは選べるってわけだ。

 それと同じで、TLも自分が選んだ情報なわけ。なんかムカつくーなんかイラっとするーって思うのは、そういう人をフォローしているからなんだよね。だからTLは荒らされることはなくて、自ら荒れてるところを選んでいるってことだ。

 そう思うと、TLを分析すると今の自分の傾向がすごくよくわかるんじゃないかなって思った。そして整理することで、自分の中も整理されるんじゃないかなって。

 もちろん、大手のSNS各社やグーグル、アップルあたりは早々にこのビッグデータを利用してユーザーの傾向をつかんで的確な広告をターゲットしている。そう、私たちは自ら望んでデータを提供しているってこと。

 塩鯖は個人情報を外に出すのを嫌うタイプなので、ブラウジングするときもシークレットモードだし、ユーザー情報に繋がるログインはしない(Amazon楽天は別だけど)。その代わり、なんだかんだといちいちパスワード入力が必要になるけど、ちょっとした検索ぐらいで情報をやるのは好かんということだろう。私はその方法も賢いと思う。

 そう考えた時、世間の人はどれぐらいこの意識(自ら情報を提供している=個人情報を漏らしている)があるだろうかと考えた。たぶんそれほど意識されていない。自らの手で個人情報をばらまきながら、漏洩が怖い怖いと恐れている。そして提供されるサービスでメリットを甘受しながら、グーグルやアップルは悪だと罵ったりする。

 まったくもって、アホじゃない?(暴言すみません)

 私はパンピーなのでグーグルさんたちが考えるような未来は描けないし、発想も技術力もない。だから彼らのサービスをガンガン利用して、ユーザー情報を提供して、彼らが提供してくれる利便性を活用し、かつ見せてくれようとしている未来像を楽しんでいる。人とパソコンがボーダレスに、そして現実と思考がボーダレスになってゆくのを楽しんでいる。

 これはどっちがいいって話ではない。私たちはどちらも得られるということを、知って使った方がいいんじゃないかっていう話。そして想像以上に世界は「自分が選んだもの」で構成されていて、その現実がもう目の前にあるんだよっていう話。

 かなりワクワクしない? わたしゃ楽しみだよ。

 そして今更だけどジョージ・オーウェル1984。これは1949年に発行された本だけど、コロナ騒ぎの世界を見ていたら現実になったんだなあと思う。お互いを監視し合う(一人だけなんてズルい! とチクったり足を引っ張ったり非難したりする)のが正義の世界。今の日本もこれじゃないかって思う。コロナに感染した人は「加害者」なのか? 事実、保菌者であることは違いがないけど、それは悪なのか? 私は何度となく思った。

 簡単に「悪」を作って、非難して、自分は大丈夫だ、安全だと安堵する。人ってそんなにインスタントなものかな。浅はかなものだったのかな。

 もうすぐ3.11。あれだけ被ばくいじめは酷いと言いながら、コロナでやってることは同じだと思う。自分は大丈夫、自分は安全とマウントすることで得られる安堵は、何日の安眠分だろうね。

 そろそろ目を覚ました方がいいんじゃないか、と心から思う。

自宅の光回線から、自分がやりたいこと見えた話

 おはようございます。昨日、自宅の光回線の関係で3時間ほどドコモに拘束されていました。うわ、これすごい被害者っぽい言い方(ギャグです)。

 事の発端は2月の事業者変更。ソフトバンク光をドコモ光に切り替える手続きをした。こちらとしては、事業者変更として申し込んだのだが、ドコモは新規で手続きしていて、昨日工事の人が来て「あれ? ソフトバンクさんの回線生きてますよ? 工事どうします?」ってことになったのだ。

 これってすごく面倒くさい話なんだよ。だけどすごく簡単にするね。

 事業者変更の手続きを行うと、切り替え先から予約番号みたいなものがもらえる。この番号を持って切り替え先に行き、変更手続きを行うと工事なしの内部手続きだけで回線が切り替わる。だって使ってる線(物理的な光回線)そのものは同じ規格だからね。で、変更手続きを行うと同時に切り替え先の契約が終了し、新たに切り替え先との契約が始まる。

