生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

食べ物系ドラマいろいろ

 うちは動画配信のサブスクでAmazonプライムビデオを契約しているので、ほぼそこからドラマを見ている。ご飯時なんかは食べ物系ドラマがちょうどいい。ということで、見終わったドラマ(順不同)。テレ東だらけ。

晩酌の流儀

 美人が最高のビールのために全力を尽くす。どの料理もかなり美味しそうだが、それ以上に絞りまくるのがすごい。というか、ここまで絞ってグイっといったらアルコール中毒になるんじゃないかって思うぐらい。

 しかし、栗山千明の食べっぷり飲みっぷりはいいなあ。

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タクシー飯店

 渋いタクシードライバーの中華。仕事終わりの中華ではない、お客さんとのあれこれの中華。渋川清彦がすごくいい、この渋さはカッコよすぎる。内容的には少々傷ついていてもそこまでダメージを受けないようなライトな感じだが、役者が素晴らしいので深みがある。

 また、主題歌のフォークも最高に良い。ぴったりくる。最終回は主題歌好きには嬉しすぎる演出だった。

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絶飯ロード(現在season2)

 おじさんが車中泊して飯を食うだけ。それならば孤独のグルメがあるじゃないかと思うけど、あれ以上にマイナー路線で、かつ役者の汚さがいい。濱津隆之出世作と言えば「カメラを止めるな」だと思うのだけど、私はそれを見ていない。だからほぼこのドラマが初めまして。抜群に歯並びが悪くて活舌も悪い。食べ方もなんか汚い。でもそれがとてつもなくクセになる。

 と思っていたら、season2からは歯並びが良くなって活舌も良くなって食べ方も綺麗になった。濱津隆之さんのQOLアップのためとはいえ、若干残念。でも見るけど。ちなみに、season1では山本耕史さんが良かった。

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先生のおとりよせ

 設定が非常に複雑だけど単純にお取り寄せグルメが美味しそうなドラマ。かといってドラマの内容がペラペラというわけではなく、むしろ人間ドラマがぎっちぎち。ただ、設定が複雑なだけだ。

ドSで不愛想な官能小説家とドMで明るくフェミニンな漫画家という、正反対な2人が共同で作品をつくることをきっかけに始まる、「おとりよせライフ」が描かれた物語。

 ドSかドMかなんてどっちでもよくなる。反転すれば同じだしな。

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スナックキズツキ

 原田知世、それだけで見たくなる不思議。丁寧に作られる喫茶メニューに癒されつつ、誰もが少しずつキズついているんだと思い、ちょっと人に優しく、明るくなれるドラマ。かもめ食堂とはまた全然違う(同時期の亜種とも全然違う)、原田知世劇場。塚地武雅さんがいい、すごくいい。エアギターぐらいでスッキリできたかな、心配だ。

「夢って、叶っただけじゃダメなんだ。離れないように背中に括りつけて歩き続けなきゃなんない。私は下ろしたけどね。」というセリフがとても印象深い。叶っただけじゃダメなのかな。ダメなのかもしれないな、現実という場所では。そう考えると誰しもがとても不自由に思える。でも、自由か不自由かだけが幸せの定義じゃないんだもんな。

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シェフは名探偵

 名探偵っぷりが斬新で面白かった。料理はどれも美味しそうだけど馴染みがないフランスの田舎料理がメイン。でもとにかく美味しそうだった。だいたいドラマの登場人物なんて、一癖も二癖もあるものだ。完璧な人なんてほぼいない。でもそうじゃないと話にならないわけで、ならば登場人物のクセこそが自分好みかどうかってことが、ドラマを最後まで見られるかどうかの分かれ道なのかな。そんなことを考えてしまうようなドラマだった。

 石井杏奈さん可愛いくてすごく好きだ。プリズムにも出てて、こっちも好きだ。

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おやじキャンプ飯

 近藤芳正さんが主演で、あんまりしゃべらない。本当にあんまりしゃべらない。カメラのカットもポンポンと切り替わることなくのんびり進む。だからのんびり眺めていられる。めちゃくちゃドラマチックなことも、あるような、ないような。だけど全体的にその抜け感がすごくいい。

 キャンプものもとても流行ったけれど、いろんな高級グッズがひしめくキャンプより、こういう日常感のあるものがたくさん出てくるキャンプいいな。


深夜食堂

 これはおまけ。随分前に見終わっている。このドラマでフォークソングを見直した。というか、フォークソングが沁みる年齢になったってことかもしれない。タクシー飯店の主題歌を聞いていたらこっちも聞きたくなる、そんな感じ。

