生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

ポルポルで出かける


 お休みだった塩鯖と一緒に、青の山、聖通寺山(しょうつうじやま)に行ってきた。讃岐富士で有名な飯野山は山頂までポルポルで登れないのでやめた。ポルポルはごりごり登ってくれるのでどっちの山も二人乗りで余裕である。桜のシーズンには駐車場を気にせず二人で登れるだろう。

 聖通寺山は見晴らしがいいところではあるが、個人的には青の山の方が景観も広場も好み。高さ的には飯野山が一番高いのだと思うけど、飯野山は駐車場から登るのに1時間ぐらいかかっちゃうからなあ(へたれ)。

 うろうろした後で塩鯖とはまきた珈琲にて遅いランチ。あんまりお勧めはしないが、喫煙席は別のお部屋になっていて、お客さんが少ないようです。禁煙席はお子さん連れのママさんたちでいっぱいだったが、喫煙席はほぼ独占状態でのんびりできました。かなりお腹いっぱいになりました。

tabelog.com


 2年前の常磐公園での桜。


聖通寺山(常盤公園)の桜(2017年4月)

 塩鯖は目的地をがっちり決めずにふらりとポルポルと旅に出るつもりだったようだけど、私にお腹不安があったから「どこいくの、どっちいくの」とうるさくしてしまって、のびのびと楽しませてあげられなかった。今回のぶらり旅はそこが残念。お腹不安症、治したい。

洗濯乾燥機その後、そしてジャン=ポール・エヴァンと五十嵐美幸

 こんばんは、洗濯と乾燥が終わりました。カラッと乾いてる……!

 今日は修理の日、予定通りに整備の方が来てくれて、洗濯機の上部をあけてダクト部分を取り外しました。これぐらいの解体なら私もできそう。ダクトを覗くと……ホコリちょっとしかないやん……! フィルタの受け部分の目詰まりがひどかったので、シャワーと洗剤で簡単に洗って戻してもらって終わり。これでも乾かなかったら大掛かりになるかも、という言葉を残して整備の方は早々におかえりになりました。

 で、洗濯して乾燥したんだよ。そしたらカラッと乾いてるんだよ。おい、フィルタの目詰まりかい!! でもそんなところ外して洗えないでしょーって言ったら、コップ1杯ぐらいの水は流してもよいので、中性洗剤と水でささっと洗ってもらっていいですよ、だって。先に教えろよー!!

 とキレ気味風ですが、実際はとても嬉しいです。簡単なことでよかった本当に。なのでひどい写真はございません!!(一度解体してほこりを出したのが良かったんだな、きっと)。

 さて、次の話題。

 私は朝ドラを見ているので、あさイチも必然的に見る。つまらなさそう(例えば、おしゃれなソックスの組み合わせ方とか)だったら速攻消すけど、だいたい花丸さんの一言を聞いてからにしている。

 最近のあさイチのゲストで、タイトルのお二人を拝見した。この人たちのことを私何も知らなかった。

www.jph-japon.co.jp

 ジャン=ポール・エヴァンさんはショコラティエだそうだ。私はチョコレートのおいしさなどあんまり分からんけれど、チョコ狂いの妹がいるのでチョコレートの世界が広いことだけは知っている。そんな世界のすごい人なんだと思う。

 わざわざ話題に上げるには理由がある。インタビューされている彼がとても無邪気でチャーミングでプロだったからだ。その透明感になるまでに、きっと様々な経験をしたに違いない。けれども何が起ころうと、どんな経験をしようと、最後の最後まで残ったのが「チョコレートが好き」だったんだろうということが、ほんの些細なことからも感じ取れる。ああ、巨匠ってこういう人なんだなあって思った。

 ただ、チョコレートのおいしさを最大限に発揮させたい。ただ、チョコレートの可能性を可能な限り広げたい。ただ、もらった人が、口にした人が、幸せを感じるようなチョコレートを作りたい。それはきっと、自分が幼いころ経験していた「日曜日の、パパが作るホットチョコレートとブリオッシュ」という贅沢タイムが根源なんだろう。なんてシンプルで奥が深いんだろうか。

 よく「好きに理由はいらない」という。この言葉は、ある意味正解で、ある意味大間違いだと思う。好きに理由はいらない、確かにそうだ。だけど、アホが言葉足らずで発したセリフではないのだ。どうしたって離れられないもの、やめられないもの、なしで人生は考えられないもの、それが「好きに理由はいらない」だ。