 具体的に、内部手続きというのはNTTルータの登録のこと。たぶんこれでどこと契約しているか(利用料金が発生するのか)を振り分けてる。

 でも新規で申し込むということは、工事業者が入って光の線を引くなり、今あるNTTルータを置き換えるなりして、物理的にドコモさんに接続する。おそらく内部手続きもこの時行う。このとき、切り替え先の契約は終了しない。だって終了の作業は工事に含まれないから。だから契約者は切り替え元に解約を申し込まなければならない。

 お判りいただけただろうか。

 でね、すったもんだとソフトバンク、ドコモ、工事業者と話して私は理解し、工事は中断、ショップに行ったわけだ。この時すでに1時間以上が経過していた。で、ドコモに行ったらお決まりの「お待ちのお客様がおりますので」と30分ぐらい待つことになり(もちろん電話していったが、混んでて電話がつながらなかった)、30分後にきたお姉さんが「申し込みが間違ってましたから、申し込みからやり直すしかありません。新規と事業者変更とどちらがいいですか?」っていうもんだから、いやいや間違ったのはそっちでしょ、どうもこうもねえよってわけです。

 最終的には契約者である塩鯖に電話して、新規とか事業者変更とかどうでもよくてさ、正規の手続きを踏んだのにこっちは不利益を被っているわけで、それを君らはなにもしないのか? と伝えてもらいました。私が言っても上手く伝わらなかった……。むしろ途中で「まぁ、どっちも一緒ですからね(私たちのすることは)」って言われてカチン(私じゃダメだこりゃ)と思ったので塩鯖を召還したのだけど。

 結論としては、やっぱりその日のうちにどうにかすることはできなかった。でも、気持ちは晴れている。塩鯖が、言いたいことを言ってくれたから。

 そういえば、私はSE時代にずっとこんなことを言っていたと思う。人間の暮らしを楽に、より充実した豊さに繋げるために、システムって存在しているはずなのに、システムに人が使われ、システムに待たされ、疲弊し、時間も手間も、メンタルにも損害を被る。それって変じゃないかなって。

 スーパーSEが現れてこの世の仕組みを綺麗に正規化・統一してくれたら世の中は美しくなるのに、と考えるSEは少なくないと思う。でもそんなのいない。

 いまだに忘れられないことがある。ヤフーBBが出始めたころだ。うちはマンションだったから申し込んだんだけど、上手く接続できないのでカスタマーサービスに電話した。時間までは正確に覚えていないが、その日の午後はずっと保留音を聞いていたように感じている。そしてようやく繋がった先で言われたのが「そこに男性はいますか?」だった。女だと分からんと思われたんだと思って、とてつもなく腹が立った。

 SE時代でもある。新しく配属されたときに「今度担当します……」とあいさつしようとしたら、最後まで言わせてもらうことなく「男の人がいいんだけど」と言われた。とても傷ついた(何年後かにはクリアしたけど。でもこの言葉のおかげで、よしてめぇらのために徹夜でもなんでもやってやらあ、男より頼りになるところ見せてやるぞ、と仕事に本気になれたわけで、今思えばありがとうだ)。

 私は男女で差別するのはおかしいと言いたいのではない。むしろ男女平等には甚だ疑問だ。まったく同じ作業量をこなすのが平等じゃないんだから、無茶言うなよって思っている。そして、今の時代男性も女性も、等しく「辛い」。辛さばかりが平等、不幸な荷物だけが平等、これって変じゃないですかね。

 私が腹を立てているのは、仕組みやシステムが分からない人が、分からないから仕方ないと不利益を被っても、疑問を感じることのない人も多く、また疑問を感じても伝わらないことだ。誠意を見せろじゃないけど、そしてなんか補償しろって話でもないけど(それ言うとお気持ちヤクザだね)、自分が今、不利益を被っていることにすら気づかない、そういうもんだと思い込んでいて、あるいは「システムなんて使いづらいもんだ」と決めつけていて。それがすごく悔しいんだ。

