生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

伊弉諾神宮とバーガー

 おはようございます。良く寝た、でも暑い。すでに暑い。梅雨はあけるんだろうか。

 さて。

 淡路島に一泊した後、まず向かったのは産直市場。兵庫県最大らしい。あさイチだったからか、それほど人はいなかった。何か美味しそうなもの~と思っていたが、やっぱりここは玉ねぎ。小さなひと箱を700円なり。だいたい14個ぐらい入っている。ホテルのご飯でも玉ねぎはあったしね。

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 淡路島だったか、徳島だったか忘れたが、種や苗を扱っている店の人が農家さんに新商品を作ってもらう試みがあるらしい。きっとそういう方法で作られたであろう、あんまり見ることがない野菜もあった。ホワイトパールというトウモロコシは、生で食べても十分甘くておいしかった。

 けれど我々は保冷なんとかなど持ってないので、玉ねぎひと箱と南高梅を1kg購入。梅は半分をシロップに、半分を梅干しにする(現在追熟中、今日あたり、塩に漬ける)。

 そして高速道路でピューンと伊弉諾神宮へ。日本最古の神社らしい。



 雨が降ると聞いていたが、ハレ男塩鯖のおかげか雨には当たらずに済んだ。参拝に来る人は夫婦が多い。この神社はイザナギイザナミのご夫婦の神社だからだろう。静かで気持ちの良い、開けた雰囲気の神社だった。一番見たかったのはこれ!


 2本の楠が合体しちゃった「夫婦大楠」。本当に大きい、本当に優しい、本当に気持ちがいい。信じられないよね、植物ってすごいよね。


 ご神木に好きなだけ張り付いておみくじを引いて帰路へ。私は大吉、塩鯖は小吉であった。誕生日だからサービスしてくれたのかしら。

 帰路について向かったのは道の駅うずしお。名物バーガーがあるらしい。

eki.uzunokuni.com
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 淡路島といったら玉ねぎ、まず思い浮かぶのがこれで、実際にあるのもこれだ。スイーツにまでなっている玉ねぎだが、一応食事でたくさん食べたしねえ、と思いつつも塩鯖は人気No.1の「あわじ島オニオンビーフバーガー」600円を、私は10食限定の「あわじ島玉ねぎたっぷり厚切りビフカツバーガー」単品で1300円。


 アホかというサイズでビビる。塩鯖のオニオンビーフもオニオンがでかい。さすが名物だぜ。正直言って、美味しいビーフではなかったが、がっつりと食べごたえのあるハンバーガーだった。オニオンは十分すぎるほどオニオンで、もうオニオンフライとかオニオン活き造みたいなものはいらないかなと思う。それぐらい、オニオンだった。

 意外とハンバーガーを待つ時間が長かったので(雨も土砂降りでイートインコーナーは激混みだったので、待ってる時間が長く感じられたのかもしれない)食べ終えたらそそくさと徳島に渡る。塩鯖のお仕事ね。

 私は徳島では図書館にでも行ってのんびりしてこようと思っていたのだが、塩鯖が「できるかな?」と呟いていた。その理由が、高速を降りて分かった。腹が立つほど混んでいる。混んでいるといってもおそらくメインストリートと思われる片側三車線の大きな道だ。車が多いのかと思って観察したが、車は地方都市のそれからすると妥当、むしろ信号がアホみたいに多いのだ。ナビではあと10分と出るところが結局20分近くまで伸びてしまった。

 とはいえ、塩鯖はそんな惨状もご存知だったので時間には間に合ったが、ぶっちゃけ「この激混みの中、車で移動するべきか?」である。試しに奥まった職場からメインストリートに出てみたが、信号3回待っても出られない。塩鯖待ちは1.5時間。なんとか近場のコンビニまで移動したときすでに30分経過。Googleさん曰く、歩いて13分の道のり、車で5分のはずだ。残り一時間ならコーヒー飲みながらちょっとぼうっとして、待ち合わせ場所に戻ったほうが賢いだろう。どうしても行きたい場所でもないわけだしな。

 というわけで、たいして移動もせず、変わりゆく空の様子をぼーっと眺めながら待って塩鯖に合流。その後、もう一か所の職場でも塩鯖は1時間ほどお仕事し(私は近くのゆめタウン)、帰路についた。板野町まで来ていたので、高速に乗って1時間で自宅。実は近い徳島。しかしよほどのことがないと行かないであろう徳島。GoogleMapの交通情報の赤黒いところはこんなになってんのかって思い知った。

 徳島といえば阿波踊り、つい最近、徳島市観光協会が実質倒産というニュースを見た。あれだけの集客があって累積赤字4億ってなんで? というのが率直な感想だ。いろいろと理由はあるようだが、お客が増えたのに儲かる仕組みにしなかったのが大きな理由のようだ。

 こちらうどん県の肝いりの観光といえば瀬戸内国際芸術祭だろう。こちらでこのイベントに参加した人と話したのだが「あれは小銭スタンプラリーだよね」というほど、地味に小銭が必要だったり、公共機関で移動したりする。だがご立腹するほどのわずらわしさではないし、維持費管理費を考えると妥当かなと思う。

 楽しみたいイベントだから、お金のことを言うなんて無粋という気持ちも分からなくない。しかし、存続が危ぶまれる事態となったとき、悔しくて寂しい思いをするのは誰だろうか。阿波踊りが中止になることはないだろうが、なんだかなあ、と思ったのだった。

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 後日談。淡路島の玉ねぎで味噌汁とカレーを作った。全体的に甘くなる。カレーに使う時など注意が必要。けれど、肉厚で美味いなあ。