生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家二年目~

メリークリスマス

ラジオから定番のクリスマスソングが流れてくる。

ワム、山下達郎坂本龍一、あれ、もっと聞いたはずなのに好きなのしか覚えてない。

それはさておき、伊予柑に追われている。

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今年の伊予柑はどれもこれも美味しそうで美しい。

伊予柑は昔からある品種。偶発品種のみかんにオレンジが掛け合わされた説もあるが、実際食べたらオレンジ感はほぼない。だからみかんの偶発品種(枝変わり)なのではと思っている。発生が不明なほど昔から作られているが、現在は愛媛県で生産されるものがほとんどらしい。

昔に比べて味は抜群によくなっていると思う。といっても、今と昔は味覚が違うからなあと思うけれど。

最近の柑橘はどれもこれも甘い。甘くて大玉が主流だ。でも伊予柑は違う。甘いだけではなく、酸味もすごくいい。

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正直なところ、果物の甘さ合戦になれば柑橘なんてすぐ負ける。柑橘の中にも糖度が27度なんていうとんでもないヤツもいるが(不知火=デコポンなんかがそれ。そしてポンカン系も糖度は上がりやすい※技術が必要)、それ以外の柑橘、主に温州みかんは糖度が12度もあれば「甘いなー美味しいなー」と感じると思う。それに比べて柿や桃、葡萄なんかは糖度の塊のようなものだ。みかんの前に柿なんて食べたら、みかん酸っぱく感じちゃうと思うわよ。

話しを戻して。

最近の果物に関しては糖度が前面に押されるが、柑橘に関しては糖度があり、かつ酸もあって初めて成り立つ「美味しさ」こそが醍醐味だと思う。だから糖度だけでは柑橘の本当の美味しさには辿り着けない。どういうことかというと、糖度が15度あろうとも、酸が強ければ「酸っぱいが勝つ」ということ。逆に糖度が10度だろうと、酸が弱ければ「甘いが勝つ」ということ。

だけどここには落とし穴がある。柑橘の酸は時間と共に抜けてゆくのだ。その度合いというか、程度がみかんの品種によって異なる。例えば早生みかん。これは酸が抜けるのが早いのだけど、ただ甘いだけになる。これを私たちは「味ぼけ」という。酸っぱくはないが、甘いだけという状態。早生、中生のみかんが貯蔵向きではないのは、この味ぼけ状態になりやすいからだ。

最近は酸は好まれない傾向が強いので、多少の味ぼけでも酸っぱくないのがいい人には喜ばれるかもしれないけどね。でも個人的には「甘さと酸味のバランスがいい柑橘」が美味しいと感じるので、勧めるのなら味ぼけしてない状態なんだけどね。

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伊予柑の話が長くなった。ごめんね、伊予柑好きなんだ。

今年の伊予柑はとにかく色がいい、形がいい、数も多い。そう、数も多い。だから追われている。できれば12月中にあらあらの目処を立てたいがために、家族4人とも疲労困憊、満身創痍で挑んでいる。父と母は口角炎ができ、私と夫氏は身体中湿布だらけだよ。だけどね、なぜかしら。畑に行くと体が動く。もうこういう病気なのかな。

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明日は寒波が到来するらしい。だけど数日前までは20度近くまで気温が上がるような陽気だった。この気温差がきつい、しんどい、体力を奪われる。雪国の人から見れば「贅沢言ってんじゃねえよ!!」だろうけど、いやいやスタート時点は5度ぐらいで、昼前には20度って着るもので調整するのも無理があるってもんよ? 

日中の気温が20度近くまで上がりそうな朝、少々肌寒いけど動けば温まるし大丈夫かとシャツ1枚+ヤッケで仕事してたら、首からプチンみたいな音がして、突然左と下が向けなくなった。一瞬「ぎっくり首きたか!?」とビビったが、しばらく安静にして鎮痛剤を飲み、湿布を貼ったら動くようになった。良かった、本当に良かった。

首と名の付くところは冷やすなってことでネックウォーマーはしてたんだけど、シャツ1枚でびしょ濡れだったからよくなかったんだろうなあ。そう思って多少暑くてもトレーナーは着ることにした(でも汗が冷えてもよくないんだよなあ)。

12月も終盤になると疲労がやばい。だからこれくらいの時期に夫婦それぞれ(父と母、私と夫氏)が一泊二日で温泉にでも行って、疲れを癒す習慣を身につけたいものだ。

 

さて、うどんである。

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みかんのお礼にいただいた、坂出市日の出製麺所さんのうどんばかり食べている。これがまた、どう食っても美味しい。茹でるだけなのに美味しい。このチョイスをしてくれる夫氏の友人には感謝しかない。本当にこれが一番嬉しい。

うどんは大量の湯が必要だけど、むしろ大量の湯さえあれば美味しいものが食べられるなら楽なもんだ。ちなみに、1人前につき1.2リットルもあれば美味しく茹で上がるので、生麺のうどんを茹でるときは、どうか湯をケチらないでくださいね。

 

さ、明日は寒波の中の収穫だ。頑張ろう。