(仕組みやシステムに対しては、SE時代から並々ならぬ愛を持っている。だって人が「より良い未来のために」って作ったものだよ。市民サービスや病院のシステムばかりやってきて、時には汚職話や、談合や、汚い話も聞いたけれど、でもそんなのどうでもいいんだ。少なくとも、適当に作れる人が、適当に作ったものではないんだ。日本の法律に、その職業の倫理に、リスペクトを評して仕組み化したんだよ。だから、どんなにポンコツでも愛しい。手入れして使えるなら、いつまでも使ってやりたいとさえ思う。SE時代にもここに関しては「変態」の名誉をもらったけれど、変態で結構。システムは愛おしいものなんだよ)

 IT(Infomation Technology)に触れるすべての機器、ソフトウェア(アプリ含む)は、使い方次第だ。使い方と言っても操作ではない。これが何をどうするものか、そしてどうなるのが正解か、それが分かっているかどうかだ。

 何人かのパソコンレッスンをしたけれど、ぶっちゃけあんまりうまくいかなかった。でも一人だけ、自分のパソコンを始めて持つところからレッスンを受けてくれた人がいて、最初はさんざん「怖い怖い、触りたくない」と言っていたのに、今は動画を楽しみながらブログをパソコンで書いている。きっと、パソコンのトラブルシューティング的なことはまだできないと思う。だけど「なにをしていて、何が出て、どうなった」という現状報告はしっかりできる。これさえできれば、どこのカスタマーサービスでも通用する。そして、パソコンという枠を超えて、相手が何であっても、誰であっても、きちんと状況を説明できる人になると思う。

 私が心から嬉しいのは、彼女が、「私はできない人だから、なんかしちゃったんだと思う。ごめんなさいごめんなさい」と謝りながら怒られて、自尊心も傷ついたうえに、時間や労力や自信を失うのが当たり前だった彼女が、きちんと現状を把握して、本当はどうしたかったのかが相手に伝えられる人になったことが嬉しい。

 SE時代に一番悲しかったのは、システムの不具合なのに操作に自信がない人は「私が触ったから壊してしまった!」と、端末から遠ざかったり、担当を変えられたりして、自信を失ってゆく姿かだった。そういう人を減らしたい。

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 私が5歳のころ、同い年の女の子は2人いて、二人はいとこ同士で、同じおもちゃを買ってもらっていた。私はそのおもちゃを持っていないから、貸してほしいとお願いした。でも「持ってないなら仕方ない」みたいなことを言われて、私は二人がそのおもちゃで遊んでいるのをずっと見ていた。

 端末の後ろで、人が操作するのを見るだけの人と、この私が重なるんだと思う。(みんなが悲しいわけじゃないんだけどね、やらなくてよくなった~うぇ~いな人もいるんだけどね(笑))。

 そういうわけで、パソコンレッスンも依頼されればやるけれど、私としてはパソコンにしり込みしてしまう人たちに向けて、なにか作りたいと思う。そのために、50人ぐらいモニターを取ってデータを分析したい。もちろん、モニターさんの要望にもきっちり応える。そうじゃないと、ギブアンドテイクにならないからね。

 これね、今まで勉強してきた占星学、心理学、コーチング、カウンセリングの講座があったからできることなんだけど、占星学って入るだけで途端に胡散臭くなるよね。分かるんだ。私も言いたくないときあるし。かといって、自己啓発ってものでもないんだよな。

 本当に、そろそろ「この線路に乗ってりゃ大丈夫」じゃない時代になったのに、なんでも待ってたらもらえるメンタル、頼んだらやってもらえるメンタルだから、思い通りにならなくて辛いんだよ。

 極端だけど、今どきの子供ってゲーム機いくつも持ってるよね。それが当たり前だよね。私らから見たら「恵まれてるなあ」なんだけど、今の50歳ぐらいの人でさえも、一定数の人は座ってりゃもらえる立場だったんだよなと思う。えげつないほどに取りに行かなくてもさ、ちょっと頑張ったら手が届いていたんだよ。自分から捨て身でアピールしたりしなくてよかったんだ。それは、自分の親や、その上の人たちが、戦後でものがない時代で、貧しくて、明日にでも飢えて死んでしまう人がすぐそばにいたから、命がけで「未来ではそんなことがないように」と努力して築いてくれたわけだよ。そして現実になった。どんな現実にも、良い面と悪い面があるように、恵まれて豊かになったけど、貪欲さやアピール力がまるでない、平民のお嬢様お坊ちゃまが量産されたってわけだと思う。

