カラマンダリンの収穫が始まった
いろいろまとめて更新しよう。まずカラマンダリンの収穫が始まった話題。カラマンダリンは別名:南津海(なつみ)とも呼ばれるらしい。どっちが別名化は分からない。けど、とにかくいろんなところで栽培されている品種の柑橘だ。生産量は愛媛県が一番多い。
昨今の流行りのオレンジ系の柑橘ではなく、バリバリ温州みかん系。でも、春に食べられるということが嬉しい品種だ。特徴は濃い甘さ。この濃さは温州みかんにはない。
カラマンダリンは父が力を入れている品種ということもあり、うちでの栽培量はかなり多め。昨日と今日で191キャリー。もちろんまだまだある。ゆえに収穫も、選別も、出荷も大変だ。だけどこれが終われば畑のみかんの実がゼロになる。
今の時期は始まったばかりなので、規格板でサイズを図りながら収穫する。といっても下の方で実っている実のみ。一本の木でも下と上で味が違うので、収穫時期を変えるのだ。この手間が大事。
ゼロになれば閑散期かというとそんなわけがない。むしろ閑散期いつだよって思うぐらいずっと忙しい。そう思うたびに、生き物を扱っている仕事なんだなと思う。むしろ、収穫期だけなら期間は短いと感じる。品種が多いから収穫が何度もあるだけで、愛媛県の南予地方や和歌山県のように温州みかんがびっくりするぐらいあるような地域から見れば比ではないだろう。ただ、ただただ、品種が多いのだ……(たぶん一軒の農家で対応している品種量は日本でも多い方だと思う)。
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少し前に剪定の傷跡処理をした。大きく枝を落とした場所は、そこから枯れこんだり病気になったりすることもあるため、消毒液や写真のような銀のシールを貼って保護する。
この日は父が一週間ほど前に剪定した後を保護して回ったので、一本一本確認する必要があり、まぁへとへとになった。なにせ段々畑が12段である。上から下に行くコースではあるが、降りてから気づくことなんてままある。上下運動がけっこうあったのでへっとへとである。
このように、地味な仕事がたくさんあるのだ柑橘栽培。むしろ派手な仕事は収穫ぐらいで、それ以外は全部が地味な仕事だ。でも、みかんは必ずその地味な仕事に応えてくれる。これが素晴らしいと思う。
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先日、香川に帰ってきた。塩鯖の病院である。今回の検査もオールクリアで薬も減量した。良かったなあ、ありがたいなあ。
香川に帰ったら必ずうどんを食べる。絶対だ。しかも昔住んでいた家のすぐ近くの行きつけのお店に行く。病院から近いこともあるのだけど、行きつけの味が一番いいのだ。
暑い日だったので冷かけを食べた。やっぱり美味しかった。冷凍のうどんにはない、しっかりとしたうどんの味がいい。そして出汁の美味しさもいい。香川のうどんは最高だ。
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今年は桜の開花が早かった。ちょうど1年前の4月、8日にこの島にきた。その頃がちょうど桜満開だった。それがどうだ、今年は一週間も早い。
そんな桜が満開な頃、ちびっ子3人が来た。おじさんが好きすぎてもはや襲撃だ。今回は2泊? 3泊? したそうだけど、最後の日は私たちが香川に帰っていたので、ばぁばお疲れ様でした。
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島に来て1年か。1年経過の記事も、どっかで書かなきゃなあ。