また長らく空けてしまいました

 おはようございます。昨晩は嵐のような雨が降り、今朝は強風。台風は沖縄のまだ南にあるというのにね。前線の影響だろうか。

 さて、8月が終わってしまった。いつも8月はそれほど忙しくはないのだけど、だいたい甥っ子が帰ってきたり、自分たちも香川に帰ったりするので、いつもの月よりあっという間感が大きい。だから20日も空いてしまったわけだけど(言い訳)。

 パソコンの前に座る習慣がなくなっちゃったからかもしれないなあ。パソコンの前に座ったら農業日誌つけないとなって思うから遠のいちゃう。ダメな奴です、はい。

 さてさて、先日夫氏と滑川渓谷と媛彦温泉に行った話をしよう。

 滑川渓谷というのは、東温市西条市の間にある渓谷のこと。普段から海に親しんでいる我々は、リフレッシュのための小旅行だから山に行くことにしたわ。

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約1kmにも広がる一枚岩「ナメラ」の川床を滑るように流れる水によって、長い年月をかけ少しずつ侵食された跡が幻想的な景色を創り出している。

 一枚岩ってなんだろう? という疑問からチョイスした。

 滑川渓谷までは松山市内から30~50分ほど。高速道路を使っても使わなくてもそれぐらいかかるんじゃないかと思う(道が混むのは松山市ぐらいだから)。

 渓谷や山に行く道のりは険しいこともままあるけれど、ここはそれほど険しくなく、むしろ滑川集落の中を進んでいくので不安は少ない。むしろここに住んでいる人たちはどんな暮らしをしているんだろうかって思うぐらい生活感がある気がする。雪降るんだろうしな、米もたくさん作ってるな、家庭菜園もあちこちあるけど鉄柵がっちりしてるな、なんて見ながら渓谷まで登った。

 渓谷の入り口にはカフェがあり、駐車場もある。看板もあるので分かりやすい。で、ここから徒歩で焼く1km。

 道中は山道が整備されているし、渓谷の中を歩くにしても深くないのでコンバースですたすた行ける。なんとも初心者に優しい場所。

 これが”一枚岩「ナメラ」”だろうと思われる。つるんとした岩ではなくコンクリートみたいな感じ。だから滑らない。また藻が生えてないので滑らない。

 緩やかな登りの1kmを終えると、目の前にこの風景が突然広がる(直前に大岩があるので前が見えないだけだけども)。自然が作り出したドームのようになっているので声が響くし、不思議な感じで平衡感覚が狂うのでくらくらする。でもそんなの束の間ですぐに水遊びしたくなる。そう、ここは塩水じゃないんだ、真水なんだ。

 西条市は水の都と呼ばれるぐらい水が豊富だ。それは石鎚山の恩恵によるものだと思われる。その恩恵がここ滑川渓谷にも十分に与えられていて、水深は浅いながらも十分たっぷりの真水があふれていることは道中で体感している。

 こうした水深の浅い川は水が温いという経験をしているので何度も水に触れてみたのだけど、どこをとってもひんやりと冷たい。ということは、滝の水なんてめちゃめちゃ気持ちいいんじゃないかと知ろうとは思うのだ。

 浮かれてびしょびしょになったけど、涼しくって良し。

 二人とも靴を脱ぎ捨てて遊ぶ。キャッキャしすぎた感は否めない。

 と、滑川渓谷をひとしきり楽しんで帰路につく。どこでもそうだが、行きよりも帰りの方が短時間に感じる。実際下りだから早かったのもあると思うけど。

 渓谷の集落を離れて近くのラーメン屋さんに行く。中華そば心という店。大人気らしいので並ぶのを覚悟していたけれど、お店の人の手際が良くて座ったらすぐに提供される。感染症対策で黙食したけれど、抜群に美味しいラーメンだった。麺が特に特徴的。もう一度食べたいなあ。

 ラーメン屋さんを出たら次は家族風呂のある温泉へ。愛媛といえば道後温泉と思う人も多いだろうが、東道後のほうが湯はいいと思う。松山市内に一人暮らしをしていたころは近くの別の温泉施設をよく利用していたが(理由は利用料金が安いから)、今回は家族風呂があるところにした。

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 かなり有名なところだと思う。

 家族風呂というと、施設内の温泉を一時的に貸切にするとか、あるいはとても狭い貸切風呂があるとか、そういった形態は経験したことがある。けれどここはドーンと1部屋丸ごとプライベートお風呂。今回は奮発して内風呂とサウナ、水風呂、露天風呂がある部屋を選んだが、内風呂だけでも十分に満足できると思う。なにせ広い。