 指示待ち人間にぷりぷりしたり、やってもらうの当たり前だったり、なんでもくれくれ(結婚したら幸せにしてくれくれ!)に、何度となく怒ってたけど、私も同じだったってこと。だからその受け身人間を脱するために、これが私の仕事ですって言える何かを作りたいんだよね。

 スピでも自己啓発でもない、ITスキルを入り口にしたプログラム(商品)、、、これからしばし悩みます。絶対やるぞー! だからみんな、おらに力を!!(アイデアを!!)

コロナ騒ぎを体感した日

 こんばんは。今日から塩鯖が修行に行ったので、珍しく一人の夜です。大丈夫か。眠れるのか、私。

 塩鯖が仕事を辞めてから、台所仕事は全部塩鯖がやってくれていたので、私はスーパーに行っていなかったのだ!! ということに気づいた今日。久しぶりにスーパーに行ったら、トイレットペーパーやキッチンペーパーが全くなかった。マスクは当然なかった。驚いた。

 あれだけ、トイレットペーパーやキッチンペーパーはなくならないよって言ってるのに、どうしてスーパーから忽然と姿を消すことになるのだろうか。この騒ぎの直前にたまたまトイレットペーパーを買っておいたのですぐには困らないが、生理用品は困るなあ。男性が転売用に買ってるならば、みんな出血すればいいのに。

 さて、コロナ騒ぎ。私は中国で感染者がごろごろ出た時点で、パンデミック発令してもいいんじゃないかと思っていた。そうすることで世界を混乱に陥れると危惧したのかもしれないが、WHOがなんにも言わないのに、世界のあちこちで感染者がごろごろ出て、感染源も分からなくて、みんなが「尋常じゃないんじゃない?」って思い始めて、スーパーから意味不明にトイレットペーパーやキッチンペーパーが消え、ある国ではパスタが消え、ねえ、人間ってバカなのかな、と言いたくもなる。

 なんて毒を吐くけれども、私自身コロナに感染しない自信なんてさらさらない。外出時にマスクもしないんだから、もらったって仕方ないよなーと思っている。でももらったところでなんだ。これぐらいの年齢の、血糖値ぐらいしか不安がない小デブの中年女性なら重症化もせず回復に向かうだろう。ただ、そのときは私がウイルス保持者になるので、今以上に気を付けなければならないだろうけど。

 アウトブレイクとか、12モンキーズで描かれた世界よりも、もっとずっと「はぁ? なんでそんなことになるの?」みたいな現実だということが、なんとも表現しがたい絶望を感じさせる。

 人類の敵はウイルスだと、どっかの偉い人が言ったのかな。聞いたことがある。確かにそうだろうなと思う。戦争はどうにか頑張ったら起きないようにできるかもしれない。でも人間はウイルスに勝てない。きっと勝てない。もし勝てるとしたら、ウイルスを飲み込んでもへっちゃらな健全な生活と体を持つことだろう。

 結婚前のバリキャリの私は、ことあるごとにヘルペス口内炎ができていたし、疲れやすかったし、食欲もなかった。眠れないときも長く続いたし、なにより「不安が不安」だった。ああいう体で、メンタルだったら、どれだけ悪態をつこうがダメだろうなと思う。

 でも今の私はそこそこ能天気で、そこそこズルくて、かなりアホで正直だ。だから大丈夫だと思う。もし罹患しても「ネタになるな!」と思う余裕すらありそうな気がする。それぐらいでいいんだと思う。

 キリキリとお互い見張り合って、効くか効かないかわかんない消毒をばらまいて、他人を汚物のように見て。私はそんな風に生きたくない。もっと適当でいい。どうせ、私だって間違うことがあるんだから、人の間違いにも「あるある~」と寛容に受け流して。そんなんでいい。


 その割に、はまってるのはこれですが。かっこいい。

真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
首の皮一枚繋がった
如何しようも無い今を
生きていくんだ

 リセットできないのが人生さ。井伏鱒二。いや、歌詞は中也っぽい。

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