 だいたい高級チョコレートなんて興味がない私が、わーちょっと食べてみたいそれ、と思った。実に稀なことでした。

 で、次。五十嵐美幸さん。

www.miyuki-igarashi.info

 最近は料理番組もめっきり見なくなったので、初めましてだった。この人の波乱万丈の人生というのを今朝やっていた。難病とか職業病とか、若いころに注目を集めてからの経験とか、まぁ確かに大変だろうなって思った。けれど私が感動したのはそこじゃない。

 33歳のころに、ずっとご両親と働いていたお店から独立すると決めたそうだ。その理由をお話しされていて感動したのだ。彼女は実家の中華料理屋でご両親とお店を切り盛りしていたそうだ。幼いころからも当たり前のように手伝いをしていた。20代で料理の鉄人(懐かしいね!)に出て一躍有名に。けれど、ずっと自信が持てなかったのだそうだ。

 師であり父でもある人に、認められたかったという思いを口にした。その時に私は理解した。そうか、ずっと一緒にやってる以上は、父親から一人前と認めてもらえないと感じる人なんだなって。だけど、ここで自分が出ていく、独立するという選択をしたら、ご両親が寂しがるし、稼業も大変になることを分かっている。だけども自分の人生を歩くために、家から離れて独立を選んだんだって思ったら、すっごい感動した。

 今時、なかなかこんな選択ができる人はいない。でもこの人が強かったからできたことではないと思う。そういう選択をするように生まれてきた人だから、この選択をしただけだ。もしこの選択をしなかったらきっと「そこそこ名の知れた、美味しい中華料理屋さん」という安定の道もあったんじゃないかと思う。それをしなかったわけだ。

 このインタビュー中でもうひとつ「なるほど、すごいねえ」と思った言葉がある。「料理人は食材とお客様を繋ぐ役割。だからできるだけ存在を消す」ということ。そうだよね、「どーだ、俺の料理はうまいだろう」ってやるのだけが料理人じゃない。むしろ和食なんていかに素材の良さを引き出すかが勝負みたいなもので、そんな国で育っている我々だから、そのメンタルはすごくわかるはずだ。そりゃあこの人の料理はおいしいだろうなって思った。

 独立してからしばらくは、お店も持たず、口コミのみで出張お料理人として働いたそうだ。私の頭の中では、そんな選択肢が全く浮かばなかった。厨房がなくても、お店がなくても、料理人は料理で食っていけるんだ。それってやっぱり、食べることが人にとって大事なことだからだよねえ。いやあ、全体的に感動した。

 本当に最近、年齢を感じずにはいられないところがある。がくんと体力や気力、集中力が落ちている気がしてならない(運動不足も事実ですが)。だからこそ、20代のころのようにやみくもにがむしゃらに頑張ることはできないなと思う。でも経験を積んだからこそ分かる「私にはこれが必要なんだよ」っていうことは分かってきたように思う。本当の世界、エヴァンさんにとってもチョコレートであるかどうかは分からない。けれど、エヴァンさんも今だからこそ「チョコレートが人生」と言えるのだろう。私がそう言えるようになる時、私に残っているものが何かは分からないけれど、今すでにきっと、手元にあるものだと思う。だから、今年はそれを育てていきたいなと思っている。

ドラム式洗濯乾燥機とその他(ひょっこり)

 おはようございます。ドラム式洗濯乾燥機、乾燥に10時間以上かかるようになってきた問題について。これはロングスパンながら定期的に課題に上がる。

www.toshiba-lifestyle.co.jp

 我が家の洗濯乾燥機はこれ。洗濯物を干すのが大嫌いな私にとって、なくてはならない存在。けれどもこいつは単純な仕組みじゃないので詰まったり乾きが悪くなったときは専門のメンテナンスが必要になる。去年の夏ごろ、排水ができないということで修理を依頼したことがある。つまりの原因は排水口にコースターが挟まっていたためであったが、なぜそこにコースターが入ったのかは謎であった。隙間から落ちることがあるらしい、よくあるのはハンカチや短いソックス、という話をこの時聞いた。

cimacox.hatenablog.com

 で、お次は乾燥機だ。この手の洗濯乾燥機を使っている人のほとんどがググったことがあるであろう、「ドラム式洗濯乾燥機 ダクト 掃除」でググるとまずここが出てくる。

39.benesse.ne.jp

 気持ちは分かる。しかし、多くの人が思うに違いない。「その程度で、大丈夫なのだろうか」と。そう、乾燥までしてくれるわけなので、ホコリも水分を持っていない。ほぼフェルト状態なのだ。そこできっとたどり着くであろうこういうブログ。

kengyo-syufu.com

 もういっそ分解してやろうか、と思うものです、きっと、誰しも。うちも一度は分解したことがあると思います。塩鯖がしてくれました(私では重すぎ、複雑すぎてムリ)。かたまったフェルトの量がソフトボールぐらいとか言いますが、全然掃除をしていなかった簡単にそれ以上たまりますからね、マジ怖いよね。

