また長らく空けてしまいました
おはようございます。昨晩は嵐のような雨が降り、今朝は強風。台風は沖縄のまだ南にあるというのにね。前線の影響だろうか。
さて、8月が終わってしまった。いつも8月はそれほど忙しくはないのだけど、だいたい甥っ子が帰ってきたり、自分たちも香川に帰ったりするので、いつもの月よりあっという間感が大きい。だから20日も空いてしまったわけだけど(言い訳)。
パソコンの前に座る習慣がなくなっちゃったからかもしれないなあ。パソコンの前に座ったら農業日誌つけないとなって思うから遠のいちゃう。ダメな奴です、はい。
さてさて、先日夫氏と滑川渓谷と媛彦温泉に行った話をしよう。
滑川渓谷というのは、東温市と西条市の間にある渓谷のこと。普段から海に親しんでいる我々は、リフレッシュのための小旅行だから山に行くことにしたわ。
約1kmにも広がる一枚岩「ナメラ」の川床を滑るように流れる水によって、長い年月をかけ少しずつ侵食された跡が幻想的な景色を創り出している。
一枚岩ってなんだろう? という疑問からチョイスした。
滑川渓谷までは松山市内から30~50分ほど。高速道路を使っても使わなくてもそれぐらいかかるんじゃないかと思う(道が混むのは松山市ぐらいだから)。
渓谷や山に行く道のりは険しいこともままあるけれど、ここはそれほど険しくなく、むしろ滑川集落の中を進んでいくので不安は少ない。むしろここに住んでいる人たちはどんな暮らしをしているんだろうかって思うぐらい生活感がある気がする。雪降るんだろうしな、米もたくさん作ってるな、家庭菜園もあちこちあるけど鉄柵がっちりしてるな、なんて見ながら渓谷まで登った。
渓谷の入り口にはカフェがあり、駐車場もある。看板もあるので分かりやすい。で、ここから徒歩で焼く1km。
道中は山道が整備されているし、渓谷の中を歩くにしても深くないのでコンバースですたすた行ける。なんとも初心者に優しい場所。
これが”一枚岩「ナメラ」”だろうと思われる。つるんとした岩ではなくコンクリートみたいな感じ。だから滑らない。また藻が生えてないので滑らない。
緩やかな登りの1kmを終えると、目の前にこの風景が突然広がる(直前に大岩があるので前が見えないだけだけども)。自然が作り出したドームのようになっているので声が響くし、不思議な感じで平衡感覚が狂うのでくらくらする。でもそんなの束の間ですぐに水遊びしたくなる。そう、ここは塩水じゃないんだ、真水なんだ。
西条市は水の都と呼ばれるぐらい水が豊富だ。それは石鎚山の恩恵によるものだと思われる。その恩恵がここ滑川渓谷にも十分に与えられていて、水深は浅いながらも十分たっぷりの真水があふれていることは道中で体感している。
こうした水深の浅い川は水が温いという経験をしているので何度も水に触れてみたのだけど、どこをとってもひんやりと冷たい。ということは、滝の水なんてめちゃめちゃ気持ちいいんじゃないかと知ろうとは思うのだ。
浮かれてびしょびしょになったけど、涼しくって良し。
二人とも靴を脱ぎ捨てて遊ぶ。キャッキャしすぎた感は否めない。
と、滑川渓谷をひとしきり楽しんで帰路につく。どこでもそうだが、行きよりも帰りの方が短時間に感じる。実際下りだから早かったのもあると思うけど。
渓谷の集落を離れて近くのラーメン屋さんに行く。中華そば心という店。大人気らしいので並ぶのを覚悟していたけれど、お店の人の手際が良くて座ったらすぐに提供される。感染症対策で黙食したけれど、抜群に美味しいラーメンだった。麺が特に特徴的。もう一度食べたいなあ。
ラーメン屋さんを出たら次は家族風呂のある温泉へ。愛媛といえば道後温泉と思う人も多いだろうが、東道後のほうが湯はいいと思う。松山市内に一人暮らしをしていたころは近くの別の温泉施設をよく利用していたが(理由は利用料金が安いから)、今回は家族風呂があるところにした。
かなり有名なところだと思う。
家族風呂というと、施設内の温泉を一時的に貸切にするとか、あるいはとても狭い貸切風呂があるとか、そういった形態は経験したことがある。けれどここはドーンと1部屋丸ごとプライベートお風呂。今回は奮発して内風呂とサウナ、水風呂、露天風呂がある部屋を選んだが、内風呂だけでも十分に満足できると思う。なにせ広い。
ここで夏の疲れと滑川渓谷の疲れをスッキリとって、リフレッシュ旅は終了。日常の買い物をして島に帰った。
普段なんらかの用事があって松山市内に出ると、時には山仕事よりずっと疲れて帰ることになる。しかし温泉を組み込んだことによってそれが解消され、心からリフレッシュできた旅になった。これはいいね。
今後も松山市でちょっと時間が空いちゃうんだなってときは温泉に行くことにしよう。決して高すぎる料金ではないのもありがたいしね。温泉の町松山で良かったと思う。