生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

梅雨らしい日

 おはようございます。今日は梅雨らしい雨。法事の日はこんな天気が多いです。まぁ、この日だもんなあ。

 昨日の贅沢晩ご飯から。


 アナゴが来たそうで、七輪で焼きました。私の好物の鯛も七輪で。じっくり焼いたからかとても香ばしくておいしくできました。これとそうめんが昨日の晩ご飯。ダブルメインディッシュの箸休めそうめん、アンバランスだけど贅沢。

 毎年のことだけど、お勤めに出ているときは当日の朝到着ってことが多かった。けれど今年はのんびり来られたわけで、朝から「おもりこ」という団子を作った。といっても母がメインでね。だいたい母は私をそれほど信用していないなと、特に料理に関しては感じる。それがむかつくとか悲しいとかが一切ないのは、昔からこうだからである。

 いつまでたっても娘は子供、というわけでもなく、母は料理に関しては特に「こいつは半人前」という意識があるのだろう。うちの末っ子(妹)は専門に学んだので即戦力として扱われているから。その代わり、パソコン関係についてはすべて私がやるので役割分担である。専門性という点に関して、母は地味に厳しい目で見ている。ゆえに、「うちの子ったらもうあれもこれもできちゃって」という親バカは一度としてなかった。

 甥っ子の兄弟構成はうちと一緒だ。うちは三人姉妹、甥っ子たちは三人兄弟。ほんのりなにかが似ている構成だから(長子は運動音痴のオタク系とか、三番目はやたらと負けず嫌いの肉体派とか)、長男の向こうに自分を見てしまう。それだからか、やはり一番かわいがってしまう。差を付けたらいけないとは思うんだが、鈍くてとろくて弟たちに若干バカにされていて、そこは悔しいと思わない長男が、自分と重なって、味方したくなる。

 食い意地だけは誰にも負けない長男が、おとといの晩ご飯のとき名言を吐いた。その日の晩ご飯はコロッケで、塾に行っていた長男は一人遅れて晩ご飯を食べていた。そこで一言。

「このコロッケは豚肉だな、ねえおばさん、牛肉のコロッケはなかったよね?」

 そこがそんなに大事かい、長男。大丈夫だよ、全部同じコロッケだよ。やはり似ている。

 今日は次女の法事だ。次女には会ったことがない団子三兄弟だが、おばさんとも違う、お母さんとも違う、だけどどっか似ているおばさんのことを、少しだけ考えてくれたらいいかな。次女は運動も勉強もできる、とてつもなく不器用な料理下手でした。

 さ、チビたちを迎えに行くか。