 ホコリの量もさることながら、何が一番怖いって発火です。熱を発するものだからねえ、普通に怖いなって思うよね。でもこれ、分解は自己責任です。分解して壊れたら保障外。けれど掃除する方法がないという、あらかじめそういう設計なんだそうです。

 私は本当に洗濯物を干すのが嫌いなので、この不便さを持っても洗濯乾燥機を使いますけども、できれば楽に、自前で掃除できるような仕組みにしてほしいですね。うちの洗濯機は購入が2014年5月、無料保証が5年ついているのでまだぎりぎり保証期間内。もしかしたら有料かもって言ってたけど、このタイプの洗濯機の売れた台数を考えると、無料保証って割に合わないだろうなあって思うわ(翌日に来てもらえることになりました。修理中の様子を写真撮ろう)。

***

 私のぐじぐじ、ひょっこり(また)顔を出す。今朝もぼんやり考えていた。しゃーないんだといくら頭でわかっていても、なんかこう、気持ち的に「なんかな、なんだかな」がある。少なからず、これはどんな人にもあると思う。今日はその「なんかな、なんだかな」の解消方法の一つが分かったので記しておく。

 全体的に「私の場合」ですので、誰しもがそうだと思っていないから誤解のないように。

 これ、早い話が「叩きたい」「非難したい」気持ちなのだ。めっためったに叩いて泣かせたいような、すみません間違ってましたと言わせたいような、まぁまぁ黒い気持ち。実際にするかしないかの話ではなくて、私の中に、そういう強い感情や欲求があるということ。

 要するにこれは、自分もそうやれるならそうしたいものの、そうすることができないことだからイライラモヤモヤするのだ。例えば、幼いころ思いっきり手足をばたつかせてまで「これが欲しいー!!!」が言えなかったとか、泣きたいときでも「お姉ちゃんでしょ!」と泣けなかったとか。そんな馬鹿なと思うでしょうが、実際子供のころこれができなかった子の多くは、大きくなってもできない。だから、そうしている人を見ると「いいなあ、それやりたかったんだけど、私はできなかったんだよね、許されなかったんだよね、いいよなあ」と思うわけで、それがストレスになるということ。

 でも、今さら「欲しいって言っていいんだよ」とか「泣いてもいいんだよ」と言われても、もう体が欲しないようになっている。私、そうしたいわけじゃないんだよなって思ってる。もう相手の問題じゃない、自分の問題。だからこそ、めっちゃストレスがたまって「なんかな、なんだかな」になる、というわけです。

 私の特技はクソ厭味を吐き捨てることなんだけど、吐き捨てたところでスカッともしない。そりゃそーだ、相手がいるようで相手がいないものだから。自分から生成されるものなんだから、相手を泣かしたところでまたわいてくるんだ。

 ならばどうするか。本当に欲しかったものなら自分の納得いく形で今から勝ち取りに行けばいいし、泣きたくなるほど我慢したり頑張ったりしなくていいように、今の自分ができることを頑張るのが一番いいのだ。そうすれば、欲しかったものは手に入るし、自分も清々しく望みを達成できる。叩いたり非難している以上は、同じ土俵の上にすぎない。叩きのめしたとしても、むしろ勝った方が負けだ。

 よくよく考えたら、黒い感情がわく相手ほど、自分にとってこの人がなくてはならないというほどの信頼関係も築いていないもの。であれば、相手を理解しようとも、しなくていいのかもしれないなと思う。だってね、結局自分以外の人間の心境なんて分かんないもの。家族であれば、パートナーであれば、親友であれば、ある程度の人生の歴史も知っていて、その人のことも分かっていて、だから理解できることはあるけれど、知ってる人全員にこの理解をしなければならない理由なんて、どこにもない。

 私、けっこう忙しい中こうしてまぁまぁ努力しているつもりなんだけど、明日の朝起きたらモヤモヤ消えてるかしら。消えてるといいな。