生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家4年目~

共感って大事だなあと思った話

 私、独り暮らしのころは朝風呂だったんですよね。なんでかって、夜はめんどくさくなっちゃうから。きちゃないままでいいと思ってパジャマに着替えて寝てました。でも一度夜に風呂に入ると、あらなにこれスッキリ気持ちいい! としばらくは夜風呂(しかも帰宅早々の早風呂)がクセになってました。

 昨日と今日のブログの更新頻度そんな感じ。

 さて、つい最近モヤっとしたこと。

 今のアルバイト先なんですが、たぶん私ある一人から少なくとも好かれてないようで、あまり上手にコミュニケーションが取れません。なので土日要員のはずなんですが、出勤しても2時間ほど(朝掃除の40分も含まれる)で帰宅してたんです。まぁ、生活費のために働いているわけではないので、2時間で上がってもいいのだけど、そもそも土日要員のはずだし、なんかこう違うみたいな気がしてならないと思っていました。

 そもそも出勤日が少ないので賞味30日出勤したかどうかぐらいのもんですが、件の土日の今までのパターンは一通りの準備のような作業が終わると「私できるんで、帰っていいです」と言われて帰るパターンでした。なにこれ斬新。私何かいけなかったかしらと思いつつ、翌週「これはこうしていいですか?」と質問したら「分からないなら帰っていいんで」。なにこれ新時代? ちょっと動揺してしまう感じ分かりますか。

 でね、それはもう先輩と上司に相談済みです。近々改善されると思われます。改善されなくても(今の)私は図太いんで大丈夫です。

 この絶妙なモヤモヤに「そうね、そりゃしんどいよね」と言ってほしくて友達に愚痴ったら「それってフツーじゃない? 最近は仕事を教えるのは仕事じゃないって思う人多いよ」と一蹴されてしまい、さらにモクモクしたんですよね。フツーか? オレがフツーじゃないのか?

 散々モクモクして行きついた先は、共感されないって心が不憫になる、ということでした。でもこの時点でまだ自分が不憫でならないので、話が通じそうな人に話して「ふぅ」と一息ついたんだけども。ええ、妹ちゃんね(生きててくれてありがと、妹!)。

 塩鯖は男性だから、あまりにも他人に興味がないからか、「いいじゃんほっとけば」タイプなのでここで共感を得ようとするのはスリル満点。

※10年前の私なら「共感なんて何の問題解決もしない、クソだカスだ、ケッペップッ」と言ってただろうなと思う。野郎に囲まれ過ぎて男脳にでもなっていたのか、いや今現在はそれも通り越したって感じかな。問題は解決したい、けれどそれは喫緊の課題ではないんだよね。喫緊のテーマは「私めっちゃモヤってる」を分かってほしいということ。そのうえで問題解決に取り組まないと、モヤが残って便秘になって不機嫌な毎日を送ることになる、ってことだ。

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 フーテンの寅さんの子供時代がドラマになってて、毎週土曜日ついつい見てしまう。朝ドラ総決算みたいなキャスティングだけど、何もかもが素晴らしい。

 特に今週のはとらちゃんが生みの母に会うっていうシーンがあって、そこはもう不器用な母の気持ちと、後ろめたさと嬉しさと苦しさがまじったとらちゃんの気持ちが分かって、本当にもうなんていうかさ(号泣)。その後、とらちゃんが父に殴りかかろうとしたシーンなんて、「父を憎む以外できないよな、生みの母も憎みたくないし、育ての母は大好きだし、でも自分のせいで大好きな人に苦労させてるって思ってるから、それを父のせいにしたくって憎むしかないんだよな。とら、お前はとことんまっすぐで優しい子だよ(号泣)」と長い講釈をたれながらジーンとしたりしている。

 フーテンの寅さんは私が幼いころによくテレビで放送されていて、こんなもんジジババの見るもんだと思っていた私だけども、いくつか見るうちに寅さんの魅了されて「やばい、このままでは水戸黄門が面白いジジババと同じになっちまう」と思ったものだけど、いやいや、面白いもんなんだって。でもあの頃の寅さんはただただだらしないだけの人に見えていたんだけど、今思えばあれほど人に優しくなれるってことは、小さいころから人の気持ちばかり(悪い言い方をすれば顔色ばかり)見てきたから、人の気持ちが分かるってことなんだと思う。そう考えたら、山田 洋次すげえ!!! と心から思った。

 浅草行ったことないんだよね。一度ぐらい行ってみてえな。