 ここで夏の疲れと滑川渓谷の疲れをスッキリとって、リフレッシュ旅は終了。日常の買い物をして島に帰った。

 普段なんらかの用事があって松山市内に出ると、時には山仕事よりずっと疲れて帰ることになる。しかし温泉を組み込んだことによってそれが解消され、心からリフレッシュできた旅になった。これはいいね。

 今後も松山市でちょっと時間が空いちゃうんだなってときは温泉に行くことにしよう。決して高すぎる料金ではないのもありがたいしね。温泉の町松山で良かったと思う。

油断するとすぐひと月ほど経過してしまう

 おはようございます。甥っ子君がきてお勉強しているお盆前です。我々は早朝から畑に行ってきたよ。蒸し暑すぎて風呂に入ったかのような滝汗だったわ。

 近年の夏は灼熱地獄だけれども、本気で夏の農作業は減らしていかないと死人が出るなって思う。こんな蒸し風呂状態の畑で仕事してたら、元気でも消耗するし、ちょっと元気がなかったらぶっ倒れるんじゃないかと思う。そうならないように空調服などのひんやりグッズを駆使するわけだけども、それも限界があるのだ。そもそもひんやりグッズを背負うための体力じゃないんだから。

 それはさておき、ちびっ子たちの宿題量よ。私たちもこんなに宿題してたのかな。もうあんまり覚えてないんだけど、歴史の教科書を見ると2020年のオリンピックのことまで掲載されていて「習う歴史の長さよ!!」って叫びそうになった。近大が長くなってきたから縄文時代は省きましょうってなんないんだもんね。いやはや、学びを組み立てる側も大変だ。

 かくいう私は学生時代ろくすっぽ勉強をしていなくて、というか勉強はしたけど凡人の域を出ることはなくて、大人になってようやく歴史や地理や公民という「社会科」の学びがいかに面白いかを知った人間だ。数学なんて最たるもので、数学者たちのロマンチストっぷりは心底愛しいが、私自身は微分積分など理解不能な残念さである。だからもう、なんていうか「高度な数学はエンタメとして楽しむもの」と決め込んでいる(諦めているともいう)。だってもう無理だもん、ルート見るだけで眠くなるんだもん。

 このように数学は惨憺たる有様だけども、社会科の分野においてはゆっくりのんびり、大河ドラマをみつつWEB検索で資料などを見ながら補填及び補正を行えば、30年かければそこそこの「一般人」の猟奇ぐらいには行けていると思っている。とはいえ、鎌倉幕府についていまだにググってますけどね。似たような名前つけるなよみんな。でも面白いからいい、面白いから頑張る。

 というのもね、社会科って結局人間が生きてゆくなかで生み出した知恵とか教訓が大いに含まれているわけですよ。この地形だからこういう災害が多かったからこんな農作物が特産品になっていったとか、平安時代のこういう時代背景から仏教が盛んになり、同時期に大陸から伝道師も来てどうのこうのとか、そもそも人がより良く生きるために必要だと考えられて法律や宗教が生まれたとか、そういうことなわけ。なんて壮大なの。そんなの9年ぐらいでどうにかなる話じゃないわね。

 でもそれを9年でそこそこ基本的なことを詰め込もうとするから子供たちは大変だよね。もうちょっとなんとかならんかな。っていうか、こんな面白いものを「暗記すればOKな教科」にしちゃうのはもったいないと思うんだよね。でもまあ、これは通過したものが思うことか。

 とりあえず、甥っ子君頑張れ。

 甥っ子君、昔は月刊誌のコロコロコミックを持ってきていて「重いだろうに」と思ったけど、今は原子の本を持ってきている。重かろうに。

 少し前にこのアニメを見た。

 少し前まで異国に転生する系が多かったけれど、まったく見る気が起こらなかったのだけど、これは面白かった。このアニメの中で神の使徒がこう述べる。

「避難民の4分の1が亡くなったと言ったけど、それは違う。伊丹たちは4分の3を救ったのよ。そんなことも理解できないなんて、この国の兵士も苦労するわね」

 日本って国は、いや日本に限らずだけど、本当にね。もちろん、何事においてもパレートの法則は当てはまるから100%完全一致ということはないわけだが、果たすべき使命として選ぶべき選択肢を前に選択できないって状況は、問題を先送りにするだけだからあんまり得策とは思えないんだけどね。

 でもまぁ、それこそ民主主義の国ですから仕方ないのかもしれないが。

 どんな道を選んだって何かの犠牲の上にあるわけだから、そのことは忘れないでいたいな。

 あと今これ読んでる。カレー屋で一応読破してたと思うけど、改めて読むと良き。