生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

有線の小箱コンプレックス

 コーヒーはネルドリップです。飲むときにミルから、というと「本格的!」と思われるかもしれませんが、茶を入れるのとあまり変わりません。それよかなんとかメーカーの方がメンテが複雑だから大変だと思います。原始的万歳。

 それはさておき、STAND ALONE COMPLEX。アニメか? いいえ、今感じるスマホSNSの普及とビッグデータ、米国のざっくり仰天なニュースとか総括して考えたことです。

 戦争で勝つために必要なものは何か? 情報です。情報戦で負けたらその時点で敗北なんだと思っています。ペンは剣より強し、というのは正しいなと思います。ペンと言うのは「訴える力」とか「伝える力」なんて綺麗事じゃないんです。情報です。冷徹なまでの0と1です。民意なんて操作できるものです。それは歴史を知ればわかること。結局戦争は情報をどこまで解析して先手を打てるか、だと思っています。

 スマホ、携帯、持ってる時点でデータ収拾されています。それは契約時に承認しているから文句言えないのです。個人情報自ら流しているようなものです。「えぇ!? それはイヤ!」と思うなら解約しちゃえばいいんです。んで無人島にでも住んじゃえばいいんです。でも人は利便性を取ります。利便性を取る時点でリスクがあることをもっと意識したほうがいいよね、と個人的には思います。

 文句言わないならいいけどね。中途半端に文句言うのが一番いけないと思うよ。自分の意見を持つということは、けっこう手間隙時間がかかる面倒なこと。テレビで誰かが言っていた、というのは、誰かの主観が入ってる、考えようによっては改ざんされた情報でもあるのですから。

 で、結局ハッキングでもされない限りは自己責任なんですね。ならばね、私は取られるものはしょうがないから、出すものは選ぼうと思うんです。出したくないものはスタンドアロン(接続していない状態)にしまいこんでしまおうと思うんです。誰ともシェアできません。したくありません。寂しいかもしれません。コンプレックスになるかもしれません。でも、それも自分が選んでやったことであれば、納得いくじゃないですか。誰も責めなくていい、それは一番ストレスにならないんです、私にとっては。

 どれだけ大切にしようと、データはモノにはかないません。だから私は最初に買った吉本ばななの本が初版じゃないけれど大切だし、手放せない。これは0と1じゃない、感情の塊なんです。でも0と1が再現してくれるコピーしかないものもある。それはそれで大切。そもそも私は変態なので0と1の美学だけでも満足なんですが。

 無線万歳のこの時代に、私はやっぱり有線の小箱が欲しいです。この欲求が生まれる時点でSTAND ALONE COMPLEX状態なんです。とっくにSFの世界になってるんだよ。ならば、現実に足をつけて、楽しい未来を夢を見たいと、思いませんか。