コロナ騒ぎを体感した日
こんばんは。今日から塩鯖が修行に行ったので、珍しく一人の夜です。大丈夫か。眠れるのか、私。
塩鯖が仕事を辞めてから、台所仕事は全部塩鯖がやってくれていたので、私はスーパーに行っていなかったのだ!! ということに気づいた今日。久しぶりにスーパーに行ったら、トイレットペーパーやキッチンペーパーが全くなかった。マスクは当然なかった。驚いた。
あれだけ、トイレットペーパーやキッチンペーパーはなくならないよって言ってるのに、どうしてスーパーから忽然と姿を消すことになるのだろうか。この騒ぎの直前にたまたまトイレットペーパーを買っておいたのですぐには困らないが、生理用品は困るなあ。男性が転売用に買ってるならば、みんな出血すればいいのに。
さて、コロナ騒ぎ。私は中国で感染者がごろごろ出た時点で、パンデミック発令してもいいんじゃないかと思っていた。そうすることで世界を混乱に陥れると危惧したのかもしれないが、WHOがなんにも言わないのに、世界のあちこちで感染者がごろごろ出て、感染源も分からなくて、みんなが「尋常じゃないんじゃない?」って思い始めて、スーパーから意味不明にトイレットペーパーやキッチンペーパーが消え、ある国ではパスタが消え、ねえ、人間ってバカなのかな、と言いたくもなる。
なんて毒を吐くけれども、私自身コロナに感染しない自信なんてさらさらない。外出時にマスクもしないんだから、もらったって仕方ないよなーと思っている。でももらったところでなんだ。これぐらいの年齢の、血糖値ぐらいしか不安がない小デブの中年女性なら重症化もせず回復に向かうだろう。ただ、そのときは私がウイルス保持者になるので、今以上に気を付けなければならないだろうけど。
アウトブレイクとか、12モンキーズで描かれた世界よりも、もっとずっと「はぁ? なんでそんなことになるの?」みたいな現実だということが、なんとも表現しがたい絶望を感じさせる。
人類の敵はウイルスだと、どっかの偉い人が言ったのかな。聞いたことがある。確かにそうだろうなと思う。戦争はどうにか頑張ったら起きないようにできるかもしれない。でも人間はウイルスに勝てない。きっと勝てない。もし勝てるとしたら、ウイルスを飲み込んでもへっちゃらな健全な生活と体を持つことだろう。
結婚前のバリキャリの私は、ことあるごとにヘルペスと口内炎ができていたし、疲れやすかったし、食欲もなかった。眠れないときも長く続いたし、なにより「不安が不安」だった。ああいう体で、メンタルだったら、どれだけ悪態をつこうがダメだろうなと思う。
でも今の私はそこそこ能天気で、そこそこズルくて、かなりアホで正直だ。だから大丈夫だと思う。もし罹患しても「ネタになるな!」と思う余裕すらありそうな気がする。それぐらいでいいんだと思う。
キリキリとお互い見張り合って、効くか効かないかわかんない消毒をばらまいて、他人を汚物のように見て。私はそんな風に生きたくない。もっと適当でいい。どうせ、私だって間違うことがあるんだから、人の間違いにも「あるある~」と寛容に受け流して。そんなんでいい。
その割に、はまってるのはこれですが。かっこいい。
真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
首の皮一枚繋がった
如何しようも無い今を
生きていくんだ
リセットできないのが人生さ。井伏鱒二。いや、歌詞は中也っぽい。