生きることは物語を作ること、をテーマに日々哲学するブログ

生きるとは自分の物語を創ること

日々のじだんだ ~見習いみかん農家二年目~

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お休みなので最近見たアニメ等々をまとめて記録していこうと思う。

まずはこれ。アマゾンプライムでアニメを見た。あまりにも評価が高いので期待していたが、期待以上のハードボイルドファンタジーだった。

あらすじはAmazonから

ギアーデ帝国が開発した完全自律無人戦闘機械〈レギオン〉の侵攻に対応すべく、その隣国であるサンマグノリア共和国が開発した無人戦闘機械〈ジャガーノート〉。だが、無人機とは名ばかりであり、そこには“人”として認められていない者たち--エイティシックス--が搭乗し、道具のように扱われていたのである。エイティシックスで編成された部隊〈スピアヘッド〉の隊長である少年・シンは、ただ死を待つような絶望的な戦場の中で、ある目的のために戦いを続けていた。そこに新たな指揮管制官〈ハンドラー〉として、共和国軍人のエリート・レーナが着任する。死と隣り合わせに最前線に立ち続けるエイティシックスの少年と、将来を嘱望されるエリートの才女。決して交わることがなかったはずのふたりが、激しい戦いの中で未来を見る--。

この物語には二人の主役がいると思っている。一人は建前上無人とされている戦闘機に登場しているシンと、選民意識の高い国の軍人レーナの二人。シンは国から人権を剥奪された人種だが、それを受け入れ戦場で生きている。レーナはサンマグノリア帝国の差別のありように最初から最後まで疑問を持ち、戦いを挑み続ける。

こうした物語の多くは憐憫や悲劇に終始しがちだと感じている。その方が手っ取り早くて簡単に泣けてそこそこ受けるからだ。でもこの物語は徹底的に悲劇から逃げない。正反対の立場にいる二人を出会わせ描くことによって、生きることってどんなことなのかを描ききっているように思った。

生きていたら楽しいことばかりではない。かといって、辛いことばかりでもない。けれど忘れられない悲しみや辛さや、絶望的な現状や、自分の無力さに打ちひしがれることは、今我々が生きているこの世界でも十分経験することだと思う。

そんな時、共に歩む誰かがいることや、自分の幸福を祈ってくれている誰かがいることが、とてつもない救いになるんだってことを教えてくれる。

私は性格的に突き抜けたポジティブでゴリ押しして前進することはできない。実に面倒で、実に情けなくなる。しかし彼らのようにもがき苦しみながら生きる姿を見せてもらえると、そういう生き方も悪くないんだなと思う。

もちろんこれはファンタジーの世界だから、容赦なく殺しにくる無人戦闘機を相手に、生きるか死ぬかの戦いなのだけどね。そして私の生きる現実はそこまでギリギリでもないんだけどね。

 

ともかく素晴らしい作品に出会えた。アニメーションも音楽も、何もかもが最高だった。制作してくださったみなさん、本当にありがとう。